戦闘終了
S&W M686の銃口を向けた先にいたのは、西洋の騎士が着るような防具を付けた女騎士だった。その女は鋭い目つきでこちらをにらんでいる。そして手に持っている1メートルは優に超えている大剣を振り上げ、俺に振り下ろそうとしたその時、
「ストーップ!」
俺と女騎士との間に割って入ったのはサラだった。
「姫、なぜ止めるのですか!、この男は姫を殺そうとしているに違いありません!」
「違うの、彼はゴブリンの大群から私たちを守ってくれたのよ!」
~数分後~
「先ほどは失礼をして申し訳ない、姫の近くで武器のようなものを持っていたものだからつい・・・」
「いや、こちらのほうこそすまない。誤解を招くような行動をしてしまった」
「自己紹介が遅れたな、私はウルカ王国近衛兵団長、リア・ハートリーだ。以後宜しく」
「俺は大和蓮也、旅のものだ、宜しく」
俺はそんな挨拶をしながら先ほどの戦闘を振り返っていた。リアは近衛兵団の部隊長だと言っていた、つまり王国の騎士団の中でもずば抜けて強いということだ。そんなやつを相手にしていたのかと今更肝を冷やしていると、先ほどから一同で何かを相談いていたサラが俺に声をかけた。
「レンヤ、あなたは私たちの命の恩人よ。それでなんだけど、私たちの王宮に来てくれないかしら」
「いいのか?いくら命は救ったとはいえ、俺はただの旅人だぞ?」
「いいのよ、助けてもらったら徹底的にもてなすのが我が家の家訓なの」
「そうか、ならちょうどよかった。今日寝るところを町で探そうと思っていたところだ」
「そうと決まれば出発するわよ、ブレン先導を頼むわ」
「わかりました、姫」
そして歩き始めてから十分ほどが経過したころ、
「みえてきたわ、あれが我がウルカ王国王都、ラウニルドよ」
そういってサラが指をさす。その先には巨大な防壁とそれに囲まれた数多くの建物たち、
ウルカ王国王都ラウニルドだった。
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