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異世界は思ったよりも俺に優しい?  作者: 大川雅臣
第二部 第二章 マリオン編
182/225

雷槍のラシェール

本日二話投稿分の二話目です。

 冒険者ギルドに隣接された修練場には俺とリデル、指導・教育担当の冒険者が五人、見物人に野次馬が二〇人ほど集まっていた。


「魔法は使っても良いのか?」

「はぁ? 近接戦で魔法かよ。

 お坊ちゃんは魔法の発動を待ってくれる魔物しか相手にしたこと無いのか。

 そんなもんが使えると思っているなら使えばいい。

 ただし、発動前に潰すけどな」


 随分と横柄だが俺達が貴族だったらどうするのだろうか。

 まぁ貴族が冒険者をやることは殆ど無いから、平民だと思っても殆どは当たっているだろうけれど。。

 それに、ここは冒険者が集まる街だったな。

 魔法を使える冒険者もそれなりに多いのだろう。


 それにしても魔法を使って良いのか。

 対人戦で魔法を使える貴重な機会だし、遠慮無く行こう。

 それに想定する強さはバルカスだ。

 魔法込みの全力であたってどうなるか、この辺で体感しておくのも良い。


「一対一じゃないのか?」

「そんな七面倒なことやってられるか」


 それで指導・教育になるのか?

 でも、団体戦は望むところだ。

 実戦で一対一なんか滅多にないし、それならリデルとでも出来る。


「装備はどうせ当たらねぇんだ、今のを使え」


 先輩冒険者の内、リーダーと思われる白髪の男は自信があるようだ。

 大柄で筋肉質、武器は両手で持つ戦斧か。

 斧を持った人と戦うの初めてだな。

 小さい斧だと投げてくることもありそうだが、両手武器ならそれはないか。

 他の四人は一人が槍で、残りが片手剣と盾を持っている。

 こちらはオーソドックなので大丈夫だろう。


 それなりにみんないい装備をしているのだろう。

 見物に来ていた人達の中からも感嘆の声が上がる。


 まるで俺達の為に好きな武器を使えと言っているようにも聞こえるが、実際の所は自分達が愛用している武器を見せびらかす様にも見える。


「それじゃお言葉に甘えて」


 俺は黒曜剣を二本抜き、両手に持つ。

 黒曜石を思わせる刀身を持つ剣は、黒い輝きを放ちつつもしっとりとした鉄の様な冷たさを感じさせる。

 二刀流は練習中でもあるが、そろそろ実践で使っても良い頃だろう。

 この機会を有効に活用させてもらう事にする。


 リデルの方も遠慮なく氷の様な刀身を持つミスリルの剣を手に、同じく薄ら青みを帯びた盾を構えている。

 俺と同じく遠慮なく行くようだ。


 俺達が準備を終えて修練場の中央に出ると、先輩冒険者だけでなく野次馬の方も静まり返っていた。


 思ったよりも装備だけで目立っているか?

 魔力付与はしているが、それ以外は中堅冒険者と言ったところだと思ったが。


「始めないのか?」

「ちっ、面白くねぇ。

 さっさと終わらせるぞ!」


 すでに指導・教育という建前が消えているな。

 ランクBを五人相手にどこまでやれるか、試してみるとしよう。


 散開する先輩冒険者に対し、俺達はリデルが三歩前に、俺がその右斜め後ろで攻撃のチャンスを待つ。


 対峙してみた感じ、いくらでも斬り込むチャンスがありそうに見えるが、誘いか?


「くそっ、何ぼっとしてやがる、行くぞっ!」


 リーダーの声を聞いてか、剣を持った三人が先に飛び出し、その背後から槍を持った男が続く。


 同時にリデルが魔法障壁(マジック・バリア)を張る。

 どう攻略してくるか参考にさせてもらおう。


 しかし、走りこんで来た三人は突然目の前に現れたガラスの様な壁に驚き、立ち止まっていた。

 そう言えば魔法を使う前に潰すとか言っていたが、あっさりと魔法を発動してしまったが……。


 三人が魔法障壁に剣や盾を打ち付け、なんとかしようとするが、すべての攻撃が弾かれて埒が明かない。


「どけっ!」


 見かねたリーダーが、振りかぶった戦斧を魔法障壁に叩きつけると、ガラスの割れるような音と共に魔法障壁が砕け散る。

 リーダーは戦斧の刃の方ではなく、逆側の杭の方を打ち込んできた。

 それは魔法障壁が突属性の攻撃に弱いと知っていたからだろう。


 だが、それだけだった。

 魔法障壁が砕かれることを想定していたリデルが、全力で戦斧を振るったリーダーの顔が下がってきているのを見て、その横っ面に盾を叩きつける。

 リデルの体格で、どこからそれ程の力が出るのかと思うほどの一撃は、巨躯を持つリーダーを吹っ飛ばし、同時に意識を奪っていた。


 それを見ていた剣を持つ三人は動かない。

 いくら練習とはいえ、リーダーがやられて何故呆けている?


