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小噺その4〜口の左下にあるほくろ~

作者: 書常 時雨

あ、どうも。今日は風邪を引いて学校を休みました。それでも午後からは勉強しようかな〜と思いながらマイヘアを聴いている現在です。

今日のタイトルは5作目にして目に見えるものがタイトルっすね。まぁ、タイトル通り具体的な内容ではないし俺の推理の推理的な内容かな。左下のほくろにはいろいろと思い入れ?みたいなのがあって、それについて書こうと思う。

口に左下のほくろはひたむきに努力をして、消極的な性格で人を大切にする人。さらに大器晩成だそうだ。最近話題になっている宮沢りえのスターの人に多いほくろではなく、凡人に多いほくろだろう。それが俺の口の左下についている。つまり、お前はスターにもなれない凡人ってことですよね。残念また来世で有名人になろうかな。

って、これ前置き。本当に書きたいことはこれから。左下にほくろがある人は俺の周りにもいて、俺の母親もそうだし元カノもあった。かなり綺麗に丸くて黒くて遠くからも確認できるくらい。だから俺が髭を剃る時に思い出してしまう。あ、元カノもここにほくろあったなって。しかもそのほくろ見つけたの別れてから1ヶ月後。元カノが俺の教室の前をよく通ることがなくなった頃からだった。だからより髭を剃る時に辛くなってしまう。だからいつも「母親と同じほくろだ。良かった、血の繋がってる母親で」と、思うようにしてる。そうじゃなきゃ朝学校へ行くのに辛くなってしまうからね。

その元カノが先週の金曜日、帰る時間帯が同じだったらしく、それらしき人が確認できた。多分60~80%くらい元カノだ。リュックが同じだったし元カノと同じ部活の人が確認できたからだ。俺はチャリで来た友達と2人で帰っていた。元カノらしき人を俺らは越して、友達の話しを上の空で聞いていたのだろう。空返事しかできなかった。その分後ろにいる元カノらしき人の話しに耳を傾けていた。そんな俺に気胸の胸を締め付ける言葉が聞こえてきた。「ちょっとかっこよかったから付き合っただけ。」「かっこよかった」の時点で自分のことではないな。元カノでもないな。と疑った時、一人称と声が元カノと一致した。喋り方も似ていた。その後、駅へ向かう道が3本あって、俺らは右へ行ったが元カノはそれ以外の道へ行ったのだろう。暫く俺は気持ちを落ち着かせることができなかった。空返事しかしてないのに無理に気持ちを上げようと明るく、馬鹿みたいで少し皮肉混じりの言葉を吐いた。どんな言葉か忘れたが俺の記憶ではそう記されている。

そんな出来事があって、俺は土日中にずっとその言葉について考えていた。久しぶりに何もない休日だったが勉強も手が付かなかった。気持ちの方を褒められたかった俺だし付き合うならプレゼントとか、SNSにあげるとか、ステータス以上に気持ちを大切にしたいからとてもショックだった。確かに付き合ってる時は別れてから傷付けてしまった自信はある。けど、顔だけって何?そんなん俺が元元カノ選んだ時と同じじゃん。どつくぞこの野郎。八つ裂きにしてやろうか。

けど、昨日の夜にPTSDになってしまって今治療中の親友と話してて気付いたことは、本当に嫌いなら、愛想尽きたなら「顔もそこまででないしクズ男だったよ。もう顔を見たくない」と、言うだろう。俺が同じ立場ならそう言うさ。口任せに貶してしまうだろう。その事を親友に話したら「もしかするとまだお前の事気になってるかもしれないな」と言ってくれた。嘘でも本当でもその言葉に救われる。まだ好きでいてくれるんだ。とも思うし、男って馬鹿だからそんな事しか考えられないよな。とも思えるから確証もなく、曖昧な「もしかするとまだお前の事気になってるかもしれないな」という精神薬のような言葉に落ち着いて眠りに着けた。

真相は分からないさ。誰に聞けば分かるかな。いや、本人に聞いても本心までは教えてくれないだろう。友達に聞いてもそれが俺のように、友達にはもう吹っ切れていると本当の気持ちに毛布を被せているかもしれない。そうだよな。それが普通だよな。コモンセンスってやつだよな。こーゆー気持ちはここでしか整理が着いて本心の8割も書けるんだよね。

まぁ、この話金曜日にあの人が元カノじゃなかったらパーなんだけどね。あくまで推理の推理だから。

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