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役立たずの冒険者、スキル覚醒で得た魔剣と魔道具で世界最強に至る  作者: 六志麻あさ @『死亡ルート確定の悪役貴族2』発売中!
第7章 世界の敵

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78/90

4 VS『侵食者』4


 こいつをどう攻略するか――。

 思案した、そのときだった。




「【フリーズ】!」




 突然響いた声とともに、分身体の一つが動きを止めた。


 なんだ、一体――!?

 怪訝に思いつつも、そいつに向かって新たな魔剣を叩きつけた。


 ばしゅっ……!


 中心部を貫き、爆散する分身体。


「いける――」


 動きが止まっている状態なら、装甲の振動も止まっているんじゃないかと思って、攻撃してみたけど……正しかったようだ。


 ただ、今のスキルは誰が放ったものなんだろう?


「この力――刻印名(コード)『アムディエル』のものか……!」


 アウシルがうめく。


「えっ?」


 振り返ると、そこに一人の少女がいた。

 薄桃色の髪を長く伸ばした美少女で、背中に純白の翼が生えている。


 天使アムディエルことアムだった。


「アム!? どうしてここに……?」

「ピンチのようでしたから、『アイテム交換所』の中から来ちゃいました」


 ぺろりと舌を出すアム。


「本当は規則違反なんですけどね……あなたに情が移ってしまいましたから」

「助かったよ。ありがとう」

「さあ、サポートは私に任せてください」


 アムが俺の側に降り立つ。


「私は天使です。直接あれと戦うことはできません。ですが――あなたを助けることはできます」


 と、アム。


「ちなみに刻印名(コード)『ルーファス』も、ですね」

「あいつも、俺を助けることならできるっていうのか?」

「彼がその気になれば……まあ、彼は気まぐれですから」


 アムが肩をすくめた。


「じゃあ、サポートを頼む」

「はい。あれは強敵です。アイテムを惜しみなく注ぎこんでくださいね」

「人に与する天使め……【光】の軍勢め……」


 アウシルがうめいた。


「我ら【闇】の軍勢にどこまでも立ち向かうか」

「ええ、それが【光】の【光】たるゆえん」


 アムが静かに告げた。


 荘厳な、天使そのものの声音。


 普段の態度とは、違う――。

 これが天使としてのアムの――アムディエルの姿なのかもしれない。


「――ねえ、今のセリフかっこよかったですよね? ね?」


 と、俺の顔を覗きこむアム。


「……あ、ああ、そうだな」


 前言撤回、だ。

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