 リデルはそんな三人の一人に間合いを詰める勢いのままシールドチャージを繰り出す。

 かち上げるようにして十分に力を載せたチャージを受けた男が他の二人を巻き込んで吹っ飛ぶ。

 その三人の後ろで槍を構えていた一人も戦意を喪失していた。


 もしかして、弱いのか?

 いや、ランクBだろ、弱いはずないが。

 俺はまだ始まってすらいないんだが。


「つえぇ……」

「おい今倒れたのは『白い巨人』の奴らだろ?」

「強いっていうか、何もしてないのに負けただろ」

「冗談だろ。間違ってもランクBだぞ、油断してたからってそんな一方的になるかよ」

「武器か? あの剣は魔道具じゃないのか?」

「いや、武器は使ってないだろ」


 むしろなぜなのか俺の方が聞きたい。


 ◇


「面白い!

 余興にでもなればと思ったが、これは是非、私も参加させてもらおう!」


 そう言って俺達の前に現れたのは白銀の鎧を身に纏う女性だった。


 鎧の下には赤い鎧下を着ているためか白と赤のコントラストが強く、長い銀髪はそれらを反射してか薄っすらと桃色がかって見える。

 年の頃は俺より少し歳上で一八歳位か。

 まぁ、誰が見ても美人に属するだろう。


 武器は身の丈を越える槍――あれはハルバードだな。

 槍と斧、それに鉤爪を組み合わせたような武器は、使いこなすなら最強の武器とも言われていた気がする。


 それを準備運動がてらに振り回す様子を見るに、相当な実力を持っていることが分かった。

 そして俺は彼女の中に流れる魔力から、身体強化魔法を使っていることを見抜く。


 教えるのではなく、はじめから使える人に会うのは初めてだ。

 ある意味マニアックと思われる魔法の一つであり、王都学園でも身内以外に使っている人を見たことがない。


 やはり世界は広いな。


「リデル、俺が戦ってみたい」

「二人同時でもいいぞ。

 でもそうだな、一対一も面白い。

 次は何を見せてくれるのか楽しみだ」

「だそうだ。任せるよ」


 リデルには物足りなかったかもしれないが、まだ俺は何もしていないからな。

 ちょっとだけ我侭を通させてもらおう。


 いつの間にか場外に引き上げていた先輩冒険者達は、そのまま見学をしていくようだ。

 一応あれでも指導・教育ということになったのだろうか。


 まぁ、それは良い。

 今度の相手は目の前の女性だ。

 今は肩にハルバードを担いで、俺の出方を待っている。

 隙だらけにも見えるが、その目は真剣その物だ。

 おそらくそういう構えなのだろう。

 武器の形状から大体の戦い方を想定するしか無いが、これも勉強だな。


「そう言えば名乗っていなかったな。

 私の名前はラシェール・オーガスタ。ラシエルでいい」


「雷槍のラシェールか?」

「本人か? なんでこんな所に?」

「それより、あんなに若かったのか」

「今は東のリディオンを中心に活躍していたんじゃないのか」


 有名人らしい。

 それだけの実力者と言うことだろう。

 雷槍と言う二つ名が示すのは、電撃の様に早い槍裁きと言うことか。


「俺はアキト。

 それじゃ、勉強させてもらう!」


 対峙する距離は一〇メートル、全身強化でまずはその懐に入る!


 遊びは無し、はじめから全力だ。

 視界が狭まりあっという間に間合いを詰める、ラシエルは驚きの表情を浮かべるが、焦りの様子はない。


 上段から振り下ろす剣はハルバードの柄で防がれる。

 右手を引き戻す反動で左手の剣を横に振るい、ラシエルの空いた胴を狙う。


 その攻撃はラシエルが肘を引いて、やはり同じくハルバードの柄で受け止めた。


 同時に俺は、無理やり体を捻り頭上から迫ってくるそれを躱す。

 防具を掠りながら通り過ぎるのはハルバードの先端、斧の部分だった。

 上端に構えていたハルバードの柄を引き、俺の攻撃を受けると同時にその先端を振り下ろして来た。


 筋力だけでなく魔力も使い体を捻らなかったら躱しきれただろうか。


「驚いた、よく躱したな」

「躱さなければ止めてくれたのか?」

「無論だ」


 ホントか?!

 信じて良いのか? 思いっきりゾッとしたぞ!


