表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
役立たずの冒険者、スキル覚醒で得た魔剣と魔道具で世界最強に至る  作者: 六志麻あさ @『死亡ルート確定の悪役貴族2』発売中!
第3章 雷鳴都市のダンジョン

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

33/90

15 ランク2に進化

 ブルーオーブと魔石――必要な交換材料はそろった。


「よし、さっそくアイテム入手だ」


 俺は【アイテム交換所】を発動した。


 いつものように前方に光があふれ、交換アイテム野一覧が表示される――。


 ぴろりーん。


 突然、チャイムのような音が鳴った。


「ん?」


――――――――――――――――

 アイテム交換数やスキル使用回数などの数字が規定回数に達したため、『アイテム交換所』がランク2になりました。

――――――――――――――――


 アイテム一覧の代わりに、そんなメッセージが表示された。


「えっ……?」


 交換所がランク2になった、ってどういう意味だろう。

 疑問に思った次の瞬間、周囲の景色が一変した。


「えっ? えっ?」


 そこは、真っ白い空間だった。

 前方には一軒の店がある。


 そう、店だ。


 看板には『アイテム交換所』とあった。


「まさか……」


 俺はごくりと息を飲んだ。


 今まで【アイテム交換所】っていうのは単なるスキル名だと思っていた。

 だけど、実際に異空間に同名の『店』が存在するのか?


 店の扉は開いている。

 その奥からは淡い光がもれていた。


「店の中に入れる……のか?」


 俺は半ば引き寄せられるように、入り口に進む。


 中に、入った。


「これは――」


 内部は二十メートル四方くらいだろうか。

 壁一面にずらりと武器や防具、その他にもさまざまな道具が並んでいる。




「ようこそ、『交換所』内部に」




 前方で光が弾け、何者かが現れた。


「君は――」


 驚いてその人物を見つめる。


 薄桃色の髪を長く伸ばした、絶世の美少女だ。

 背中からは純白の翼が生えている。


「この領域を司る天使にございます、ゼノ様」


 彼女が深々と頭を下げた。


「天使……?」

「EXスキルとは神や魔の領域に到達した者の異能です。私はその者に付き従う天使――アムディエル」


 彼女が微笑む。


「どうか、アムとお呼びくださいませ」

「天使……?」


 突然現れた彼女に、俺は面食らっていた。


 この『交換所』はなんなんだ?

 一体、なぜ天使なんて存在が出てきたんだ?

 俺のスキル――EXスキルのことを『神や魔の領域に到達した』なんて言ってるけど、どういうことだ?


 分からないことだらけで、頭の中が「???」で埋め尽くされた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↑の☆☆☆☆☆評価欄↑をポチっと押して

★★★★★にしていただけると作者への応援となります!


執筆の励みになりますので、ぜひよろしくお願いします!


▼こっちの新作もぜひ!▼

実家を二度追放された俺、弱小国に拾われて無双の英雄となる。
【スキル鑑定・極】が発現して、騎士や魔法使いたちの能力を片っ端から底上げしてたら、いつのまにか世界最強国家になっていたようです。




▼書籍版2巻、11/2発売です!▼

ブラック国家を追放されたけど【全自動・英霊召喚】があるから何も困らない。
jdyu5w8o6t2ae4b1hjwslwuver50_18a6_1d0_1xo_1o9ld.jpg
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