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役立たずの冒険者、スキル覚醒で得た魔剣と魔道具で世界最強に至る  作者: 六志麻あさ @『死亡ルート確定の悪役貴族2』発売中!
第5章 目指せアイテムマスター

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10 再挑戦、そして快進撃2

「行け、アバター」


 俺が声をかけると、護符は空中でみるみる大きくなり、甲冑姿の戦士へと変わった。


 紫色の全身甲冑、そして仮面つきの兜。

 顔や手などは漆黒だ。

 端的に言えば、黒い棒人形がきらびやかな鎧兜を身に付けている――という風貌だった。


 アバターは巨大な剣を抜き、まっすぐに進んでいく。

 キングミノタウロス相手でも臆する様子はまったくなかった。


「まあ、人形だし臆することはないか……」


 と、内心でツッコむ俺。


 がきいん。


 キングミノタウロスの一撃を、アバターは巨大剣であっさりと受け止める。


「強い……!」


 思った以上にパワーがあるらしい。

 キングミノタウロスと正面から撃ち合い、押しているのは明らかにアバターである。


 がきっ、がきいいいいんっ。


 さらに五合ほどの攻防で、モンスターは斧を弾き飛ばされた。

 チャンスと見たのか、アバターが剣を構え直す。


「【戦神の刃】を発動」


 アバターが平板な声で告げた。

 手にした剣が輝き、水平に斬撃を放つ。


 ぐおおおおおんっ。


 その一撃を食らって大きく吹き飛ぶキングミノタウロス。


 壁まで叩きつけられると、力なく倒れた。

 しばらくして、その体から十個近くの魔石が転がり出る。


「倒した……!」


 正直、アバターには敵を引き付けたり、盾役になってもらおうとは思っていたが、それ以上の活躍は期待していなかった。

 まさか、アバター単体でキングミノタウロスを撃破するとは。


「す、すごい……」


 アリシアもポカンとしている。


「よし、アバターが思った以上に――というか、相当に強いことが分かったし、あいつを先頭に立ててガンガン進もう」


 俺自身も強力アイテムをいくつも仕入れたし、『戦士のアバター』と『魔導師のアバター』の二体がいれば、かなり先まで進めるかもしれない。


「攻略開始だ――」




「【戦神の刃】を発動」

「【氷雪の舞】を発動」


『戦士のアバター』が輝く斬撃を繰り出し、『魔導師のアバター』が氷雪系の大規模魔法を放った。

 前方のモンスター群がまとめて吹き飛ばされる。


 現在、第十六階層。

 二体のアバターを前面に立てつつ、俺がアイテムでフォローする陣形でここまでほとんど苦戦なしに来ていた。


「すごい……本当に強いです」


 アリシアが俺に言った。


「もう、こいつらだけでいいんじゃないかな」


 俺は苦笑交じりに答える。

 グラントたちも似たような感想なんだろう、同じく苦笑していた。


 アバターたちを前面に押し出し、俺たちは順調に進む。


 そして――ほとんど苦労することなく、二十階層まで到達した。

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