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役立たずの冒険者、スキル覚醒で得た魔剣と魔道具で世界最強に至る  作者: 六志麻あさ @『死亡ルート確定の悪役貴族2』発売中!
第4章 雷鳴都市のダンジョン、攻略

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44/90

10 『交換所』にて

「もふもふもふもふもふぅぅぅっ!」


 アムはすごい勢いでアリシアの耳と尻尾をもふもふしていた。


「あ……すみません、ついハードなもふもふになってしまいました。あまりにも手触りのよい極上もふもふだったので」

「い、いえ……ご満足してもらえたのであれば、あたしは別に」

「大満足ですっ。あまりにも満足したので、おまけでこの商品をサービスしちゃいます!」


 アムが右手を掲げた。


 きゅいいいいいんっ。


 そこに光が集まったかと思うと、


「『1日1回魔力ブースター』~!」


 小さな護符が現れた。


「これは……?」

「名前の通り、一日に一度だけ使える護符です。その効力は持ち主の魔力を大幅に引き上げること」


 アムが説明する。


「ゼノ様は戦士系なので、この護符はアリシア様が持った方がいいかもしれませんね。『九尾の狐』の眷属であれば、将来的に魔力がさらに上がるかもしれませんし」

「なるほど。じゃあ、アリシアに――」


 言いかけたところで、俺はアムの方を振り返った。


「ん? 今、なんて言った? アリシアが――」

「極上のもふもふだ、と言いましたが?」

「そっちじゃない!?」


 思わずツッコむ俺。


「あたしが――『九尾の狐』の眷属?」


 アリシアが代わりにたずねた。


「あら? もしかして、ご存じなかったのですか」


 アムがキョトンと首をかしげる。


「あなたは『九尾の狐』に連なる眷属。そして『九尾の狐』とは強大な魔力を操る魔物――」


 アリシアって、そんなすごい魔物の眷属なのか……!?

 俺は驚いて彼女を見つめた。


「し、知りませんでした……」


 アリシアは呆然としている。


「ただ、亡くなった母が『お前には秘められた力がある。世界のどこかにある『スキル進化の間』に行けば、その力が開花するはずだ』って言われて……」

「ああ、だから『スキル進化の間』を探してたのか」


 納得する俺。


「もしかしたら、アリシアのお母さんは君が『九尾の狐』の眷属だって知ってたんじゃないのか? だから、その力を目覚めさせるために『スキル進化の間』へ行け、って」

「なるほど……そうかもしれません」


 アリシアがうなずいた。


「前に俺が挑んでいたダンジョンに『スキル進化の間』があったんだけど、二回目に行ったらなくなってたんだよな……」

「『スキル進化の間』は一種の異空間ですから」


 と、アム。


「一つ所に留まることなく、さまざまなダンジョン内を移動します」

「……アムって色んな事を知ってるんだな」

「天使ですから」


 アムがにっこり微笑んだ。


 天使って……物知りなんだな。

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