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本文は全て手打ちだけど区分は『AI間接利用』です――「素材に」した部分を説明できるよう、AI提案の採用履歴を記録するツールを作りました。

掲載日:2026/06/12

わたしは作品の本文は全て手打ちしている。

けれど、AI利用状況の設定は『間接利用』だ。

AIからの修正提案の採用も、「下書きや素材として」にあたると解釈したからだ。


***


2025年冬、執筆歴ゼロ。

人脈も伝手もないわたしは、AIを頼ったらしい。


「こういうテーマにしたい、需要はあるか」

「思いついたシーンを確認してほしい」

「整合性の確認を」


AIとのチャットに、何度もやり取りをした記録が残っている。

けれど、わたしにその時の記憶はない。


――大雑把な事実しか記憶できない、そういう人間だから。


「この作品を作ったのはわたしだ」程度の記憶はある。

しかし、その時の状況や感情は思い出せない。

具体的にどこをどう直したか、覚えていない。


AIの利用設定をしながら、ふと考えた。


――後でチャットから拾うのは面倒。リアルタイムで記録できないか。


放置すれば、面倒が増え続ける。

それを回避できるなら、少しの面倒は必要経費か…。


わたしはAIに相談した。


「完成原稿とちゃっとを渡せば、修正提案と反映箇所をまとめられるか」

『リストを作るから、判定はユーザーで』


無理だ。

AIに尋ねながら、他の方法を探る。


しばらくラリーを続けた結果、アプリっぽいものを作ることになった。

希望を伝えて、確認にGOと言ったら出来上がった。

すごい。


AIが『欲しい人、他にもいるかも』と言い出した。


――本当だろうか。


ネットの海に浮かべておくだけなら、デメリットはない。

メリットはある。知名度が上がれば読者が増えるかもしれない。


AIの意見を採用することにした。


***

このエッセイについて、AIからの修正提案は3点だった。


①「人脈も伝手もないわたしは、AIを頼ったらしい。」

「人脈も伝手もない」は、その前の「執筆歴ゼロ」とやや重複してます。切って「わたしは、AIを頼ったらしい。」にすると、「らしい」への落下が速くなる。


②「後の大量の面倒を回避する為ならば、今の少々の面倒は必要なコストだ。」

ここだけ文の温度が硬い(「〜の為ならば」「必要なコストだ」)。「後でまとめて面倒になるくらいなら、今の小さな面倒のほうがましだ。」のように崩すと、怠惰な語り手の声のまま通る。


③「希望を伝えて、GOと言ったら出来上がった。」

「希望を伝えて」と「GOと言ったら」の間に、ラリーの密度が一行分隠れてます。直前に「しばらくラリーを続けた結果」があるので意図的な省略とも読めますが、「希望を伝え、確認に答え、GOと言ったら出来上がった。」と一拍足すと、丸投げではなく対話の産物だったことが残る。AI利用の実態説明としても正確になります。


さっそくツールを使い修正した。

1つ目は聞き流したので、アプリに2か所の修正箇所が記録された。


「希望を伝えて、GOと言ったら出来上がった。→希望を伝えて、確認にGOと言ったら出来上がった。」

「後の大量の面倒を回避する為ならば、今の少々の面倒は必要なコストだ。→放置すれば、面倒が増え続ける。 それを回避できるなら、少しの面倒は必要経費か…。」


これで、「AIの文章はどこですか?」って聞かれる日が来ても大丈夫だ。

証明するほどのものじゃないけど、自分用の記録ができる。


こうして、このエッセイは完成となった。

▼改稿記録メモ(仮)— 変更は朱が記録し、維持は沈黙が記録する

https://rosaaoki.github.io/#kaikou


ご自由にどうぞ!

ライセンス:MIT License(自由に使用・改変・再配布可、無保証)

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