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城から始まる異世界物語  作者: 紅蓮
異世界生活編
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19話 パーティー戦後はパーティーです

全員で大広間に戻り食事を食べながら、今日は初めてボスを狩ったという事でパーティーだ。


そして食事が始まると、話題はコボルト戦とケンタウルス戦の反省会に発展する。


戦い方について、各々思う所があるようだが……

俺は、みんな無事に帰って来れたのだからそれだけでいい。

と、そう思ったのだった。


「それで、リブ様にお聞きしたいのですが」


ケインが俺に何か聞きたい事があるらしい。


「ケイン?何かな?」


「ケンタウルス戦での事なのですが、倒す直前の判断はどういった経緯があったのでしょうか?もちろん、リブ様を信頼していますから、咄嗟の指示には従いましたが」


「あれは僕も聞きたかったんだよね。あんなに上手く倒せると思わなかったから」


「私もです」


ケインに続き、ギートとロイも聞きたがっている。


「ああ〜あれね?ケンタウルスの行動を見ていて、なんとなくそう思って実行しただけなんだけど」


俺は、そう前置きをすると


「ケンタウルスってさ、後ろや上には動くけど、コボルトと違って横の移動がないな?って思ったんだ。それで、マーチに確認をしたんだけど、ミーシャやノエルも賛同してくれたから、後衛が攻撃しやすい方向に誘導して行けば、後はギートがとどめをさせたらいいな?くらいの感じだったんだよね」


「あの時は、この忙しい時に何を言ってるのかしら?って思いましたけどね」


マーチに、相談するにしてもタイミングを考えて欲しいわ。

と小言を言われてしまったが、成功したのだからオールokなのだ。


「なるほどです。馬の下半身だから急な横移動が苦手だったという事ですね」


ケインは何やら考えながら、うんうんと頷いていた。


「まぁ、あの状況でギートが気がついてくれたから良かったんだけどね」


「ケインさんから離れて後ろに下がった瞬間、矢の通り道が出来てましたから……後、ノエルさんが僕にブレッシングをかけてくれた時に気がつきました。だから後は、みんなを信じて準備していただけです」


と、俺の言葉にギートが反応すると


「初めてのパーティー戦は成功って事ですね。でも……狩りって癖になりそう……」


と、ミーシャが恍惚な笑みを浮かべているのだが、とりあえず放置しておこう……


そんな感じで賑やかに食事を終えると、風呂に入って就寝するのだった。


翌朝、ケイン達は街に向かって出発して行った。

俺はそれを見送ると、都市シールドを展開する。


そして今、俺は鍛冶場にいた。


昨夜の方針通り、他のメンバーの武器と防具を製造するためだ。

マーチは参謀本部、ミーシャは研究所でそれぞれ仕事をしている。


「さて、何が作れるかな?」


武器の製造から始めようとスキルを発動させる。

基本武器の杖はスタッフとワンド、弓はボウとハンターボウが作れる。


専用武器はアコライト用のスマッシャーとメイス、アーチャー用はコンポジットボウが作れるようだ。


ここは専用武器を作ろう。

と思ったのだが……素材が足りない……


仕方なく基本武器を作ってエンチャントで底上げする事にした。


まずは、スタッフとワンドから。

両方とも木材さえあれば作れるのだが、せっかくなので、全部デザインを変えてみよう。


武器製造スキルを使い、サクサクと木材を加工していく。


スタッフはアコライトの2人が持つ物なので、先端を十字型にしてその真ん中に魔法石を埋め込む。色は白にしよう。


ワンドはマーチが持つので、魔法使い風に杖の先端を丸くして、スタッフ同様真ん中に魔法石を埋め込み色も魔法使い風にそのまま木の色にしておいた。


大きさは3個とも背丈より少し大きめのサイズだ。


ハンターボウは木材と麻の糸で作る。

麻は森に自生していたので取れるだけ取っておいたのだ。


木材をしなる様に削り、折れない程度に強度を持たせる。


綺麗な三日月型ではなく中央を少し凹ませて山が2つある感じの型にして、麻の糸を両端に括れば完成である。


「リブ様、お昼ご飯の時間です」


作業に没頭していると、大広間から俺を呼ぶ声が聞こえてきた。

大広間に行くと、ミーシャとマーチが座っていた。


「手伝わなくてごめん、作業に没頭してた」


「それで?私達の武器は出来たのかしら?」


俺が席に座るとマーチが聞いてきた。


「専用武器を作ろうと思ったんだけど、材料が足りなくてね。とりあえず基本武器にエンチャントしようかと」


「あら、それは残念です」


ミーシャも残念そうにしていた。


「まぁ私達は直接攻撃をするわけじゃないから、専用武器じゃなくても大丈夫なのですけどね」


マーチがフォローしてくれた。


「確かにそうね」


ミーシャも納得してくれた。


食事をとりながら、どの属性をエンチャントするかとか、防具はどうしたい等の要望を聞いて片付けを手伝う。

食事の片付けが終わると、また各自部屋に戻っていく。


「さて、防具を作るか」


先程聞いた要望通り、マーチは緑を基調としたマントと帽子とシューズを、ミーシャは薄い紫を基調としたマントと帽子とブーツを作る。


ノエルの分はマーチとミーシャと話合った結果、白を基調とした装備にした。


最後に、ギートの鎧を作った所で夜になる。


「晩ご飯の支度は手伝わないとな」


みんなは俺が盟主だから座っているだけでいいと言って手伝わせてくれないのだが、俺以外全員働いているのに落ち着かないのだ。


出来た装備を魔法のバッグに仕舞うと、大広間に向かうのだった。

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