表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
城から始まる異世界物語  作者: 紅蓮
異世界生活編
22/160

21話 その伝言は謎解きですか?

翌日はギートと一緒に岩山に行き、収集と狩りをする。


その日は特に変わった事もなく1日を終え、ケイン達が帰って来る日になった。


「ただいま戻りました」


朝食の準備をしてる時にロイが戻って来た。


「おかえり、ってあれ?ロイ1人?」


大広間に入って来たのはロイだけで、ケインとノエルの姿が見えない。


「はい、ケインさんとノエルさんは向こうの街で待ってます」


ん?待ってる?誰を?


「伝言を伝える為に、私だけ戻ってきました。私は移動速度上昇のスキルがありますので」


なるほど、ロイのスキルで1人だけなら早く戻って来れると言うことか。


「まぁとりあえず朝食にしよう、卵と肉があるぞ?」


昨日、岩山で狩りをしている時に、鳥のモンスターを倒したら卵がドロップしたのだ。


「卵と肉ですか!!」


ロイも興奮している。


この世界に来て初めての卵料理は、もちろん目玉焼きだ。


「美味しいな……」


「日本の卵と変わらないわね」


「もっと調味料も開発しなきゃ!!」


「ハムエッグじゃなくて、肉エッグですね」


「幸せです……」


各々に感想は違うが、思っている事は同じだろう。

全員、ほぼ無言で朝食を食べ終わるとロイの話を聞く。


「さて、街の方はどうだった?」


「はい、こちらの世界の住人が沢山いました。ケインさんとノエルさんが代表の方と話合いをしまして、こちらの配下に入りたいとの事でした」


ん?


配下に入る?


貿易をするとかそう言う話じゃなくて?


「えっと……配下って俺達の?」


「その通りですが?」


ロイは不思議そうに俺を見る。

ってなんで不思議そうなの?


その発言は『当たり前じゃないからな!!』

と、どこかで聞いた事があるセリフが出そうになる。


「ロイさんよろしいですか?」


マーチが間に入ってくる。


「配下になるとは、街の住民全てがリブ様に従うと言うことかしら?」


マーチもいまいち状況が把握出来ていないらしい。


「はい!!それで今ケインさん達が向こうで待っていますので、リブ様を連れて来て欲しいとの事でした」


えっと……

街の住民全てを配下にするってどれだけの人がいるの?


そんな人数を養うだけの甲斐性は俺にはないけど?


「それで?ケインは俺だけを連れて来いって言ってたの?」


「はい、他のみなさんは城の安全な場所にいて欲しいとの事でした」


俺以外は城の安全な場所にいてくれって?


やはり、いまいち意味がわからない。


「ふふふ、リブ様、私はわかりましたわ」


マーチはケインの意図を理解したようだ。


なんか俺、馬鹿にされてない?


「ほ……ほう、では聞きましょうマーチさん。ケインは一体何をしようと?」


未だに理解出来ていない俺に説明してください。


「転移……ですわね?」


マーチは、ロイに合っているか確認する。


「はい!!ケインさんから街の近くに城を転移させて欲しいと言われました」


ケイン……あなたは伝言係の人選を間違えましたね……


「ロイ……今度から要点はわかり易く手短に説明してくれ……」


移動速度だけ考えればロイが適任なのだが、説明が下手だった。


「わかりました!!」


まぁ……今後の課題という事にしておこう。


「えっと……ロイの話を要約すると……話合いの結果、街の住民が全員俺の配下になるから、俺が街まで行って城を転移させて欲しいって事でいいのかな?」


「そう言う事です」


「そうですわね」


ロイとマーチが頷いている。


「じゃあ、街まで行ってくるから、マーチ達は城の安全な場所で待機しておいて」


俺はそう言い残すと、ロイと一緒に街まで向かうのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