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第6話 呑気な日曜日
友人たちと会った翌日。
わたしは10時近くに目を覚まし、ベッドのなかでゴロゴロしていた。
「何を書こうかなぁ……」
昨日の話を思い出しながら、わたしは小説の内容を考えていた。
「ん~……そういえば、最近の小説って読んでないな? アニメ化されたほうは見てるから、お気に入りのアニメの原作から読むか……あ、でもアレは異世界ファンタジーか。美香たちには異世界恋愛ファンタジーを勧められたんだった。そっちはあんまり見てないかも……」
「明日香~。ご飯食べないの? このままだとお昼ご飯になっちゃうわよ~」
母がわたしを呼ぶ声がする。
わたしの部屋は2階にあるため、上がってきてまで声をかけられることは少ない。
「今行く~」
わたしは大声で答えて、ベッドの上で上半身を起こした。
仕事はしているものの、基本、学生時代とさして変わらない生活をしている。
この状況はマズイんじゃ? という自覚はあるが、誰も直接指摘してくることはない。
それがオトナというものである。
「本気で何とかしなきゃダメだろう」
わたしは1人小さく呟いて、もぞもぞとベッドから下りた。




