鞍を作れ、る…?
(町に入るのにお金取られた…)
残り僅かなお金がさらに小さくなった財布を大事に懐にしまい、背負った包みを揺らすように抱え直す。
町に入った途端、小さな体に大きな荷物を持った私は注目されたが、すぐにどうでもよくなったのか視線がずれた。
それもそのはず。この町、とんでもない交易都市だった。
人種も違えば着ている服装も様々。
西と東の言葉が飛び交い、道行く人たちの中にも私のように大荷物を抱えている人がいる。
空から見た時はモンロニアに似た建物が多いように感じたが、実際に道を歩くと煉瓦造りの建物も多く、まさしく『東西の中継地点』といったところだ。
今向かっているのは何でも取り扱っているという商会だ。
門のところにいた衛兵に、肉を売れる場所はないかと質問すれば怪訝な顔をされたがあっさり教えられた。
目的地の途中にある果物や野菜を売っている露店に、ちょっとお高めの雰囲気を感じる雑貨屋にと、後で行く場所に目星を付けつつ、教えられた通りに進んでいく。
何度か私を見て声を潜める人たちもいたが、絡まれたり道を阻まれたりということがないためとても歩きやすい。
(普通の人ならなんでもない普通のことがこんなにありがたいなんて)
思わずしみじみしていると、他の建物より一際大きく、真っ白な3階建ての建物が目に入った。
「白い3階建ての建物…ここかな」
入り口へと続く数段の階段を上がれば、中から一人の女性が出てきた。
薄い白地の西の上衣に、べすと、という黒い袖なしの上着を重ね、すかーと、と呼ばれているはずの黒く長い下衣をまとっている。
明るい茶髪がすっきりまとめ上げられていて、優秀そうな女の人、という感じだ。
ここで働いている人だろうか。
髪と同じく茶色の目が私を見て一瞬見開かれた後、すぐに笑顔になる。
「いらっしゃいませ。どのようなご用件でしょうか?」
明るい色を持つ人たちは西の出身であるはずなのに私にも分かる東の言葉を流暢に話し出した。
やはり商会で働いている人らしい。
言葉が通じたことに安心し、会釈をして肉を売りたい旨を伝えれば、私の背中にある包みに視線が集中した。
中身を知りたいんだろうか。
「草原にいた魔獣の肉…です。あと角も」
「草原にいた…角…もしかしてグラスボアでしょうか?」
「えっと…赤い目の、角に薬効があるとか…すみません、名前が分からなくて」
「ではグラスボアですね!解体はお済みですか?」
「はい」
あの魔獣はグラスボアというらしい。
手をぽんと叩いて喜ぶ女の人は、ではこちらへ、と先導しながら建物の中に入っていく。
(グラスって食器の名前じゃなかったっけ)
西の呼び方なのかもしれないと気を取り直して、そっと建物の中に足を踏み入れた。
中に入ったそこは大広間と仕事場を兼ねているようで、思ったより人がいる。
ざわざわとした音が響き、うるさくはないけれど大勢の人が何かしらの取引だったり相談だったりをしているようだった。
思わず口布を当て直し、女の人について行く。
受付なんだろう。細長い机の向こう側に入った女の人は、その机の上に真新しい布を広げるとこの上に荷物を置くように言ってきた。
