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城から始まる異世界物語  作者: 紅蓮
建国奮闘編
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89話 ドラゴニュート

俺達がラヴァタートルの核から杭を抜いた頃、バランの街にケインとカイザー達幹部が到着していた。

街の前には今にも気を失いそうなクリオがいた。


「ライズさんクリオさんの回復をお願いします」


ケインはライズにそう言うと、街の中に入る。


「おや?結界が消えていきますね」


ケイン達が街に入ると同時にラヴァタートルの無効結界が消えていく。

そして、ロイとマガストールが戦闘中の場所まで来ると、すでに虫の息のロイがノエルを守りながら必死に抵抗していた。


マガストールもチャコの前で仁王立ちのまま気を失っていた。


「いつまでかかっているんだ?早くその女達を部屋に運べ!!」


ギャルドは中々決着がつかない事に苛立っていた。

冷静さを失い周りが見えていないのか、それとも無効結界を信じきっていて気にもしないのか、結界が消えた事に全く気がついていなかった。


「ロイさん……マガストールさん……遅くなりました。よくぞここまで……」


ケインは2人を見ながらギャルドに対して怒りが込み上げてきていた。


「ノエルさん、ヒールが使えるはずです。お2人をお願いします」


「はっ!!何を言っている?この街では魔法は使用できないんだ!!」


ケインの言葉にギャルドが高笑いをしている。

しかし、ノエルがロイに対してヒールを使うと、ギャルドの顔が青ざめる。


「な?なぜここで ヒールが使えるのだ?結界はどうなっているのだ?」


ギャルドは周りを見回すと、初めて結界が無くなっている事に気がつく。


「どう言う事だ?何故結界が消えているのだ?あの亀はどうした?」


ケインはギャルドが言った亀と言う言葉に反応する。


「亀?と言う事はラヴァタートルを暴走させたのはあなたでしたか……そのせいで、どれだけの被害が出たと思っているのですか?」


「そんな事は知ったことか!!俺様の為に誰が被害を受けようと関係ない!!むしろ光栄に思うがいい!!」


「とことん腐ってますね……では手加減はいらないでしょう」


ケインはそう言うとギャルドの顔面に拳を叩きつける。

ケインの怒りの拳はメリメリとギャルドの顔面にめり込むとそのまま後ろに飛んでいく。


「あなたのようなクズにはランスなどもったいない、拳で十分です」


ケインに殴られたギャルドはそのまま気絶してしまった。


「さて、龍人の皆さんは事情がありそうですが?」


「はい、嫁や娘を人質に取られています……まだ手は出されていませんが逆らうと……」


「なるほどです。では救出に向かいましょう。ロイさんとマガストールさんはノエルさんとチャコさんを連れてワープで陽炎城に戻りゆっくり休んで下さい」


ケインはそう言うと、ギャルドを縛りカイザ達と一緒にギャルドの屋敷に向かう。

そして龍人達の、案内で屋敷に入ると、鍵のついた部屋のドアを壊しながら開けていく。

すると、そこには多くの女性達が監禁されていた。


その女性達を解放しながら、1番奥の部屋に入ると龍人の女性達が鎖に繋がれていた。


「助けに来ました。さぁ解放しましょう」


ケインがカイザー達にそう言うと


「ダメです!!この鎖を取ろうとすると高圧の電気が流れて死んでしまいます」


「なんと!!それは困りましたね……私達は耐性があるので大丈夫ですが、皆さんを殺す訳にはいきません」


「そういう事なら僕の出番だね」


ケインが困っていると、ギートが前に出てくる。


『トラップクラッシュ!!』


ギートがスキルを発動させると、鎖が破壊されていく。


「その手がありましたか……」


さすがのケインも忘れていたギートのスキルは鎖の罠に絶大な威力を発揮している。

全部の鎖を壊して終わると、龍人達の救出に成功する。


「ありがとうございます。助けて頂いたお礼に是非あなた方の力になりたいのですが、皆さんはどちらのお方なのでしょうか?」


「あっ!!これは申し遅れました、私はケインと申します。我々はこの国の王になられたリブ・クロート様の配下の者です」


ケインが龍人達に自己紹介すると


「え?」


「王様の?」


「はっ?」


龍人達は王の配下と言われて混乱している。

それもそのはず、龍人達この国に王が誕生した事さえ知らないのだ。


「えっと……この国に王様が?」


「はい、数日前に王城攻防戦が行われまして我々の盟主が王になられました」


「なんと!!」


龍人達はお互いに顔を合わせると、何やら話し合いを始めた。


「何か問題がありましたか?」


「その……ひとつお聞きしてもよろしいですか?」


龍人はケイン達に確認したい事があると言っている。


「はい?なんでしょうか?」


「新しい王様は人種差別や独裁を敷くようなお方でしょうか?」


龍人達は真面目な顔で聞いてきたのだが、ケイン達はリブの事を思い浮かべて笑ってしまった。


「ご心配なく。リブ様はそんな事はしませんわ?」


その問いに答えたのはマーチだった。


「それは本当ですか?」


「ええ、だってリブ様はお優しい平和主義者ですから」


マーチの答えに龍人達はざわめき立つ。

そして、その場に跪くと


「その王様に我々をご紹介頂けないでしょうか?」


と嘆願してきた。


「それは大丈夫ですが、一体どういう事なのですか?」


「我々は龍谷の里に住むドラゴニュートなのです。邪竜による世界崩壊の時に人間達にモンスターとして扱われてしまい……この数100年隠れ住んでいたのです」


「龍谷の里に隠れて暮らしていたあなた方のが何故この街にいるのですか?」


「数年前にある商人が里に現れて、女達を攫って行ったのです。それを男達が追いかけて来たのですが、人質として盾にされてしまい……無理矢理ギャルドに使われていたのです」


「商人?ただの商人がドラゴニュートを攫えるのですか?」


「いえ、あれはただの商人ではなかったです。おかしなアイテムは使っていましたがそれ以前に実力もありました。本性は隠しているみたいでしたがあれは人間ではありませんでした」


「そのあたりも含めてリブ様と話をしてみましょう」


ケインはそう言うと、ギャルドを龍人に担いでもらい一緒に城に戻るのだった。


諸事情により投稿遅れて申し訳ありません。


今後も頑張って書きますのでよろしくお願いします

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