登場人物紹介
アキト(結城彰人)
物語の主人公。容姿は黒髪で黒い目。一六歳、身長は一六五センチほど。
現在、パーティー『蒼き盾』のリーダー。
パーティーメンバーはリゼット、ルイーゼ。(第二章第一部終了時)
魔封印の呪いを受けているため、魔力を別の力に変換する精霊魔法や古代魔法魔法は使えない。
その代わり魔力その物を力として使う事に特化している。
剣技と魔法を合わせた戦いを得意とし、そのスタイルは一般的な魔剣士とは異なる。
リゼット(リーゼロット・エルヴィス・フォン・ウェンハイム)
アキトを異世界に召喚した少女であり、この世界では忌み嫌われる黒い髪を持って生まれた少女。合わせて辺境伯令嬢として第二位の継承権を持つ事から、命を狙われる事もあった。
一六歳、身長は一六二センチほど。スレンダーで黒髪のショート。
古代魔法、召喚魔法において類い希な適性を持ち、それを活かすだけの知識と見解を持っていた。
異世界転移魔法・空間転移魔法はリゼットオリジナル。
リデル・ヴァルディス
金髪碧眼。容姿端麗、性格は穏やかで優しく女性に良くモテる。一六歳、身長は一七五センチほど。
元パーティー『蒼き盾』のリーダーで、現在は王国騎士として活躍中。
冒険者時代はパーティーの盾として仲間を守り、率先して先頭に立つ頼もしい存在。
現在は王国騎士団所属。小隊長の地位にあり、一〇人の部下を持つ。
身体強化、敵愾向上、魔法障壁の上位魔法である多重障壁、回復魔法といった守備に特化した魔法を習得し、幾多もの功績から名誉士爵、そして名誉男爵となる。
モモ
ブラウニーと呼ばれる植物系精霊。
アキトの泊まっていた宿に住み着いていたところを、名付けと呼ばれる契約を行い、以降アキトとともに旅をする仲間となった。
魔法鞄と呼ばれる物を格納する固有の能力を持ち、パーティーの活動に大きな貢献をしている。
見た目は八歳ほどの幼女だが、実年齢は不明。碧色の髪で頭には二枚の葉っぱが生えている。
精霊は見える人間と見えない人間がいて、ほとんどの人間には見えない。現時点でモモを視認できるのはアキト、ルイーゼ、ルミナスの歌姫ミーティアのみ。普段の活動中は敢えて人間の目に付くように具現化している。
作中では浄化魔法を使用し、女性陣には大人気。
ルイーゼ
栗色の髪に碧色の目をした清楚系美少女。
一五歳で身長は一五〇センチに足りない。小柄だけれど、身長の割に胸が大きい。
性格は大人しめだが、アキトを害する物に対しては厳しい。恥ずかしがり屋で顔に出やすい。
現在パーティー『蒼き盾』に所属。当初は奴隷だったが解放され、今はアキトの運営する飲食店『カフェテリア』の社長。従業員は二人でメルとリルがいる。
天恵と呼ばれる能力を持ち、その効果は癒やし。一般的には神聖魔法系治癒属性回復魔法とされる。ルイーゼが意識して使えるのは神聖魔法。それ以外に、自動再生がある。
天恵を除けば、使える魔法は身体強化魔法のみ。ただし身体強化との親和性は高く、その能力はパーティー随一。
リデルがパーティーを抜けた後は盾役として前線に立ち、見事その役を果たす。
レティシア・ブラウディ
黒い髪を持つ少女でリゼットと同様に貴族社会では忌み嫌われている。ただ、リゼットとは違い親や兄であるリデルに理解が有り、身の回りの狭い世界に限られるが平穏に暮らしていた。
一四歳で身長は一五二センチほど。性格は純真でミーハーなところが有る。
魔術師で才能もあったが、アキトに会うまでは平均以下の能力しか持ち合わせていなかった。アキトとの出会いの中で魔法の鍛練を積み、その能力を開花させていく。
精霊魔法系火属性、精霊魔法系水属性を得意とし、現在は中級魔法まで使う事が出来る。
アキトとの魔力同調の親和性が高く、アキトの力を得ることで同種の魔法でありながらその威力が倍近くに跳ね上がる。
準レギュラー
バルカス試験官
冒険者昇級試験でアキトを打ち負かした男性。壮年の男性。
王都学園の戦闘実技で講師をしていたが、ある事件が切っ掛けで現在は冒険者家業となる。冒険者ランクはBだが、アキトととともに行動する中でランクAにまで伸びている。
一見適当に聞こえる言動が多い。しかし、パーティー『蒼き盾』が足りない実践面でのサポートを続け、その知識と実力にはアキト達パーティーも信頼を置いている。
アキトに夜の遊びを教えた張本人でもある。
ウォーレン
アキトが旅の途中で助けた商人。婦人がリーレン、娘がローレン。
ローレンとは王都学園の同窓生。
ウォーレン商会の主で、元メルとリルの雇い主。
アキトとの繋がりの中で商売の種を見付け、世間に疎いアキトをサポートしていく。
メルとリル
アキトの運営する『カフェテリア』をサポートする小間使い。
おそらくウォーレンも同種の店舗運営を考え、下働きとしてメルとリルを派遣してきたと思われる。
メルティーナ王女
港町ウェントスで、サハギン族の襲撃を受けていたところを助ける。
侍女のリリスさんは、保護者以外で唯一アキトが気に入っている子。
過去に何度かアキトと対面し、自分を王女と認めながらも関心を寄せず、侍女のリリスに目を向けるアキトにすこしだけ嫉妬心を持つ。
しかし、自分と似たような歳の少年が幾多の困難を乗り越え、それでも明るく生きていく姿に助けられる思いがあった。ただ、それを素直に表現できず、ついからかってしまう。
ルミナスの歌姫ミーティア
リデルの授爵祝賀会の時、店で歌を披露してくれた少女。
エルフ族でモモの友達。アキトの一目惚れの相手。ただし、絵画や宝石と言った物に対する気持ちと同じ。
対外的には言葉少なめな大人、対内的には無邪気な子供として接し、モモが甘えるアキトに心を許す。
歌うのが好きで、いまはエルドリア王国を周り歌っている。
生まれた集落を出て、一人エルドリア王国にいる理由は不明。
タイラス
魔法科魔法実技においてトップテンに入る平民出の魔術師。
何度かアキトも狩りを一緒したことがある友達でもあった。
平民でであることから気さくでアキトやレティといった黒い髪を持つ者に対しての偏見も無い。
実直で将来は文官を目指している。
その他
慈愛の女神アルテア
嫉妬の女神ドロテア
色欲の女神カルテア