自分で持っていた時はそんなに重くなかったのだが、肉の包みも角の入った鞄も、机に乗せると思ったより大きな音が立って肩が跳ねる。
どん!という音に広間の中が静まりかえった。
「…すみません」
「い、いえ!重かったでしょう?大丈夫?」
「平気、です」
子どもの私が持つには重い音がしたからだろう。気遣ってくれる女の人はさっきまでの取って付けたような笑顔ではなく、生暖かい眼差しで見てくる。
口調も敬語がなくなって子どもに話しかけるようなものに変わった。
それが居心地悪くて包みを押し出せば、何かの書類を手に、包みを広げるようお願いされた。
広げた途端、血の匂いの薄い上質な肉が現れる。
「まあ、とても新鮮ね!それにこんなにたくさん!」
「二頭分、あります」
「…二頭分?あなたが?」
「、?変ですか?」
肉を見た途端、輝いた目をした女の人は怪訝な顔をしながらも否定の首を振り、じっくりと検分していく。
幾度か頷いて書類に書き込み、次は角を眺めた。
目が上に下に動く度に輝いていくのでひょっとしたら良い値が付くかもしれないと期待する。
「うん、…うん!この角も素晴らしいわ!今まで見たことがないぐらい立派!あなたが狩ったの?」
「あー…兄が、狩りました」
「そうなの?お兄さんはどちらに?」
「ええっと…疲れたから宿で休んでるって」
「ああ、なるほど。大変ね。私も兄がいるんだけどいつも振り回されてて」
嘘は言っていない、嘘は。私が狩っていないのは事実だ。
ズメイだって相棒であり兄のようなもの、だって年上だし。
嘘はついていないと自分に言い聞かせていると、女の人がお兄さんの愚痴を言いながらどんどん書類に書き込んでいく。
「良い商品をありがとう。この紙をあっちで渡せば、支払われるわ」
「ありがとうございます。…あの」
「どうかした?」
女の人から渡された紙を見たのだ。問題は書かれている内容だ。
文字は、読める。モンロニアの文字と同じだ。
けれど通貨の単位が違う。たぶんこれは西の方の通貨だ。
「この金額って、この町だとどれぐらいになるでしょうか」
「!…ああ、ごめんなさい、違うの。そうよね、東の方から来たら分からないわよね」
素直に聞いてみた所、通貨の違いに驚いた女の人は、眉をひそめた私を見て慌てて単位を教えられた。
そうして分かったのは、この金額はこの町で1ヶ月暮らせるほどの額ということ。
魔獣狩りが人気な理由が分かった。
命の危険があっても、これほど稼げるなら命だって賭ける。
最後に声を小さくして耳打ちされたのは、一人で大金を持っているのは危険だから早くどこかに隠してしまいなさい、ということだった。
「教えていただき、ありがとうございました」
「気をつけてね。この町は衛兵が多いけど、人が多い分、物盗りも多いから」
「はい。失礼します」
机越しにお辞儀をして、案内された方へ向かう。
後ろでぽつりと『礼儀正しい子ね…』と呟いた声は、聞き逃したくない嬉しい言葉だった。
換金の手続き中に、一悶着あったが最初の女の人に助けられて無事に終わった。
私が文字は読めないだろうと侮った換金係の人が、金額をごまかそうとしたのだ。
けれど私は文字が読める。そこで言い争いになりかけたが、無事に終わって良かった。
(口ごもらず話せたぞ、ズメイ…!)
