61話 区画整理
施設は、後で確認する事にした。
セシル達のスキルの確認も後回しだ。
まずは、街の城壁作りから始める。
今は戦争もないので、都市の整備の方が大事なのだ
メンバー達は、各々仕事に行ってもらった。
ライズは病院で、兵士の手当てをしている。
ちなみに、ライズがナースになったので、ノエルとミーシャは兼任という形をとっている。
セシルは、冒険者ギルドを立ち上げて素材の買取をしている。
ウェンツはミーシャが開発したアイテムの販売を任せる予定だが、今日は魔導兵器の開発に行っている。
フランは軍事顧問室で戦略の勉強をしている。
ケインとマーチはノエルと一緒に各施設で働く人員の面接をしている。
街が大きくなったので、一般の人を雇用して仕事を増やすのが狙いだ。
俺達も自分の仕事を、職員に振り分けられるので一石二鳥なのだ。
なので、俺はセバスチャン、チャーリー、レナードと一緒に街の区画整理をしに来た。
「首都をどこまでにするかが問題だな」
「階級を設けて、城に近い順に高い階級の家にするというのはどうでしょうか?」
階級か……でもどうやって階級を決めるかで揉めそうなので辞めておく事にした。
それに、主要メンバーは全員城に住んでいるから、まずはそこに階級を設けるべきなのでは?と思ったのだ。
「商業区画と工業区画、それと住宅区画に分けてみよう」
俺は、首都の区画構想を3人に話す。
「では、工業区画は城から遠い所に配置して、商業区画を中央に持って来ましょう」
「道の整備も必要だな。それに合わせて城前の施設も移動しよう」
俺達は住み易く、訪れた人がわかり易い配置に変えて行く。
住民は、移動する家の人だけ中央広場に集まってもらっている。
移動が終わったら、次の区画の人と入れ替える。
これを何回か繰り返して、首都を完成させて行く。
全ては、俺のスキルで移動しているので、特に問題もなくスムーズに終わった。
首都が出来た所で、属性都市と分ける城壁を作る。
移動できるようにしっかり門も作っておく。
シキリアには兵舎を数個建てて、軍事都市にする事にした。
その内、シキリアの統治を誰かに任せよう。
「これで最後かな?」
俺は、シキリアの区画整理を終わらせると城に戻る。
城に戻ると、天守閣に向かう。
上から街全体が見たかったからだ。
「これは絶景だな」
首都プロスパラスは中央に時計塔がある広場を作った。
そこから十時に道を作り、商業区がある。
工業区は俺達の鍛冶場に近い場所に配置して、商業区にも行けるようにした。
住宅区は工業区の反対側に配置してある。
工業区の外側に城壁を作り、そこからシキリアに行けるようにしてある。
シキリアは訓練所に近い所に作った。
シキリアを軍事都市にした為だ。
兵舎では兵士の雇用や休憩場所になっている。
鍛冶場と工業区から武器や防具の供給をして、訓練所で育成する流れだ。
なので、シキリアには兵士達の家がメインになっている。
住宅区は、基本的には一般市民が住んでいる。
ここの住民は、大使館や参謀本部、商店、酒場、デパートホテルの従業員を募集して働いてもらう人と、畑で食料を生産する人とその家族が住んでいる。
冒険者は、基本的にはネージュのホテルやチャコの酒場の2階を宿屋にしてあるのでそこに寝泊まりする感じにしてある。
他の街から来て、ここに移住したい場合は参謀本部のマーチの所で移住手続きをして住宅区に家を買う流れになっている。
チャーリーの屋敷は住宅区の内門の近くに移動した。
レナードの屋敷はシキリアの中に作った。
時計塔はなるべく高くして、どこからでも時間がわかるようにした。
これで、外にいても時間がわかる。
外側の城壁の内側に畑を増やした。
全住民の食べ物を自給する為だ。
呼び方が必要という事で、畑がある場所を農業区とした。
俺達の施設がある区画をマット主要区画としてセントラルシティと名付けた。
セントラルシティの城壁にいくつか門を作る事で、中の施設の移動も行った。
商業区に出る、今まであった正門周辺には、デパートホテル、酒場等の商業系の施設を
工業区に出る門には鍛冶場、研究所等の工業系施設、シキリアに出る門には訓練所、軍事本部等の軍事施設をまとめた。
こうして、マットは整備された綺麗な街並みに変化したのだった。
次回はマットのマップを掲載する予定ですが、上手く描けなかったらすみません




