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城から始まる異世界物語  作者: 紅蓮
異世界生活編
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29話 4人の新しい仲間

チャコさん達の理由はわかったのだが、問題があった。


「セバスチャン、同盟って勝手に変更出来るのかな?」


そう、一度入った同盟から他の同盟に鞍替えできるのかが、わからないのだ。

しかも、向こうの盟主から裏切り者として、狙われてもおかしくない。


「チャコ様達が、向こうの同盟に入っているかどうかが鍵になるかと思われます」


向こうの同盟に入っているって何?


「それは、何でわかるの?」


「まずは、役職を与えられているかどうかが同盟員であるかどうかの指針になるかと、役職が与えられていれば、自分の城が統合されるはずですので」


そういえば、自分達の城はどうなっているのだろうか?


「ちなみに、みなさんの城はどうなっているのですか?」


役職が与えられていないと言うことは、統合されていないはずなのだ。


「こっちに来た時のお城のこと?そのまま来た場所にありますよ?そもそも、みんな自分のお城で生活してますから」


チャコさんがそう答える。


ん?統合もされてないし、それぞれ自分の城で生活してる?

と言う事は、役職はないって事だよな?


「じゃあ、あの城には何もないの?」


俺は、気になって聞いてみる。


「何もない……とは?街はここより大きなのがありますよ?」


不思議そうに聞き返してきた。


「いえ、たとえば参謀本部や大使館のような施設がございませんでしょうか?」


ケインが確認すると


「ないですね。あそこにはお城と大きな街があるだけで、後は、畑と兵舎があるくらいです」


兵舎とは?と思ったのだが、今は聞かないでおく。


「えっと……それじゃあ、何故あの城主に仕えていたんですか?」


今の俺は兵舎より、なんでそんな城主に支えていたのか気になってしまった。


「ん?仕えてはいないですよ?私達が日本からこの世界に飛ばされて来て混乱している時に、あの城主に攻撃されてしまって、城を燃やされてしまったんです。その時に自分に従えって強要されたから城には出入りしてましたが、扱いは街の住民と同じでした。職業があって城を持っていたから、他の人よりお金だけはもらえましたが、後は、命令されたらその時だけ仕事をする感じでしたね」


チャコさんの言葉に残りの3人も頷く。


「何それ?ひどくない?」


ミーシャがすごい怒っている。


「なるほど……じゃあ登録した後に本がなかった?」


俺がそう確認すると、チャコさん達が本を取り出す。


「この本の事ですかね?」


そこには『同盟に参加』の本があった。


「そういえば、さっきから言っている役職って何?ネージュちゃん知ってる?」


チャコさんがネージュさんに聞いている。


「いえ?私は向こうで兵舎の受付をしていましたので、特にその様なものは聞いた事がないですね」


ネージュさんが、チャコさんに答える。


「私も向こうでは、畑の管理だけをしてましたから、知らないです」


カイザーさんもそう答える。


「その……そもそも役職ってなんなのですか?職業じゃなくて?」


逆に質問されてしまった。


「役職というのは、盟主から与えられる仕事の事です。その役職に合わせてスキルや施設が建設されます。職業は自分で選んだものですから、仕事とは無関係ですね」


俺の代わりに、ケインが答えてくれた。


「ちなみに、ここにいるみなさんは役職があるのですか?」


「ええ、全員リブ様から役職をもらっていますわよ?」


チャコさんの問いに今度はマーチが答える。


「少しよろしいでしょうか?」


セバスチャンが、申し訳なさそうに話に加わった。


「チャコ様達がいらした同盟の盟主という方は、転生をしないまま、時空の狭間にいた方なのではないでしょうか?もしそうだとしますと、この世界での記憶が残っていて、特に何もしていないのではないでしょうか?」


確かに、俺の様に日本に転生してこの世界の記憶が全くない場合、本を頼りにするしかないのだが、少しでも記憶が残っていれば、本を参考にする必要がないのだ。


「じゃあ、チャコさん達はそもそも同盟に入っていない?」


「その可能性が高いかと」


とすれば、向こうの同盟を裏切った事にもならない。


「じゃあ、俺の同盟に入っても問題なさそうだから役職を与えるけど、4人のステータスを教えて欲しい」


俺がそう言うと


「ステータス?そんなものないけど?」


と、4人とも困った顔をしている。

おっと、これはどういう事だ?


「じゃあ、職業と種族だけ教えてもらえるかな?」


俺は、4人の特徴が知りたいと言った。


「私は鬼人の隠密で、旦那は巨人の隠密です」


チャコさんがそう答える。


「私は獣人の猫人で、職業は格闘家です」


ネージュさんがそう答えた。


「私は人間で騎士です」


カイザーさんはケインと同じだった。


俺は胸元から本を取り出すと、役職のページを開く。

すると、また役職が増えていた。


「じゃあ、チャコさんとマガストールさんは酒場のマスターとママで」


俺がそう言うと2人の体が光出し、マガストールさんは白いワイシャツに黒いベスト、黒いスラックスに、チャコさんは黒いワンピースに変化した。


「すごい……服装が変わった」


と驚いていた。


「次にネージュさんは、複合施設の支配人を、最後にカイザーさんは、対モンスター軍事責任者を与えます」


俺がそう言うと、ネージュさんも光り出し、ノエルの様なパンツスーツに変化しカイザーさんは軍服の様な服装に変化した。


すると、ゴゴゴゴ!!ドシンッといつものあれが始まる。


今回は4人分だからかいつもより衝撃が大きかった。


「え?何?」


「地震?」


「うぉ!!」


「…………」


と言うかマガストールさん一言も喋ってないな……


などと俺が思っていると、


「それでは、確認に行きましょう」


と、ケインに促されて全員で外に出る事になった。

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