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第43話 再び書籍化のお誘い
新作が好調である。
読まれるのは気分が良い。
しかもお小遣いも手に入る。
わたしはウハウハ笑いながら投稿サイトのランキングを眺めていた。
ランキングのチェックは基本、朝昼晩に行う。
ちなみに不調な時には、晩は見ない。
当然である。
寝つきが悪くなったら社会人として困るからだ。
わたしは気楽な何でも屋の事務員で残業は少ないが、気楽にやるにはそれなりの工夫も必要なのである。
だが今回は好調だ。
当然のようにチェックは朝昼晩である。
なんだったら間の休憩時間にもチェックを入れてニマニマしていた。
当然である。
好調なのだから。
そんなご機嫌なわたしのもとへ、メールが届いた。
「書籍化のお誘い?」
二度目だ。
二度目の誘惑が来た!
わたしは風呂上りのホコホコした状態で、ニマニマしながら考える。
誘惑に乗るのは決定事項だ。
二度目の挑戦には、どんな結果が待っているのだろうか。
口座に入ってくるお金以上のご褒美ってあるのかな?
「どんな出版社さんか分からないけど……答えはイエスで!」
こうしてわたしは安易に二度目の書籍化を決めたのである。




