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第3章 雷鳴都市のダンジョン

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26/90

8 Dランクダンジョンの中ボス

 外見は丸い胴体に細い手足、頭部には赤い単眼が備わった機械人形だ。

 魔導装置で動くゴーレムの類か……?


「さっそく、こいつの出番か」


 俺はさっき入手した『魔導鑑定装置』を取り出し、作動させた。


「見える――」


 奴の情報が頭の中に浮かび上がった。

 それによると――、



――――――――――――――――

名 前:ラグナマシン(第三世代型)

種 族:機械族

レベル:362

体 力:1800/1800

魔 力:0/0

攻撃力:530

防御力:729

呪 文:なし

装 備:複合魔導装甲。水属性をのぞく全属性魔法と物理攻撃を遮断する。

――――――――――――――――


「複合魔導装甲……?」


 説明を読むと、なかなか厄介そうな感じだ。

 と、


「侵入者を……排除」


 ラグナマシンが右腕をこちらに向けた。

 右腕が大きく展開し、巨大な砲口が現れる。


「まずい――」


 魔法弾でも撃ってくる気か!?


「ここはあたしが――【反射の水鏡(みずかがみ)】!」


 アリシアの尻尾から青い輝きがあふれた。

 俺たちの前に鏡のような魔力フィールドが出現する。

 直後、


 ボウッ!


 ラグナマシンが右腕から魔力弾を撃ってきた。

 アリシアの防御フィールドに衝突し、フィールドを激しく歪ませる。


「お願い……耐えて……!」


 アリシアが叫んだ。

 防御フィールドは激しく明滅しながら、なんとか魔力弾を跳ね返す。


「ふう……なんとかなりました」

「助かったよ、アリシア」


 俺は彼女に礼を言った。


 それから前に出て、突進する。

 奴が第二撃を撃ってくる前に、速攻でケリをつける!


「おおおおおっ!」


 俺は『双竜牙剣(ゼルドファング)』を叩きつけた。

 火炎を食らわせ、炎と斬撃の二重攻撃を仕掛ける。


 が、ラグナマシンは微動だにしなかった。

 装甲には傷一つつかない。


「こいつ――」


 俺は大きく跳び下がった。


 やっぱり、さっき鑑定した情報の通りか。

 俺の手持ちの武器じゃ、たぶんこいつにダメージを与えられない。


 攻撃力はそこまで高くなさそうだけど、こっちの攻撃が通らないんじゃ勝ち目はない。


「――よし、いったん退くぞ」


 俺は決断した。

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