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手紙  作者: ニシマコト
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私は今日手紙を書く事にしました

一度手紙を書こうと思う


幼い頃、よく一緒に遊んでいた幼馴染

小中高とほぼ毎日顔を合わし

喜怒哀楽の豊かな子


仕事を持つようになってから

徐々に距離を置くようになった

次第に会う事もなくなり

自分の方から突き放すように、離れていった

笑顔も泣き声も、わずらわしく思い始めていた


おさない頃、よく笑い、よく泣く

僕とは違う、感情表現の豊かな子


会わなくなってから数年がたち

存在も忘れかけていた

忘れようとした


きっかけが何だったのか

いつごろだったかも思い出せないが

もう一度、会いたくなった


走り疲れ、歩き方も立ち止まり方も忘れ

ただ毎日、家に帰って眠る事だけを願っていた自分


同じ流れの中で、自分がなく

まわりの景色が時間が、通り過ぎる

空洞で無気力で、何かが足りない

何が足りないかも、わからない


だから会いたくなったのか

何がたりないのかを、幼馴染は知っている

ただ、そう思った


いまさらな気もする

自分の都合だけの気もする


それでも君にもう一度会いたい

何が足りなくて何が必要なのかを


僕は知りたい、確かめたい

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