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VSアリサその②

 「ここから俺のターン? 何いってんのよ。そんなぼろぼろの状態で勝てる訳ないじゃない。」


 アンナが勝ち誇ったように余裕の笑みを浮かべ手に腰を当てる。


彼女の言っていることは至極当然なことだ。


 拳を交えて(と言っても俺が一方的にやられただけだが)大よその実力さと俺が受けたダメージ量は判っている筈だ。


 こんな状況で言える台詞ではない。


 しかし俺はさらに口角を上げた、こんな状況だからこそだ。


 この不敵な笑いで彼女に少しの不安と疑問の種植えつけるために。


 俺はそのまま表情を崩さず、更に不安の種を育てる為ゆっくりと間をとり、この沈黙を利用してから。


 「……お前の技はもう見切った。……次仕掛けてきたとき、お前の最後だ。」


 言葉少なに、それでも一言に圧を加えてそういってやった。


 「ふん、いってくれるじゃない。」


 アリサも余裕そうに返答するも眉が吊りあがり眉間に若干の皺が寄るのを俺は見逃さなかった。


 その眉間からは一筋の汗が流れ、三層の溝に溜まっていく。


 いいぞ、この感じ。


 場の空気を俺に持っていくことは成功したようだ。


 スポーツや格闘技において試合の流れというものがある。


 一方的な試合でも必ず自分に少なからずだがチャンスが来る物だ。


 流れをものにするにはそれは単に実力ではなく、その時の精神状況に左右される事が大きい。


 だからどんなにビハインドでも決して焦らず余裕を保つこと、そうすれば必ず自分の流れに持っていくことが出来一発逆転も可能ではない。


 細く脆いが天から吊るされたこの蜘蛛の糸を手放してはならない。



 俺の感覚は今、研ぎたてのナイフのように研ぎ澄まされていた。


 例え一瞬の出来事でも逃さないし、草が風でなびいた音すら聞き逃さない自信がある。


 俺はじっとアリサを見据える。


 アリサは顔こそ余裕そうだが、今の俺には判る。


 彼女の真紅の瞳が薄っすらと揺らいでいるのが。


 

 俺はそのチャンスを逃さなかった。



 「うおおおおっ!!! 」


 文字通り全身全霊でアリサに突撃する。


 アリサは一瞬反応が遅れたが右脚を空高く上げ迎撃態勢に入った。


 ここが勝負の分かれ目だ、一撃でも喰らえばもう俺に勝ち目はない。


 避ける、避けろ、避けろよ俺の身体っ!


 「あああああああっ!!! 」


 もう一度身体から声を振り絞り、両腕を広げ、姿勢を滑走路から飛び立つ飛行機の様に低くする。


 「これで終わりよっ!!! 」


 アリサがそう叫び、血に染まった断頭台の斧が、俺の頭に落とされた。


 