口調だけでもズメイのように話していれば大人はたじろいだ。
見た目は子どもでも強く見せることの重要さを身を以て体験し、胸をなで下ろしながら商会の建物を出る。
後は竜用の鞍と装飾品を探し、食料を調達するだけだ。
(鞍はともかく…先に食料…香辛料と、塩と、あと新しい毛布)
今後も解体した時のために必要だろうし、大きめの風呂敷なんかあっても良いかもしれない。
食料は露店で買うとして、装飾品はどこだろう。
そっと口布がずれていないか確認し、軽くなった背をまっすぐにして通りに躍り出た。
さっき通ってきた場所以外にも、露店が出ている通りは多い。
色鮮やかな通りとごった返す人に目移りしながら、目的のものとおぼしき物を買い集めていく。
女の人曰く、大金はすぐ隠せと言われたがこの分だと使い切ってしまった方が安全かもしれない。
もし別の町に寄ることになっても、ズメイが狩った魔獣を持ち込めばお金には困らないし。
計画が決まったところで装飾品のある店を探す。
明らかに桁が違うと思われる店構えは避け、こじんまりした店や露店を巡ることしばらく。
露店の一つに、目を惹くものがあった。
長い革紐の端っこに琥珀色の宝石が一つ。べると、と呼ばれるものだったろうか。
モンロニアでは終ぞ見なかった装飾品だ。
男性がつけるものだというが、こんな長いものをどこにつけるんだろう。
「お嬢ちゃん、それが気になるかい?」
「えっ、あ、うん。…これはどうやって使うんだ?」
「ああ、東の方から来たのか。じゃあ知らないのも無理はない」
これはな、と実際に手に取ったお店の男性は、手にべるとをひっかけて宝石のある端っこをもう片方の端にならんでいる穴の一つにひっかけた。
腰に巻いて、ずぼん、という下衣がずれないように締め付けるものらしい。
服の上から巻いて剣帯代わりにする人もいるんだとか。
なるほど、腰帯。
納得して何度も頷けば、先端についている宝石について説明してくれた。
「この石はファイアーオパールっていってな。まあ、お貴族様たちは滅多に付けないんだが、騎士や兵士からは人気な石なんだよ。生命力が強化されるって言い伝えがあるから」
「へえ…」
「嬢ちゃんが好みそうな宝石言葉なら『情熱』とか『魂の喜び』…にはちょっと早いか」
(…魂の喜び)
人の良さそうな顔で笑うお店の人から視線を腰帯に移し、じっとその石を見つめる。
少し色は濃いが、ズメイの目と似た輝きだ。
夢見る金銀財宝ではないけれど、良い物のような気がした。
「それ、いくら?」
「こいつでいいのか?ネックレスや指輪なんかもあるが」
「それがいい」
「…嬢ちゃんみたいな年に珍しいな。誰かにあげるのかい?」
「、兄に」
ここでも商会で使った設定を使わせていただく。
兄と聞いて納得したのか、偉いな、なんて頭を撫でてきた。
その時に乱れた横髪から欠けた右耳を見つけたお店の人は、朗らかな笑顔から一気に眉間に皺を作る。
(これは売ってもらえない時の、!)
最初の村でもこうやって表情が曇ると売ってもらえなかった。
ここもダメか、と諦め立ち上がると、慌てて声がかかって並んでいる商品の一つを差し出される。
腰帯と同じ石だが小さいそれがはめ込まれたそれは銀で出来ており、どこかに引っかけるのか爪の半分ぐらいの幅で隙間を開け輪を描いていた。
「イヤーカフっていうんだが、これをつけてたら耳を隠さず済むぞ」
「!」
「アクセサリーは着飾るだけのものじゃないからな」
さっきと同じようににっこり笑ったお店の人は、いやーかふと腰帯を合せて買ってくれたら割引をしようと持ちかけてくる。
少し考えたが、空を飛んでも外れなさそうな装飾品だったので、ありがたく二つ購入した。
付け方の分からない私を見かねてお店の人がつけてくれる。
ひやりと感じたのは金属の冷たさ。後に残ったのはじんわりとした人の温もり。
「似合ってるぞ、嬢ちゃん」
「…ありがとう」
「良いってことよ」
また会えるか分からないけれど、また会えた時には違うものを買おう。
そう決めて露店を離れれば、違うお客さんがついたのかお店の人の明るい声が届く。
買った腰帯を胸に抱き、軽い足取りで最後の目的を探す。
鞍だ。それも竜用の。
露店や大通りにはないだろうと踏んで、魔獣狩りが使う武器屋や鍛冶屋が揃っているという通りに向かう。
その通りは、大通りとは違って少しばかり剣呑な雰囲気がした。
明らかに子どもが立ち入らなさそうな場所である。
小さく喉を鳴らしてゆっくりと店を見て回る。
剣が重なった看板は武器屋。トンカチが飾られている店は鍛冶屋。
罠が飾られている店はたぶん狩人向けの何か。
どこも鞍なんて扱っておらず、ようやく見つけた鞍も馬用で、到底ズメイには使えない。
(やっぱり特注かな…)
作ってもらうにも、知り合いの鍛冶師なんていない。
そもそも特注するにはズメイと会ってもらう必要がある。
この辺りはどうか分からないが、きっと竜は危険な魔獣の分類だ。
直接会って、私たちが無事な確率も、他の人に話を広めない保証もない。
(どうしようかな…ん?)
