挿れる側の竜宮さん
「刀士郎さん、こっちこっち」
「んあ?」
寝室のベッドに腰掛ける私のもとへ、刀士郎さんが手招きされてやってくる。
私が膝を叩くと、その意図を察して私の膝枕で寝転がる。
刀士郎さんの頭の重みが心地よい。
「いい子いい子」
「ん……」
気持ち良さそうに目を細める刀士郎さん。
こんな無防備な姿を見られるのは、この世でただ一人私だけだ。
ああ、彼を永遠に独占していたい……!
「ユイ、頭撫でてくれんのは嬉しいけど、これだけじゃないんだろ?」
「もちろんです」
おっといけない、本来の目的を忘れるところでした。
「じゃじゃーん! 耳かき棒〜!」
「ドラ◯もんかよ」
「これで刀太くんの耳を綺麗にしてあげるよ、うふふふふ〜」
「それ違うキャラになってるから。魔法先生の孫になってるから。つーかダミ声上手ぇなオイ」
さすが刀士郎さん、ツッコミもキレッキレだ。好き。
「最近ご無沙汰だったでしょう? そろそろ溜まってると思うんですよね」
場合によってはアッチの意味に聞こえる言い回しだけど、私たちは毎晩スッキリしているので勘違いのしようがない。
刀士郎さんは天井および私の胸を数秒眺めて、
「そういや前に耳かきしてもらったの、いつだったか覚えてねえや」
と、とぼけた顔で言った。
今の表情すっごく可愛い、写メ撮りたかったな……!
でも生憎とスマホは手の届かない位置にある。
断念するしかない。
「んじゃ、よろしく頼む」
その代わり、甘えん坊な刀士郎さんを心ゆくまで堪能しよう。
私はなんのためらいもなく私のお腹側に向きを変えた刀士郎さんの頭をもう一度撫でる。
「眠くなったらそのまま眠っちゃってもいいですからね」
「んー」
ああんもうホント可愛い!
隙だらけで好きだらけ!
上手いこと言った、私!
「じっとしててくださいよー」
それはさておき、刀士郎さんのお耳を綺麗にお掃除しなくては。
私は慎重に耳かき棒を刀士郎さんの穴の中に挿れる。
「っ」
内側を優しくカリカリする。
「──、──ぁ」
硬い手応えがあったので、それを剥がすように耳かき棒を動かす。
「あ、ぅ」
くっ、手強い……!
もう少し強めじゃないとダメか……!
「っ、あぁ、あっ」
カリッ。
「あっ、ん!」
「よっしゃ、大物が取れました。ゲットだぜ!」
「ひ、人の耳垢をポ◯モンみたいに言うんじゃねえ……!」
「この調子でどんどんいきますよー」
私は獲物をあらかじめ広げておいたティッシュにリリースし、再び刀士郎さんの中を探索する。
「ひっ! ユイ、もうちょい優しく……」
「充分優しくしてますよ? 刀士郎さんが敏感なだけです。我慢してください」
「ンなこと言ったって、ひぁ!?」
「ふふっ、普段は挿れる側なのに挿れられた途端これですもんね。なっさけなーい。女の子みたいな喘ぎ声出ちゃってますよー?」
「テメェよくも、んっ、ぁ!」
「ほら、またおっきいのが取れました。やっぱり溜まってたんですねぇ」
「もういい、もういいからやめにしよう、な? な? んむっ」
私は前屈みになり、おっぱいで刀士郎さんの口を塞いだ。
「つ・づ・き、やりますよ?」
「……ふぁい」
こんな感じで、私は刀士郎さんのお耳に巣食っていた魔物を駆逐し尽くした。
その後、仕返しと称して一晩中喘がされたことは言うまでもない。
いつにも増して激しくて、すごく気持ちよかった。




