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「耳より近く感じたい1~3」 ~ボクの命がたとえ繋がってたとしても、キミと出逢う為に生かされたと信じる~  作者: 有澄 奏
season1 ~孤独の闇の中ボクは怯えて震えてた、キミに出逢ってからボクは変わり始めた~
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1-3-4 久しぶりの配信

1-3-4 久しぶりの配信 耳より近く感じたい


ーー6月最後の金曜日、夜

 音波は、自分の部屋で大好きなバンドの配信が始まるのを待っている。


 中学2年の時に、ネットサーフィンをしていて、偶然目に止まった動画を再生したのが、ファンになったきっかけだった。


 バンド名は DOSE.(ドース)

 メンバーの頭文字をとって付けたらしい。

 メンバーが高校生の時に結成して以降、不定期にカバー曲やオリジナル曲の動画をアップし、これまた不定期だが、SNSで活動状況を発信しているのだ。

 現在は、大学生になっている。

 これまでに高校の学園祭等でライブをしたことはあるが、音波は見に行けていない。


 今日は、久しぶりの配信である。

 音だけで映像はない。


 前回以降の様子が聞けるので、音波はワクワクしている。


ガガー、♪〜♬、

ダイチ

『は〜い皆さんこんばんはー。

 今夜は、重大発表があります。

 短時間ですが、最後まで聞いてって頂戴!』


 音波はドキリとした。

(重大発表って何だろう)


ダイチ

『はい、改めまして こんばんわ。

 Dディー Oオー Sエス Eイー ドースです。

 今日は、ボーカルのダイチと、ギターのオサムが担当します。

 僕達、高校を卒業して、4月に大学生となったわけですね、はい。

 で、高校のときにカバーも一杯やりまして、オリジナルも結構増えました。

 そこで、なんと、8月に開催される大学合同軽音祭に、出演することが決まりました!

 わーい、パチパチパチ』


オサム

『念願の軽音祭で皆んなに会うことが出来るぜぃ!』


ダイチ

『僕達、3年間、コツコツと活動してきた訳ですが、閲覧もジワジワ増えてます。

 ハートも沢山頂いて、ちょっとは認知されてきたかな?』


オサム

『みんな、ありがとうだぜぃ!』


ダイチ

『で、ですね、皆さんに二つ、お願いがあります。

 まずひとつ目は、当日、演奏する曲を5曲、決めて貰おうかな、と思っております。』


オサム

『選考方法は?』


ダイチ

『はい、僕達のSNSアカウントにて、リストアップしたオリジナル曲を載せるので、その中から選んで下さると嬉しいです。

 ハートが多い5曲を演奏します。』


オサム

『募集期間は?』


ダイチ

『はい、練習というか、復習期間も欲しいので、放送終了後から7月7日の23:59締め切りとさせていただきます。』


オサム

『みんな、宜しく頼むぜぃ!』


ダイチ

『当日は、選曲によって、サポートメンバーとチェンジすることもあります。

 皆さん、よく聴き直して選んで下さい!

 そして、二つ目のお願いですが、僕達、グッズを作りました!』


オサム

『なんと!』


ダイチ

『メンバー一人ずつと、4人が集合したフォトカード、ハンドタオルを、祭りの運営と活動資金のため、当日販売するんですけど、期間限定で先行販売します。』


オサム

『会場でタオル振って、盛り上げようぜぃ!』


ダイチ

『僕達を応援してくれてる人達を、ステージから見つけることができるので、是非アピールして下さい。』


オサム

『購入方法は?』


ダイチ

『はい、詳しい内容は、僕達のアカウントにリンクを貼ってますので、専用サイトに移動して購入してくれると嬉しいです。』


オサム

『グッズ買って応援してくれぃ』


ダイチ

『ではでは、ここで、一番最初に作った曲を振り返って聴いてみましょうか。』


オサム

『恥ずかしいな、確か一発撮りだったよな。』


ダイチ

『恥ずかしくても良いのです。

 僕達の歴史ですから。

 それでは聴いて下さい、Blue…』


 音波は思い出した。

 兄が久しぶりに家に帰ってきたときに選ばされた写真。


 もしかして、私が選んだ写真が採用されたのだろうか?


 兄から貰ったクリアファイルを引っ張り出し、写真をベッドの上に広げる。

 音波は、5人写っている写真を手に取り考える。


「この後ろ姿の人が、サポートメンバーなのかな?」


 今まで聴くだけだったのが、8月には実際に動いているメンバーの姿を見れると思うと、音波の心は踊った。


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有澄 奏 mimichika Project「耳より近く感じたい」小説補完用個人Webサイト  https://uzumi-sou.amebaownd.com/
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