「多分な」

「多分かよ!」


「なぁに、躱せると思わなければ全力は出さないさ」

「驚いたと言っていなかった」

「そうか、それとこれはちょっともにょもにょ……」


 駄目だ、信じるのは危険だ。


「だが安心するといい。

 私は良い治癒魔術師を知っている」

「それはまた全く安心できないお話で」


 ハルバードは思ったよりも攻防一体の武器だった。

 それでいて――首を傾けた直後、その場所をハルバードの先端、槍の部分が通り抜ける。

 嫌な予感がしてそのまま屈み込むと、直ぐ頭上で斧の部分が俺の首があった場所をなぎ払う。


 本当に止めるんだろうな?!


 突きから戻さず、そのまま首を刈りに来た。

 防御に廻っていたら直ぐに掴まりそうだ。


 俺は引き戻されるハルバードを追い掛けるように、開いた間合いをもう一度詰めるが――


「グホッ!!」


 胸に強い衝撃を受け、息が止まる。

 何が起きた?!


 見ればハルバードの末端、石突きの部分が突き出されていた。

 刃を引き戻す勢いを上手く使い、テコの原理で突き出された攻撃をもろに食らったらしい。


「今のを耐えるか、見た目以上にタフだな」

「全部戻しそうだ」

「それは勘弁願いたい」


 レオに腹部を鍛えられていなければ本当に戻していたかもしれない。


 それはともかく、攻防一体の攻撃は素晴らしいな。

 今までに自分で槍を使ったこともあるが、まったく素人のお遊びでしか無かったと思い知らされる。


 面白そうではあるが、いま優先して覚えるべきは剣と体術、次いで弓だ。

 これらは俺の使う魔法にも相性がいいし、何より元の世界でもよく出てくる武器だったために戦いのイメージがつけやすい。

 なんの知識もない槍や斧を使うよりは気持ちが馴染みやすかった。


「もう少し付き合ってくれるか?」

「楽しませてくれるなら、少しと言わずいつまでも付き合うぞ」


 ラシエルが今度は最初と違い、軽く腰を落としてハルバードを腰の辺りに構える。

 あれ、今までより本気になってないか。


 危なっ?!


 とっさに内側から外に払った剣で、ハルバードの先端をやり過ごす。

 五メートルは間合いがあったのに、一気かよ!


「これも躱すか! 素晴らしいぞアキト!」

「ほんとは当てる気だろ!」

「そんな事は無い、さぁ、どんどん行くぞ」


 どんどん行かれて堪るか。

 初見はお互い様だ!


 ラシエルが間合いを詰めようと踏み出した足を、集中しただけの魔弾(マジック・ブリット)で弾く。

 バランスを崩した隙を突いて間合いを詰め、ハルバードの懐に入り込む。


 上からの攻撃では力が込められないため、両手の剣を下から振り上げる。

 それがハルバードの柄で防がれたところで、身体強化を掛けて地面を蹴り上げた。

 ラシエルの体を浮かせ、動きの自由を阻むのが目的だ。


 弾かれたラシエルが上体を後ろに反らせるようにして蹴りあげてくるが、それを魔盾で受け、剣の柄でがら空きの腹部を殴りつける。


 しっかりとした手応えを感じたが、俺は直ぐに剣をクロスして上段に構える。


 ラシエルは魔盾を蹴った勢い、そして腹部への衝撃の力を使って空中にいながらハルバードを振り下ろしてきた。

 恐ろしいまでの戦闘センスだ。


 重い衝撃が上段から襲ってくる。

 そのせいで追撃の体勢には入れなかった。


「見事だアキト、今のは効いたぞ!

 最初の足払いと蹴り足を受けたのは魔法か?