 辺りには轟音が鳴り響き、土煙が上がる。


 その後に来るのは静寂、まるで時が止まったかのような錯覚さえ覚えてしまうような静けさが草原を駆け抜けた。


 そんな静けさをぶち破ったのは……。



 「……捕まえたぞ。」


 そう、俺だ。


 なんとか彼女の一撃を喰らう前に軸足だった左脚を掴み、彼女を押し倒したのだ。


 「くっ! 離しなさいっ! 」


 アリサも必死に抵抗を見せるがこの掴んだチャンス、手繰り寄せた蜘蛛の糸は絶対に離しはしない。


 「……もうお前は逃げられない。言っただろ? ここからは俺のターンだってなっ! 」


 俺はしがみついている彼女のすべすべな太ももに頬ずりをした。


 鍛えられたしっかりとした筋肉に肌触りのよい滑らかな肌、高級品の低反発枕のようだ。


 「ちょっとっ! なにしてんのよっ! 」


 アリサがそう叫ぶが俺の耳には届かないし、どんな顔をしているのかもわからない。


 何故なら顔を上げて見えるのは真っ赤なレースを基調としたパンティー見えるだけだからだ。


 パンティーまで赤で揃えてくるとは彼女の赤好きには全く感服するだけである。


 恐らく、このパンティーのように今顔を赤く染めているのだと思うとスペインの闘牛のように興奮してくるじゃあないか。


 「今までのお返しをたっぷりとしてやるからなっ! 」


 俺はまず柔肌に岸壁に張り付くタコのように唇で吸い付いた。


 このマシュマロのようなモチモチ加減が堪らない。


 「ちょっと止めてよっ! こんなのって反則じゃないっ! 」


 「反則もクソもねぇーよっ! これが俺の覇拳だっ! 」


 吸い付いた唇を一旦離して舌先を伸ばす。


 そしてそのまま舌を上下に動かし、小さい頃ポッキーのチョコレート部分を舐めとるように端整込めて舐める。


 聖戦で汗ばんだ太ももと彼女本来の甘い味が舌を動かすごとに先ほど散々揺れた脳内に充満していくのがわかる。


 それとは別に身体の内側からじんわりと滲み出てくる興奮と征服感が堪らなく気持ちがいい。


 「おらおらっ! どんどん行くぜっ! 」


 俺は彼女の脚にサルのようにしがみついた。


 そしてそのサルは、欲望の腹を満たすためにどんどんと赤い神秘の果実へと一歩一歩登っていく。


 「ちょっ! そこは駄目だってっ! 」


 「じゃあここで負けを認めな。」


 「はぁっ!? こんなんで負けられる訳ないでしょうっ! こんなスケベな奴に誰がっ! 」


 「だからさっきも言ったろ? これが俺の覇拳なの。 降参しないなら、遠慮しないぜぇ。」


 俺は右手の人差し指と中指を合わせて神秘の果実に触れた。


 「ひゃんっ! 」


 触れた瞬間アリサがこれまでの強気な言動から思いもしない可愛い声を漏らした。


 俺はそのまま指先を舌のようにゆっくりと滑らせる、体温よりも少し暖かい感触がゆっくりと伝わり俺の内側から広がっている欲望の炎を更に燃え上がらせた。


 顔を近づけてぽってとした肉付きが良い、アワビのような大きな唇にキスをする。


 「えっ! そこはだめっ! 」


 アリサが驚きと狼狽を隠せないような声をあげたがもうそんなことはどうでもよかった。


 俺は先程同様舌を出してディープキスをするように、ハチドリが蜜を吸うように彼女の花の割れ目にある秘密の部屋に侵入していく。


 その度にアリサの身体はビクつき、官能的な声を漏らしながら下半身をうねうねと捩じらせる。


 俺が舌を動かせば、花からは何ともいえない甘い香り漂っていき、スカートで遮られたこの空間に充満する。


 彼女の汗と、俺の涎、そして花から滲み出てくる神秘で甘露な蜜が赤いパンティーを濡らしていった。


 「ほら、もう降参しな。これ以上は俺も保証出来ないぞ。」


 俺がまだ理性を保てているうちに最終通告をアリサに告げた。


 「あんたなんかにぃ……はぁん、負けるもんですかぁ……絶対に負けないんだか……ひゃぁぁあああっ!!! 」


 息も途切れ途切れだがそれでも強情なアリサにトドメを刺すべく、俺はある場所に触れた。


 ぷっくりとした豆みたいな場所、それは抗うことのできない快楽のボタンだ。


 ボタンを指でキスするように突いたり、箸で摘むように人差し指と中指で挟んだりと執拗に攻めていく。


 「はぁあああっ!! そこはだめっ!! だめだってばっ!! んんぅっ!!! 」


 先程よりも激しく身体をびくつかせるアリサ。


 もう少し、もう少しだっ。


 

 今まで目標もなく、惰性的に人生を過ごしてきた俺に勝利の女神が微笑むのは。



 「うおおおおおおおっ!!! 」


 俺は全ての力を込めて、栄光の勝利に向けて必死に指を動かした。


 「はぁああああああんっ!!! 」


 アリサの身体が電流を浴びたように大きく痙攣し、絶頂を迎えた。


 そしてそのまま小刻みに震えているが反応がない、どうやら気絶したようだ。


 と、いうことは……。



 

『アリサ・グランデ選手、戦闘不能。そして勝者、斉藤タモツ選手っ! 』


 


 勝者を称え、敗者を労うゴングが鳴らされた。


 


 


 

 


 

本日も読んで頂きありがとうございますっ!

一週間程投稿期間が開いてしまいましたがこれからも最低一週間の期限を守って投稿していきたいと思いますのでよろしくお願いしますっ!

最後になりすがもしよろしければでいいのでブックマーク、感想、評価等頂けると今後の執筆においての活力になりますのでよろしくお願いしますっ!

ではっ!

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