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爆縮と体温の機知(8)

せっせと作る人が居る

役に立つか分からぬ物を

せっせと作る人が居る

役に立つのか

そういう疑問に持つ人には

きっと理解されていない

その人とっては

疑問に思った瞬間から

役に立たない物だからだ

理解するまで

意味が無い物なのだ

それでも

せっせと作る人が居る


説明は無い

何に使う為なのか

何に使えるのか

それは

手に取った人が感じ

想像を巡らせ

思い付いてから使う物だからだ

自由なのである

説明されなければ

使えないのであれば

それには

一つの役割しか

与えることが出来ない


役に立つか分からぬ物を

せっせと作る人が居る

役に立たなくとも

構わないという形と

役に立つなら

それで良いという形を

天秤に乗せながら

どちらに傾こうとも

全く関係無く

作り続ける

そこに作った物があるという

ただの自己満足が

繋いでいる時間もある

だから

せっせと作る人が居る


要らない人の方が多い

世の中には

面白い物の方が多いから

わざわざ

それに時間を割く必要は無い

それでも埋めることに

意味があるのだ

それでも存在することに

意味があるのだ

そもそも

その意味すら作るのだ

世界で一番小さな意味を

ひたすらに作るのだ


役に立つか分からぬ物を

せっせと作る人が居る

自らの時間を削り

存在を一つ作り上げる

どんな風にも使える

一瞬だけ

必要になるかもしれない

でも

絶対に必要だとは言えない

それの繰り返しで

壁が作れるのなら

大気圏外にまで

到達するかもしれない

役に立つか分からぬ物を

せっせと作る人が居る

明日も作ろうと思いながら

せっせと作る人が居る


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