4 氷結都市のダンジョン、ラスボス戦1
「こいつがダンジョンのラスボスか」
二体目の中ボスと同じくアンデッド系のようだ。
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名 前:骸骨竜スケルドラゴン
種 族:アンデッド
レベル:811
体 力:733/733
魔 力:5100/5100
攻撃力:2220
防御力:327
呪 文:【デッドブレス】【竜牙兵士生成】
――――――――――――――――
鑑定結果はこれだ。
見た目通り、耐久力はなさそうだけど魔力が高いのか――。
と、
おおっ……!
スケルドラゴンが口を開き、数本の牙を放った。
「ちっ!」
俺は魔剣でそれらを弾く。
地面に牙が落ち――。
ずずずずっ……!
次の瞬間、それらの牙が骸骨兵士へと変化する!
「なんだ、これ……!?」
「竜牙兵士よ。気を付けて!」
カチュアが叫んだ。
「普通のスケルトンより、はるかに強いわよ」
俺は魔剣を振るい、骸骨兵士を斬り伏せる。
グラントたちも協力し、なんとかすべて撃破する。
と、
おおっ……!
スケルドラゴンがふたたび牙を数本吐き出した。
そいつらが地面に落ち、骸骨兵士に変化する。
「……もしかして、この流れを延々と繰り返すのか?」
骸骨兵士は強くないけど、だからといって滅茶苦茶弱いわけじゃない。
連戦が続くと、俺たちの体力がすり減って、やがては押し切られる――。
「このままだと、延々と増え続けるな……」
「スケルドラゴンの兵士生成術は無限に使えるわけじゃない。一定の間隔でしか生み出せないのよ」
カチュアが説明した。
「じゃあ、その感覚を上回る速度で骸骨兵士を倒せばいいわけか。ある程度倒して数を減らしたところで本体を叩く――」
「エキサイティングな作戦ね。いいと思うわよ」
と、カチュア。
「よし、全員で骸骨兵士を一体ずつ片づけていくぞ!」
グラントが言った。
ここは――総力戦だ。
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