001-宴
気分転換に作成。
最初は短いでござる…
不定期更新でござる…
死ね。
死ね死ね。
死ね死ね死ね。
死ね死ね死ね死ね。
死ね死ね死ね死ね死ね。
死ね死ね死ね死ね死ね死ね。
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね。
朽ちた髑髏がカタカタと歯を鳴らして震え、ゆらゆらと揺れる怨念の火が迫ってくる。
「いや、そんなこと言われても無理」
それを僕は、右拳で殴り飛ばした。
たったそれだけで、眼前の千を超える怨念の塊共は、塵となって消え失せる。
僕を呪って、呪って、呪って。
恨んで、憾んで、怨んだ末の結果は、あっさりと消えてしまうというものだった。
「儚いね」
僕は無常観を感じて、少し遠い目をした。
「あぁ、そろそろ無駄ってことに気付けよ、愚か者が」
目の前で、塵となった怨念が渦巻く。
群ではどうしようもないから、個へ。
群では滅びてしまうから、個へ。
群では僕を喰らえないから、個へ。
生者を憎み、怨み、嫉妬する彼らは、やがて巨大な一つの髑髏と成る。
目の前の生者の魂がただ憎くて、絶叫する。
ただ怨めしくて、絶叫する。
ただ妬ましくて、絶叫する。
そして喰らおうとして、手を伸ばす。
「だから無駄だって」
それを軽く払いのける。
飛び回る蝿を、追い払うように。
ぶんぶんと小煩い銀バエと優しく遊んでやった聖者ほど、僕は優しくないぜ。
そんな小さな動作で、彼らは跡形も無く消える。
生きたいと願い続けたその一念を、終わらせる。
僕が、逝かせてやる。
逆廻く赤黒い気配が、消えていくのを感じた。
「ふぅ」
そして、ざりっと地面を踏みつけて、踵を返す。
「次は君達か」
振り返れば、そこにはうざったらしいほど色取り取りの武装をした男女達が立っていた。
そのどれもから、強大な力を感じる。
その誰もが、英雄クラスの力を持っていることを、悟る。
彼等は何か、戸惑っているようだった。
あぁ、僕がここにいることを不思議がっているのかな?
まぁ、彼等が何を考えていようが、僕には関係ないことだけれど。
「少しは楽しめそうだ」
一歩踏み出すと、彼らに緊張が走った。
すぐさま臨戦態勢へと移り、各々の武器を構える。
「さて、一騎当千、万夫不当の英雄達よーー」
あぁ、万夫不当は言い過ぎたかもね。
僕はにやりと笑って、嘲笑って、嗤って言った。
「宴を、始めようか」
BOSS APPEARED!!
宴の幕が、上がる。