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役立たずの冒険者、スキル覚醒で得た魔剣と魔道具で世界最強に至る  作者: 六志麻あさ @『死亡ルート確定の悪役貴族2』発売中!
第5章 目指せアイテムマスター

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2 魔石集め

 俺たちは引き続き食堂にいた。


「当面は魔石を集めようと思う」


 俺はアリシアに今後の方針を話していた。

 さっき話したことの、おさらいだ。


「アイテムをもっと数多くそろえて、こっちの戦力を上げてからダンジョンに挑んだ方がよさそうだ」


 ついでに言えば、多くのアイテムを交換しているうちに、『交換所』のランクが上がるかもしれないし、新たなアイテムがラインナップに加わるかもしれない。

 その中に有用なアイテムがあるかもしれないからな。


「まずは――装備の底上げだ」

「確かに、かなり難易度が上がってますもんねー」


 俺の言葉にうなずくアリシア。


「魔石を集めるのはどこでやるんですか? 今回のダンジョンの上層で? それともDやEランクのダンジョンを他に探しますか?」

「うーん……今回のダンジョンの上層か、Dランクダンジョンの下層辺りで戦うか、迷ってるんだよな」


 俺はうなった。


「たぶんCランクの上層とDランクの下層はそんなにモンスターの強さは変わらないと思うんだ。Cの方が強いことは強いけど、太刀打ちできないほどじゃない」

「連闘は厳しいけど、数戦ですぐに引き上げる分にはなんとかなりそうですもんね」

「そういうこと」


 と、


「あんたら、ここのダンジョンに挑んでるのか?」


 冒険者の一団が俺たちに話しかけてきた。


「あなたたちは――?」


 俺とアリシアが彼らを見つめる。


 四人組のパーティだった。

 巨漢の中年戦士。

 小柄な盗賊少女。

 エルフ娘に老ドワーフ。


「俺たちはCランクのパーティだ」


 と、リーダーらしき巨漢戦士が言った。


「実は俺たちも『氷結都市のダンジョン』に挑む予定なんだが……今はその下準備中なんだ。で、あんたらに話がある」


 語る巨漢戦士。


「魔石を集めてるって話が聞こえてきてな。協力し合えないかと思ったわけさ」

「協力……ですか」


 俺はあらためて彼ら四人を見つめた。


 冒険者というのは、決して綺麗なだけの世界ではない。

 むしろ、汚いことというのは、あちこちで横行しているらしい。


 たとえば、冒険者同士のいざこざ。

 それによる刃傷沙汰。

 あるいは――手柄の横取り。


 彼らを信用するか、否か。

 俺は逡巡した。

 と、


「……信じられる気がします」


 アリシアが俺の耳元で言った。


「えっ」

「この方たちの目は澄んでいますし、邪気がありませんから」

「邪気……」

「狐の獣人は敏感なんですよ、えへん」


 胸を張るアリシア。


「まあ、アリシアがそう言うなら――」


 まずは彼らの話を詳しく聞いてみよう。

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