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第4章 雷鳴都市のダンジョン、攻略

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47/90

13 Dランクダンジョン、ラスボス戦2

 どうっ、どうんっ!


 ラグナマシンが連続で砲を撃ってきた。

 俺はその火線をかいくぐり、走り回る。


「どうした? 当ててみろよ!」


 感情がない機械系のモンスターにどれくらい通じるか分からないけど、挑発してみる。

 なおも砲を撃ってくるラグナマシン。


 俺はその周囲を半周し、奴の動きを誘導する。

 ちょうど、アリシアに背中を向けるような形になった。


「撃て、アリシア!」

「いきます、ゼノさん――【光の矢】!」


 アリシアがその名の通り、光り輝く矢を放った。


 ばしぃぃっ!


 魔力で生み出された矢が、ラグナマシンの背後に命中する。


「どうだ……?」


 うおおおおおおおおおおんっ。


 見た感じ、ダメージを受けた様子はなかった。


「さすがにラスボスだけあって硬いな……」


 俺は小さく息をつき、


「アリシア、とにかく撃ちまくってくれ。魔力が尽きそうになったら合図を。そのときの状態を見て、撤退するかどうかを判断するから」

「了解です~!」




 ――というわけで、俺たちはこの作戦を徹底的にやった。


 幸い、近接戦闘では俺の方がラグナマシンより上のようだ。

『加速魔導装置』も使い、敵をひたすら翻弄。

 その隙を突いて、アリシアがありったけの光属性魔法を撃つ――。


 という感じで、たぶん五十発くらいは撃っただろうか。


「はあ、はあ、はあ……さ、さすがに魔力切れになりそうです……」


 アリシアが荒い息をついていた。

 かなり疲れているらしく、狐耳や尻尾が力なく垂れている。


「……分かった」


 見たところ、ラグナマシンは多少のダメージを受けた様子だ。

 特に背部装甲には大きな亀裂が走っていた。


「もしかして……」


 ふと、思った。


 光属性魔法以外ではダメージを与えられないのは、あくまでもラグナマシンの『装甲』である。

 装甲の下のボディに直接攻撃を当てられれば、光属性魔法じゃなくてもダメージが通るんじゃないだろうか?


「……よし」


 俺は考えをまとめ、アリシアに言った。


「次の作戦は攻撃パターンを変えるぞ」


 さあ、ラスボス戦――決着のときだ。


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