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城から始まる異世界物語  作者: 紅蓮
異世界生活編
38/160

37話 攻撃開始!!


ようやく、攻城戦の会議が始まる。


「なんかもう疲れたけど……マガストール報告を頼む」


俺が、そう言うと


「はい、まずグラン城は以前と変わりありませんでした。強いて言うなら畑が減っていて兵舎の数が増えていました。後は、街に冒険者ギルドが出来ていました。依頼の紙は無かったので冒険者が何人いるかまでは把握できませんでしたが。報告は以上です」


冒険者ギルドか……もし戦争になったら冒険者も出て来るのかな?

それに、街の住人を巻き込みたくないな。


「セバスチャン、もしうちと戦争になったら向こうの一般人はどうなるの?」


「はい、戦争になれば街は都市シールドが張る事が出来ますので、一般人に被害は出ません。しかし、兵士は別ですが……」


「一般人に被害が出ないならいいよ。それだけが心配だったから」


俺は、一般人まで蹂躙する趣味はない。

助かるなら、それに越したことはないのだ。


「宣戦布告とか必要ないよね?」


「それはいらないですね。私達もいきなり攻撃されましたから」


チャコが、思い出すのも嫌な記憶ですと言っている。


「なるほどね、じゃあどうやって攻めるか決めよう」


「こちらでは、基本的には将軍となる人物を決めて、兵士を連れて攻撃する戦国時代のような戦い方をするようです」


ケインが、本を見ながら説明してくれた。


「でも、うちは兵士がいないよね?どうしよう?」


「今回は将軍の役をリブ様にやっていただき、私達が兵士として攻撃するのはいかがでしょう?」


うちのメンバーが兵士って、絶対強いよな?と思いながら


「じゃあ、パーティー戦だな」


俺は、そう言うのだった。


「それで?グラン城の城主はどうするの?別に配下にいらないんだけど」


人を人とも思わない人間など、うちには必要ないのだ。


「配下の人を駒としか考えない王なんて、殺してしまえばいいんですわ?」


マーチが怖い事を言っている。


「戦争に負けた城主は、盟主の資格が失われます。同盟員として入れる事は出来ますが、こちらが必要としなければ、そのまま城で生活するだけでございます」


セバスチャンが教えてくれた。

と言う事は、俺も負けたらそうなるのか


「じゃあ、気兼ねなく攻撃できるね」


「しかし、パーティー戦とはいえ、モンスターと攻城戦では勝手が違うと思うのですが?」


ケインが、難しい顔をしている。


「でもよく考えたら、もう強襲でいいんじゃないかしら?」


「マーチ……それは危険じゃない?」


「どうせ敵は城主だけでしょ?兵士は何人いようがリブ様1人で倒せるんですから」


「確かに……そうですね」


マーチの提案に、ケインが頷いている。

それに呼応する様に、全員が俺を見ながら頷く。


「リブ様って……そんなに強いんでっか?」


そんな中、サリーだけが驚いていた。


「それじゃあ、さっさと終わらせるか」


俺はそう言うと城から出て、グラン城に向かって進軍する。


「今からここを攻撃するんですね」


「一気にやっちゃいましょう」


「負ける気がしないですわ」


グラン城の前に着くと、みんなやる気満々だった。


「じゃあ行くよ?」


俺はみんなに確認を取ると


『エクスブロード!!』


城門に向かって、爆炎魔法を唱えるのだった。

ドーン!!と言う音と共に城門が燃える。


城の中から、何人かの兵士が慌てて外に出てくる。


「行きます!!」


ケインがそう言うと、全員が燃える城門に向かって行く。


『サンダー!!』


『アローシャワー!!』


後方から、マーチの声と共に雷が落ちると、そのすぐ後にギートの無数の矢が降り注ぐ。

相手も、準備が出来た部隊からゾロゾロと城門から出て来た。


そして、街にシールドが張られるのが見える。


「よし!!これで街は安全だ!!手加減はいらない!!」


俺がそう言うと、向かってくる騎兵の前にケインとカイザーが歩み出た。


『『ヘビーボディ!!』』


そして大盾を前に構えると、騎兵の突進を止める。


『高速剣!!』


『ダブルアタック!!』


『正拳突き!!』


そのタイミングでロイ、チャコ、ネージュが攻撃を仕掛ける。

前方を、止められた騎兵隊は、その勢いを無くし城門前に陣形を取る。


そして、騎兵の間を縫って歩兵が前に出てくる。

騎兵の後ろには、弓隊が陣取る。


そして、城壁の上にグラン城の盟主らしき人物が姿を現す。


「我は、グラン城の城主にして、盟主のアーク・オードリーだ!!そんな少数で攻めて来るなど、笑止千万!!返り討ちにしてくれる!!」


アーク・オードリーと名乗る男は青い長髪に、大柄で筋肉質な体をしていた。


「全軍!!攻撃開始!!」


アークが大声で号令をかけると、陣取った兵士達が一斉に前に出る。


『トールハンマー!!』


俺が魔法を唱えると、軍隊の上に魔法陣が描かれる。

次の瞬間、ドシーン!!という音と共に雷を纏った大きなハンマーが振り下ろされる。


そして、地震か?と思うくらいの振動が全域に広がると同時に、軍勢は全滅したのであった。


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