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城から始まる異世界物語  作者: 紅蓮
群雄割拠編
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76話 王城攻防戦開始

しばらくすると、チャコ達とノエルが王城に来た。

王城にいるメンバーは、俺、ケイン、マーチ、ギート、ミーシャ、ノエル、チャコ、マガストール、ウェンツ、ライズの10人とクーパーさん、マーチンさん、コウリュさん、ワイズさん、ゲーリックさんの合計15人だ。


「しかし突然ですね……どうしてこんな事に?」


「ごめん、観光気分で王城見学に来たら、あのドラゴンに王城攻防戦で勝ったらこの国の王だって言われて……」


「え?これに勝てば王になるのですか?」


事情を知らないマーチが驚いている。

他のメンバーも、知らなかったようで戸惑っていた。

どうやらノエルから、王城で戦争があるからと言われて連れて来られたらしい。


「そうですか、ついに王になるのですね。みんな、これは気合を入れて頑張りましょう!!」


マーチは、勝つ気みたいだ。

みんなも来た時と顔つきが変わっている。


まぁ、別に負けても今後王になれない訳じゃないから無理しないで欲しいけど……

今は、とてもそんな事を言える雰囲気ではなさそうだ。


ケインが、配置を考えながらみんなに指示をしていると


「来ました!!」


と、城壁の上で斥候をしていたギートの声がした。

王になる為の戦いがついに始まるのか……


俺達は、城門の外に出ると相手を待ち構える。

すると、城の前で軍隊が止まる。


「あなたがリブ・クロートですか?」


金髪の大きな虎人が軍隊の前に出ると、俺に聞いてきた。


「ああ、俺がリブ・クロートだ」


虎人の男は、乗っていた馬から降りると突然俺の前に跪く。

え?これはどういう状況?

俺が戸惑っていると


「私はレオン・シュバルツと申します。こちらに戻ってからずっとあなた様をお探ししていました」


レオンと名乗った男は、どうやら俺を探していたらしい。

ん?戻ってから?という事はこの人は記憶が残っている?

シュバルツ……ああ!!召喚できる一族の人か!!

じゃあ、もしかして


「えっと、もしかして以前の世界で俺の分家だったっていう、シュバルツ家の?」


「はい、リブ・クロート様が王城を占拠なされたと知らせが来ましたので、もしかしたらと思い急ぎ駆けつけて参りました。是非とも王城攻防戦に参加させて頂きたく」


レオンは俺の味方をしてくれるみたいだ。

これで、マットの軍勢が着くまでの時間稼ぎは出来そうだ。


「これは心強い味方が出来ましたね。マットの軍が到着するまで頑張ってもらいましょう」


ケインもレオン達に期待している。

すると、再度ギートが遠くに軍勢を見つけた。


「ケイン準備はいい?レオンも活躍に期待している。レオンの兵士達も無理はしなくていい。危ないと思ったらすぐ退却するように!!多少の怪我はこちらの救護班で治せるが致命傷はダメだ!!死ぬことも許さない!!俺の役に立ちたいと思うのであれば、必ず全員生きて帰るぞ!!」


俺は、ケインとレオンそしてレオンの兵士達に向けて指示を出す。

兵士達にも家族はいるはずなのだ。なので俺の為に死ぬ事など許されない。


「「おお〜!!」」


と、兵士達の士気は上がっている。

みんな気合を入れて開戦の時を待っていた。


「お前が王城を占拠したとかいう奴か?俺様はロジットという者だ。お前を王とは認められない!!なので阻止させてもらう!!さぁ!!勝負だ!!」


ロジットはそう言うと軍の後ろに下がる。

向かい合った兵士の数はほぼ同じ。

戦力的には互角に見える。


後はここの兵士の力の差だろう。

俺がそう思っていると、ロジットが1人の将軍に声をかける。

それを合図に戦闘が開始された。


ロジットの騎兵隊が砂煙を上げて突進して来る。

それをレオンの歩兵隊が迎え撃とうと構える。


「レオンさん!!歩兵を下げてください!!」


何故かケインが、その歩兵隊を後ろに下げるように指示を出す。

そして俺の方を見ると


「リブ様、まずは一撃お願いします」


と俺に魔法を撃てと言って来た。


『メテオストーム!!』


俺はケインに言われるがまま、獲得したばかりの魔法を放つ。


すると、上空に魔法陣が描かれ、5本の極大の竜巻が巻き起こるのと同時に大きな岩が隕石のように騎兵の上から降り注ぐ。

突進して来た騎兵は竜巻に巻き込まれて上空に飛ばされて行く。

それを見て後方で止まった騎兵には上から降る岩に押しつぶされている。


「これは……」


その状況を見たレオンは言葉を失っている。


「クソ!!なんだこれは!!」


ロジットは混乱しながら怒っていた。


「レオンさん、今です!!歩兵隊を!!」


魔法が落ち着いたタイミングで、ケインがレオンの歩兵隊を突撃させる。

その声にレオンは一度後ろに下げた歩兵隊を前に出す。


先制されたはずなのに今はこちらから攻撃に転じている。

不意を突かれたロジットの兵は慌てて体制を整えているが、間に合っていない。


レオンの歩兵隊は混乱するロジット兵士を次々に戦闘不能にして行く。

しかし、ロジットはそこに後方から弓隊で敵味方関係なく無差別に矢の雨を降らせる。

レオンの歩兵隊は堪らず後退する。


ロジットの軍勢とレオンの軍勢が距離を開け、再度向かい合う形になった。


『エクスブロード!!』


そこに俺の爆裂魔法が炸裂する。

次の瞬間、ロジットの兵は全滅したのだった。


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