王都ラウニルド
お久しぶりです。
ブクマしてくださっている皆さま申し訳ありません。
森を抜け、しばらく歩くと巨大な門が見えてきた。どうやらあそこが王都への入り口らしく、かなり多くの兵士が警備に当たっている。さらに防壁の上には巨大なバリスタのような兵器がいくつも連なっていて、まるで要塞都市のようになっている。
(王都だからこんなものなのか?)と疑問を抱いていると、いつの間にか城門の前にたどり着いていた。
「止まれ、何者だ・・・ひ、姫様!?」
今しがた自分が止めた人が王女だと知って、兵士はだいぶ驚いているようだ。
(この門を通ってないならどうやって外に出たんだ?)と思っていると、兵士たちの目線がこっちに向いた。
「こちらの方は?」
と聞かれどう答えようか迷っていると、
「この者は姫や私を救ってくれた旅のものだ、決して怪しくはない」
とブレンダンがフォローを入れてくれた。
「そうでございましたか、失礼しました。おい!城門を開けろ!」
兵士が声を上げると、少ししてゆっくりと門が開き始めた。
「お手数をおかけしました、どうぞ」
一行が入っていき、最後に俺が入るとき
「ようこそ、ウラニルドへ」
と兵士が言ってくれた。門をくぐるとそこにはすぐに町並みが広がっていた。
建造物は中世ヨーロッパのような建物がきちんと区画整理されて並んでいる。そして歩いている道からまっすぐ目を向けると、これまた中世ヨーロッパ風のかなりでかい城が立っている。
前世では本ぐらいでしか見たことがなかった美しいものが目の前にあり、見とれているといつの間にか声を掛けられていた。
「ヤマト、今日はいったん宿に案内する、ゆっくりと休むといい」
「それはありがたい」
「では案内する、リア、姫は頼むぞ」
「了解だ、任せろ」
一通りの話し合いが終わった後、俺はブレンダンと歩き始めた。そして、俺は疑問を口にする。
「ブレンダン、聞いてもいいか?」
「ああ、いいぞ」
「あと俺のことはブレンと呼んでくれ」
「わかった、最初の質問だ。お前や兵士たちは王女を呼ぶときに姫、そう読んでいたな」
「ああ、そうだが?」
「彼女はもう王女なんだろ?なぜ姫と呼ぶんだ?」
「ああ、そのことか。実は姫が王女に就任したのはたった3か月前なんだ。だから俺たちのように昔から姫を知っている者たちはほとんど姫と呼ぶってわけさ」
「なるほど、そういうことだったのか」
「まだ質問あるんだろ?」
「そうだ、一番大きな疑問なんだが、ここの警備状況についてだ。確かに王都だから厳重に守るのはわかる、それにしてもここの兵力は多すぎないか?普通王都ってのは敵からなるべく攻められないように領土の奥において、兵士を少なくするんじゃないのか?」
言い終わったとたん、急にブレンが歩みを止める。どうやら宿についたようだが彼の目つきが一瞬鋭くなったような気がした。
「その質問はおいおい答えよう」
「?わかった」
「ここが宿だ、この王都の中でも指折りの高級宿を選んでおいた。用があればいつでも女中に言いつけるといい、旅の疲れがたまっているだろう」
「ありがとう」
すると急に耳を近づけてこう言った。
「ここの宿はいい女ばかりだ、丁重にもてなすように言ってあるから、言えば性欲も処理してくれるだろう・・・」
「!俺はそんなことはしない」
「なんだ、意外とまじめだな!」
「うるさい!」
「じゃあまた明日、宮殿で会おう」
そう言い残してブレンは去っていった。
(まったく、店先でなんてこと言うんだか)と思いつつ宿に入った。その後部屋に案内され一人になると、まずはあのブレスレットを操作し、画面を表示させる。すると最初の画面に『レベルが上がりました』と表示された。それをタッチすると画面が現れ、今の自分のレベルが3ということが分かった。
その後いろいろいじってみてわかったことがいくつかあった。故障した武器や兵器は、いったん装備から外すと修理されて次に使うときは治っているようだ。だがそれにはクールタイムがあるようであり、武器類は2時間、兵器は10時間経たないと使えないようだ。また、何かを召喚するにはポイントが必要になるらしく、それもゴブリンを倒したときにいくらか手に入っていた。
(まだ結構謎が多いが、とりあえず着替えて寝るか)
そう思い、ブレスレット型端末を開く。『装備』を選択し、画面をスクロールする。最終的に選んだのは、CIAオペレーターやPMCのオペレーターが使用するような普通の服にタクティカルギアを着るスタイルにした。今日のことを考えながら横になると、いつの間にか深い眠りについていた。
読んでくださりありがとうございます!
ご意見ご感想お待ちしております。
関係ない話ですが、BF1発表されました!自分は正直、現代戦のほうが良かったかな?と思ったりもしてますが、WW1でも楽しめる気はするので期待です!




