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【小説】web小説で25万円稼ぐには  作者: 天田 れおぽん @初書籍発売中


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第18話 平常心……な、わけないじゃん!

「お……お……うおっ?」


 翌朝。

 わたしはウキウキ気分で投稿サイトをチェックした。

 スマホの電源を入れて、すぐに見られるのが携帯電話の良いところだよね。


 ……嘘を吐きました。


 わたしの携帯電話は微妙に古いから動作が遅い。

 推しを見るために最新機種派もいるとは思うが、わたしは1個でも多くぬいゲット、1回でも多くガチャの派閥です。


「ホントだぁ。なんか数字が表示されているぅ~。えーと……」


 なんと。

 わたしの公開した小説はどんどん読まれ、ブクマされ、コメントが入り、ポイントがガンガンついていた。


「でもポイントはお金の金額じゃなくて……。ポイントが金額だったら、一気にお金持ちになれちゃうのにね。ハハッ。えーと、金額は……え? これが金額? え⁉ 三桁あるよ⁉」


 執筆に時間がかかるとはいえ、趣味で小説を書いていた身としては、お金になるということのほうが驚きだ。


「うっわ。小説でお金を稼ぐって、文豪でないと無理だと思ってたー。すごぉーい。えー。すごぉーい」


 わたしは感動していた。

 そして興奮もしていた。


 平常心が行方不明になっても致し方ありません。


 嘘です。

 まっとうな社会人なら、そこで平常心の尻尾の先くらいはひっつかんでおくものです。


「明日香~? 朝ご飯で来てるわよぉ~? 早くしないと遅刻しちゃうよ?」

「はーい。今行くー」


 ただでさえ忙しい朝。

 のんきに感動している場合ではなかった。

 勤め人はどんなに嬉しいことがあろうとも、素知らぬ顔をして出社しなければならないのだ。


 これかー。

 公開する日は選べって、これかー。

 いや、多分、違うけど、今のわたしにはお休みが必要です。


 わたしはバタバタと音を立てて階段を降りると、母の作った朝食を食べ、余裕でトイレを済ませてきた父をなんとなくにらんで、慌てて身支度を整えると出社したのである。

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