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城から始まる異世界物語  作者: 紅蓮
群雄割拠編
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63話 攻略会議

翌日、俺は朝からミノタウロス討伐メンバーを考える。

カイザーとネージュはまだ傷が癒えていないので除外した。


牛という事は突進系?

武器は何か持っているのかな?


タンク役のケインと前衛のロイは入れるとして、パワー型だとマガストールだな。

後は、後衛にギートとマーチ回復にノエルかな?


などと考えていると、セシルが大広間に来た。


「リブ様、モンスター討伐のメンバーですか?是非私を入れて頂けませんでしょうか?」


とお願いしてきた。

そういえば、セシルは剣士だったな。


「前衛は出来るの?」


俺はセシルに聞いてみる。


「残念ながら、ソロでは狩りをした事はありますが、メンバーと一緒にというのは経験がございません」


と答えが返ってきた。

パーティー戦をやった事がないのは、危険だな。


他のメンバーと息を合わせないと、危険に晒してしまう可能性がある。

前回のマンティコア戦のようになると、全滅してしまうかもしれない。


「セシルの気持ちはわかるけど、今回はペリュトン戦に参加してくれ」


俺は練習が必要だと、セシルを説得して今回はペリュトン戦での参戦にした。

とはいえ、ペリュトンもカイザーが瀕死になるような相手なので、決して弱いわけではない。


セシルとそんなやり取りをしていると、カイザーが大広間に来る。

昨日に比べれば、回復してはいるがまだ本調子ではなさそうだ。


「カイザーまだ寝てなくていいのか?」


「リブ様、私にもう一度……」


「いや、今回は諦めてくれ」


カイザーがリベンジを申し出てきたのだが、俺はそれを拒否する。

気持ちはわかるが、さすがにまだ無理だ。


「そうですか……」


カイザーは残念そうに部屋に戻って行く。

いずれ、カイザーには主力として活躍してもらいたい。

なので、今ここで無理をしてほしくはないのだ。


近いうちに、メンバーの序列整理も考えている。

だが、今は時期尚早だと思っている。

その時が来たら、しっかりしてやろう。


今は、個々の称号アップが先なのだ。

今、この大陸に何人の王候補がいて、どのくらい勢力を拡大しているのかもわからない。


今後、いつまた大きな戦争が起こるかもしれない時に、マットは俺がいないと勝てないでは

意味がないのだ。

一人一人が力を付けてもらって、俺がいなくても勝てるようにならなければ、序列を付けても誰も納得しないし、言うことも聞かないのだ。


力が全てではないが、ある程度は力量も必要なのだ。

今は仲間意識が高いからいいが、いつこの均衡が崩壊するかもわからない。


なので今のうちに幹部候補のメンバーは育成する必要があると思っている。

そういう理由もあって、初期メンバーから順番に上げて行くのだ。


特に参謀の2人は誰よりも先に上げなければ、発言権さえ無くなってしまいかねない。

俺は、そう考えて今回の討伐メンバーを決めて行く。


夜叉はカイザー達3人で何とか倒したと言っていた。

ならば、新規メンバーに1人入れるだけでいいだろう。


そして、中ボスを含めた鉱山の攻略メンバーが決まった。


俺は補助としてついては行くが基本、メンバーだけで討伐して欲しい。

そうでなければ、称号は上がらないだろう。


前回の戦争では、メンバーはほとんど活躍していない。

だから称号が上がらなかったのでは無いかと思っている。


レベルはないが、経験値は必要なのではないだろうか?

俺の憶測だが、多分そういう事だろう。


なので、今回は俺は何かをするつもりはない。

まぁ、死にそうになったら流石に見捨てる事はないが。


きっと、いい結果を出してくれるだろう。

俺はそう期待しながらメンバーを大広間に集める。


「リブ様、ネージュさんが自分も参加したいと申しております」


ライズが俺にそう言ってきた。


「え?でもネージュはまだ病院だよね?無理じゃない?」


「だいぶ回復してますので、大丈夫だと思います。今回はヒーラーも3人いますので、余程の事がない限り安心かと」


まぁ確かにネージュも上げておきたいな。

貴重な格闘家だし。


「わかった。じゃあ参加でメンバーに入れよう」


俺はネージュをペリュトン戦に入れる事にした。


「さて、今回の鉱山攻略戦のメンバーを言うから、その後で各パーティーで話合いをして欲しい。

まず、夜叉戦はフランとウェンツ、そこにカイザーを入れる

ペリュトン戦は、セシルとライズ、後はチャコとノエル、そしてネージュとギートだ。

ミノタウロス戦は、ケイン、マーチ、ロイ、マガストール、ミーシャ、サリーで行く。

以上だけど何か意見はあるかな?」


俺はそう言うと全員を見る


「リブ様は参加されないのですか?」


フランが、質問してきた。


「ああ、今回は俺は付いて行くだけにする。恐らくだけど、称号アップには自力で倒す必要がある気がするんだ。それに、そろそろみんなにも強くなってもらわないと、次の戦争がいつ始まるかわからないし」


俺は今後の方針をみんなに伝える。


「なるほど……序列ですか……確かに今のままでは、リブ様がいないと厳しいですからね。私達も戦力にならなければ、リブ様の配下である意味がないですからね」


「ええ、前回も結局リブ様に任せてしまいましたし、総大将として何もできませんでしたから………」


ケインとマーチが、そう言うとみんな大きく頷いている。


「ここは本当に素晴らしい同盟ですね」


最近ミーシャ達の開発に付きっきりだったクーパーが、微笑みながら羨ましそうにしている。

あれ?そういえばマーチンさんは?


「クーパーさん、この所マーチンさんを見かけていないのですがどうしたのですか?」


「ああ、マーチンなら一度城に戻しました。私達も考える事がありますので」


なるほど、それでここにいないんだ。


「クーパーさんは留守番になってしまいますが……」


「いいえ?私もついて行って見学させて貰いますよ?それと、マーチンとコウリュも連れて行ってください」


俺が留守番を頼むと、クーパーさんは見学しに来ると言った。

しかも、マーチンさんをこっちに戻してコウリュさんまで連れてくると言っている。


「まぁ、見学なら大丈夫かな?俺も見学みたいなものだし」


それから、パーティーごと戦い方の話合いをして、攻略に備える。


「鉱山攻略は、ネージュの回復とマーチンさん達の到着に合わせて、明日の10時からって事にしよう。それまで各々しっかり準備しておいて」


俺がそう言うと、明日に備える為にみんなそれぞれ部屋を出て行く。

そして大広間に残った俺は、アイーナとセバスチャンと3人でまったりティータイムをするのだった。

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