職人たちが集まる通りの途中にある長椅子に座っていると、一本外れた通りの方から怒鳴り声が聞こえる。
他の人には聞こえていないのか声のする方に向かって顔を向けたり、足を止めたりする人はいない。
よく聞こえるようになった私の耳にだけ聞こえているようだった。
「―――の野郎!高い金を――作れねえって言うのか!」
「じゃから―――じゃろうが!――の、、、なんて作れ、――あるか!」
途切れ途切れで聞こえないが、依頼主がお金を払うと言っているのに、何かの職人が断っている様子。
それで怒鳴り合いになるなんて、よっぽど大事な何かなんだろうな、と声から離れるべく立ち上がった時、職人とおぼしき声が怒鳴り声より大きく叫んだ。
「ドラゴンを捕まえる罠なんぞ作れるか!わしはドラゴンに恩があるんじゃ!」
どらごん。西の方の言葉で、竜を意味する。
思わず声のした方を振り返り、小走りで近づいていく。
竜に恩があるという職人。竜を狩ろうとしている依頼主。
その取引が成立しないならば、もしかして作ってもらえるんじゃないかと思うのだ。
「あんたの腕は一流だって聞いた!わざわざこんな遠くまで来たってのに手ぶらで帰れってか!?」
「そうじゃ!さっさと帰れ!」
「この、くそじじい!良いから罠を作れ!」
「断る!」
細い路地の中にも店があるようで、大小様々な看板が建物に下がっている。
その中の一つ、トンカチと蹄鉄の看板のある入り口から中を伺うと、怒鳴り声の主たちがまだ言い争っていた。
何が何でも作らせたい依頼主らしき人物は、身綺麗な格好をしており金色の短い髪の男の人。
その男の人が職人に渡そうとしているらしい袋はお金だろうか。
ごつごつと細かい突起が中から袋の形を変えている。
対する職人は、ここからでは見えない。暗くて見えないのかと思ったがそうじゃなかった。
背が低いのだ。きっと私よりも。
依頼主と重なっているのでよく見えないが、背が低くとも依頼主の男の人より年配なのが声の質で分かる。
じっと伺っていると、ついにトンカチを振りかぶってきた職人に負けた依頼主が店の入り口までやってきた。
慌てて店と店の間にある暗がりに身を隠す。
「損したな、じじい!こんな大金一生かけても手に入らないんだからな!」
「ふん!ドラゴンを捕まえようなんざしたくもないわい!さっさと失せろ!」
がちゃん!と何かが割れる音がしたと同時に、悪態をつきながら依頼主の男の人が走り去る音がした。
手に持っていたトンカチで何か壊れたらしい。
静まりかえった路地から顔を出し、さっきの店を伺う。
職人はまだ店内にいてくれた。
横を向いているが、耳まで真っ赤になった顔には今まで見たことがないほど豊かな髭があり、髭を一つの三つ編みにしている。
何より一番驚いたのは、私より背が低いのに腕も足もとても太いことだ。
小人と言えば聞こえは良いが、小さい大人と言って差し支えない。
髭のせいで年齢が分からないが、おじいさんと呼べる年のような気も、する。
「誰じゃ!」
そうっと伺っていたはずだがバレたようで、かっと見開いた両目が私を射貫いた。
思わず肩を震わせれば、私の姿を見て急にオロオロし始める。
「なんじゃ子どもか。珍しいのう、こんな店に子どもなんて。怒鳴って悪かった、ちょいと嫌な客に会ってな、いやあんな奴は客でもなんでもない…!」
自分で言っておきながら『客』と表したのすら腹立たしいらしい。
さっきより顔をどす赤黒くさせる職人は、まだ気が収まらないのか木の床を何度も踏みつける。
