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違和感

作者: 雉白書屋
掲載日:2023/09/08

 ……朝、目覚めた俺は何かがおかしいことに気がついた。

 これは寝起きだからではない。

 何かが確実に変だ。そう、どこか気持ち悪いのだ。

 この誰かに覗かれているような感覚……

まさか実際に覗き行為が、いや盗撮、それとも泥棒だろうか。

 しかし、部屋が荒らされた形跡は今のところ……ああ、見られない。

 昨夜と変わらない。だがなんだ、この違和感は消えるどころか増すばかりではないか。

やはり何か盗まれたのかもしれない。可能性はある。集中すれば気づけるはずだ。

ワンルームのアパートだ。ああ、きっとすぐにわかる。

 俺は深呼吸し冷静に、注意深く見ることにした。

 

 ソファーの上にクッションはちゃんと二つある。落ちていない。

 ローテーブルの上に水が入ったグラスとマグカップ。

 マグカップの方にはコーヒー。これは昨夜の飲みかけだ。

 ハンガーラックに掛かっている洋服も変化はない。

 ジャケットが二着。ワイシャツが四着。

右横には帽子。左横には鞄。これも変化なしだ。

 窓際に置いてあるサンセベリアも向きが変わっているとかはない。そのままだ。

 テレビボードの上の小物入れの中には財布と鍵。

そうだ、財布の中は……無事だ。二万四千円。

泥棒ならきっと盗んでいただろう。ではただの気のせいだったのか?

 しかし……と、もうこんな時間か。八時五分だ。会社に行く支度をしなければ。

 ただの杞憂だった。そう思うしかないか……。









 ……朝、目覚めた俺は何かがおかしいことに気がついた。

 これは寝起きだからではない。

 何かが確実に変だ。そう、どこか気持ち悪いのだ。

 この誰かに覗かれているような感覚……

まさか実際に覗き行為が、いや盗撮、それとも泥棒だろうか。

 しかし、部屋が荒らされた形跡は今のところ……ああ、見られない。

 昨夜と変わらない。だがなんだ、この違和感は消えるどころか増すばかりではないか。

やはり何か盗まれたのかもしれない。可能性はある。集中すれば気づけるはずだ。

ワンルームのアパートだ。ああ、きっとすぐにわかる。

 俺は深呼吸し冷静に、注意深く見ることにした。


 ソファーの上にクッションはちゃんと三つある。落ちていない。

 ローテーブルの上に水が入ったグラスとマグカップ。

 マグカップの方には紅茶。これは昨夜の飲みかけだ。

 ハンガーラックに掛かっている洋服も変化はない。

 ジャケットが二着。ワイシャツが三着。

左横には帽子。右横には鞄。これも変化なしだ。

 窓際に置いてあるサンスベリアも向きが変わっているとかはない。そのままだ。

 テレビボードの上の小物入れの中には財布と鍵。

そうだ、財布の中は……無事だ。二万二千円。

泥棒ならきっと盗んでいただろう。ではただの気のせいだったのか?

 しかし……と、もうこんな時間か。八時三分だ。会社に行く支度をしなければ。

 ただの杞憂だった。そう思うしかないか……。







 ……朝、目覚めた俺は何かがおかしいことに……いや、なんだ? 既視感が……。

 まさか、ループしているのか? いやいや、そんな馬鹿な……。

だが、やはり妙な感じだ。見られているような……。

 じっくりと、ねっとりと……。

 一体、なんなんだこれは。

 そうだ、やはり見られている!

 ああああ! 気がおかしくなりそうだ!

 見るな、何も見るな! あああああああぁぁぁぁ!






 二つのぶんしょうには、ちがうところが八つあるよ。 さがしてみてね☆

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