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第4章 雷鳴都市のダンジョン、攻略

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16 光との対話

「人の子よ、よくぞここまでたどり着きました」


 光り輝くシルエットは体のラインからして女性らしい。

 声も女性のものだ。


 一体、何者なんだろう。


 モンスターの類か、それとも――。


「私は女神ヴァルファリア。その意識の欠片です」


 名乗る光人間――ヴァルファリア。


「ここは神の領域の一部。人がそこにたどり着けたことを嬉しく思います」

「神の、領域……?」


 俺は女神を見つめた。


「このダンジョンが――?」

「いえ、世界中のすべてのダンジョンが、です」


 微笑むヴァルファリア。


 しかし……まさか、ダンジョンの最下層で『女神』に出会うことになるとは。


 この際だ、前からの疑問をぶつけてみよう。


「以前、俺は別のダンジョンでラスボスと戦いました。そのとき、そいつに言われたんです。『神の領域に侵攻した不届き者』と」

「神の中には、人間がダンジョンに侵入することをよしとしない者もいます。ですが、私のようにそれを喜ばしいことと考える者もいるのです」


 ヴァルファリアが言った。


「人間に友好的な神の力が宿るダンジョンと、敵対的な神の力が宿るダンジョンと――二つの種類がある、とお考え下さい」

「じゃあ、ここは人間に友好的……?」

「そのとおりです」


 微笑むヴァルファリア。


「ダンジョンによっては、神によって『力』や『宝具』などを授かることもあるでしょう。ですが――あいにく私はあなたたちに与えられるような『力』を持っておりません。ただ祝福することしかできませんが……どうか、あなたたち二人の行く手に幸あらんことを」


 まばゆい光が、俺たちを照らした。


 そして――。

 気が付けば、俺たちはダンジョンの入り口前まで移動していた。


「えっ……?」

「もしかして、これって――」


 俺とアリシアは顔を見合わせる。


「ダンジョンの前まで戻ってきた……?」


 あの女神がやってくれたんだろうか。


 おかげで三十層もの道のりを引き返す必要もなく、簡単に帰ることができたぞ――。


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― 新着の感想 ―
[気になる点] 設定が変わっとる。ダンジョンコアに触れると記録がコアとギルドカードに残るのでは無かったのかい? そしてコアに触れる前に祝福と言いながら追い返す女神。マジ鬼畜。ゴール直前でスタートに戻る…
[気になる点] ダンジョンコアは…? 女神は話し合いがしたかっただけ? まだ調べてないところあるのにダンジョンの前に飛ばされちゃうのかぁ
[一言] け、削り取ってない!
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