店内に入る勇気はまだないが、話しかけるのは今しかないと思った。
あの、と辿々しく声をかければ、職人は『まだいたのか』と目を丸くさせつつこっちに近づいてくる。
「誰かのお使いか?」
「いえ、あの…作って、欲しいものがあって…」
「作って欲しいもの?…まさかお前もドラゴンの罠を…?」
怒鳴り声の会話を聞かれたと分かっている職人は、ゆらりと肩から背中から怒りの気配を滲ませながら、どこからか取り出したトンカチを手にした。
それを手の中で弄びながら、私の前に立ちはだかる。
下から見上げているというのに、見下ろされている気分がして声が出てこない。
が、盛大な勘違いをされていることに気づき、必死で首を振る。
「ち、違います!」
「じゃあなんじゃ!子どもが欲しがるようなもん、わしは作らんぞ!」
「ひっ、あ、ああ、あの、」
「はっきり喋らんか!わしは今、虫の居所が「鞍を!」…鞍?」
もう一歩も離れていない距離になってしまって、その腕がいつ振り回されるか分からない怖さに思わず叫べば、きょとんとした職人さんはトンカチを腰に仕舞って店の奥に向かう。
ずりずりと椅子を持ってきた職人さんは、そこに座るよう促した。
恐る恐る店内に入って背負っている荷物を床に置き、椅子に腰を下ろす。
「鞍ならはよう言わんか。その荷物なら商人の奉公人か?子ども用の鞍なんて少ないからの。どれ、大きさを測ってみよう」
「ええっと、鞍は鞍なんですけど、あの」
「なんじゃ、もごもごしおって」
「あなたは…竜に、恩があるって…」
「ああ。ある。じゃが鞍を作るには関係ないじゃろ?そうじゃ、馬はどんなだ?子馬か?大人の馬か」
「いえ、ええっと、その…」
さっき怒鳴り合っていた雰囲気が出たり消えたりしている。
ああやっぱり今じゃなかったかもしれない。話しかけるの。
ポケットから紐を取り出した職人さんは、口布の下で口ごもる私に苛立ってきたらしく、髭と同じく立派な眉毛の先をぴくぴく震わせ始めた。
「…その話し方をやめんか!そんなにわしが怖いか!?」
「こ、怖くないです!」
唾が飛んできそうな勢いで詰め寄られ、腰が引ける。
腰が引けたついでに椅子が倒れ、座っていた私も背中から床に転げ落ちた。
それでも手を差し伸べようとしないあたり、職人さんはかなり気が立っている。
床に手をつく私の前で、今度こそ仁王立ちした職人さんは、腕を組んで胸を張った。
「じゃあさっさと話せ!馬は子馬か!?大人か!?」
その問いに、咄嗟でついた誤魔化しが効かないなんて明白で。
覚悟を決める。
嘘だと思われても構わない。信じてくれたら嬉しいな、ぐらいの希望を持って、職人さんの圧に縮こまった喉を震わせた。
「り…」
「り?」
「竜に…ドラゴンに、乗ります…」
静寂。
どれほどの時間静寂だっただろう。
店のどこかにある置き時計がちっちっちっちっと音を立て続け、それが30回を越えた時、がっしと私の肩は職人さんのごつい両手に掴まれた。
あまりな詰め寄り方に、信じてもらえたか分からない。
分からないけれど、思わず小さく悲鳴を上げてしまう。
「お前さんにぴったりの鞍を作ってやる!代わりにドラゴンに、お前さんの相棒に会わせろ!」
今度こそ、私の顔に唾が飛んだ。
ファンタジーものの鍛冶師っていったらドワーフですよね!
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とても励みにさせていただいています。
不定期更新で申し訳ないですが、
必ず最後まで書き切りますのでどうぞよろしくお願いします。