 魔力の直接放射とは器用なやつだな」


 あれだけで、よく分かったものだ。


「そして何より女相手でも遠慮しないのがいいぞ」


 内のお姫様たちは、遠慮していると俺の方が負けるくらい強いからな。

 あれ、それでも本気で殴りかかるとか、一般的に考えて外道なのか。


「これ以上は私も止められない。

 残念だが楽しみはここまでにしておこう」


 それはまだ本気を出していないと言っているわけだ。

 まぁ、その本気は殺し合いになるということだろうし、そういう意味では俺も魔刃を含めて使っていない魔法はあるからお互い様か。


「いろいろ勉強になったよ、ラシエル。

 指導・教育、ありがとう」

「そうか、そうなるな。

 では早速ギルドからお金をせしめて、今夜はわたしの奢りとしよう。

 一緒に来るだろ?」


 聞きたいこと教わりたいことも多かったし、願ってもいない話だ。


「先輩のお誘いは断れないな」

「分かっているじゃないか。

 安くて美味しい店を知っている、楽しみにするといい」


 俺とリデルがラシエルに連れられて修練場を出る時には、俺達に絡んでくる先輩冒険者はいなかった。

 翌日のランクC昇級試験を楽々突破したリデルも含めて、有望な新人として一目置かれることになるのはすぐ後のことだった。


 ◇


 ラシエルに案内されたのは、意外と庶民的な雰囲気の店だった。

 その優美な雰囲気からもう少し洒落た店を紹介されるかと思ったが、俺には丁度良い。


「ここはな、料理が美味しいんだ」


 実にシンプルで納得のいく理由だった。

 そう言うだけあり海の幸をふんだんに取り入れた新鮮な料理は、元の世界の計算され尽くした料理に負けず劣らず美味しい物だった。

 モモも、初めて食べる海産物に大きな目を輝かせている。

 どちらかと言えば庶民的で大ざっぱな料理だが、リデルが食べるとそんな物でも品があるように見えてくる。


「では、質問に答えよう」


 一通り食事を楽しんだ後、ラシエルが切り出す。


「それじゃ遠慮無く。

 身体強化魔法を使っていただろう?」

「ほう、分かったか。

 流石に同じ魔法の使い手だけある。

 私の身体強化魔法はアキトに比べると随分と荒々しいようだ」

「自分で覚えたのか?」

「これは私の尊敬する親友に教わった」

「それは興味深い」


 あれだけの腕を持つラシエルが尊敬するとまで言う親友――と言うからにはおそらく同世代だと思うが、その親友が教えたと言うことは俺と同程度の魔力制御能力を持っている可能性もあった。


「もっとも、正確には盗んだと言った方が良い。

 その、なんというか、親友の悪口になってしまうようで言いにくいのだが、使い手としては素晴らしいのに教える方となるとちょっとな」


 なるほど。

 天才肌に多いと言われるタイプか。


「だから、聞いた内容を元に頑張って使えるようになったつもりでいたが、アキトを見ていてまだまだ努力が足りないと思い知らされたよ。

 私の見立てではアキトの能力は彼女を上回っている」

「彼女? 女の人か?」

「そうだ、私の親友にして英雄の卵だ。

 今はまだ技術的には拙いが、その戦いのセンスと人を引き寄せる魅力は、アキトも会えばきっと分かる。

 そして何より男なら放っておけないほどの美人だぞ」


「アキト、今までの話を総合すると思いたる人物が一人いるんだけれど」


 リデルが思い付く人物に、俺も心当たりがある。

 そうかもしれないとは思ったが、やはりそうなのか。


「ラシエル、彼女の名前はマリオンじゃないか?」

「違うな」


 あれ、違ったか。


「名はロゼマリア、ヴィルヘルムのお姫様だ」


 ロゼマリア……レオの探していた使えるべき主。

 生きていたか。


 国王陛下は言っていた。

 ヴィルヘルムの王族にマリオンがいたと。

 そしてマリオンもそれが本名ではないと言っていた。


「陽にあたると燃えるように赤い髪の女の子じゃないか」

「知っていたか?」

「あぁ、かけがえのない仲間だ」


 あの日、最後に見せた泣きそうな笑顔は忘れない。


「もしかして、ロゼの思い人って……アキトか?」


 自惚れるわけじゃ無いが――


「変わっていなければ、そうだな」

「変わらないな。

 あれは一種の病の様なものだが、治らないこともある。

 さっきの戦いで、私も少しうつされそうだ」

「それは光栄だな。

 ただ、良い練習相手が見付かったと聞こえるのは気のせいか」

「そう言ったつもりだが?」


 油断すると手のひらで転がされそうだ。

 それはそれで楽しそうで、興味もあるが。


「機会があるなら悪くないが、用があって長居はしないんだ」

「残念だな。

 とは言え、わたしも近々この町を出る予定なので、縁が無かったわけだ。

 次に会える機会を楽しみにしておこう」


「それじゃ次の機会を楽しみに、乾杯だ」

「付き合おう」


 久しぶりに身内以外と話した気がする。

 もしかして、俺は交友関係が狭すぎるか。

 不便は無いが、後で行き詰まったりしないだろうな。


 その日はラシエルがお酒に強いと言うことを思い知らされた。


 ◇


 翌日、ヴィルヘルムの案内人を紹介して貰うべくウィンドベル家縁の者と落ち合い、日程の調整を頼む。


 夕方待ち合わせの場所に現れたのは、白銀の鎧を着て白銀のハルバードを手にしたラシエルだった。


「アキト。

 縁は切れていなかった様だな」


 頼もしい案内人だった。


2015.11.29

●修正前

 黒曜石を思わせる刀身を持つ剣は、黒い輝きを放ちつつもしっとりとした「鉄独特の」冷たさを感じさせる。


●修正後

 黒曜石を思わせる刀身を持つ剣は、黒い輝きを放ちつつもしっとりとした「鉄の様な」冷たさを感じさせる。


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