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城から始まる異世界物語  作者: 紅蓮
異世界生活編
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12話 偶然はないあるのは必然だけ…だそうです

待っているだけなのも心配しかできないので、俺は鍛冶場で製造をする事にした。


マーチとミーシャは炊事場で何かしている。

恐らく晩ご飯の支度だろう。


2人の楽しそうな声が聞こえる。


きっとロイも、この同盟に参加するだろうから、布団とベットを作って部屋に設置するのだ。

ついでに、今後のボス対策の為に、武器と防具の製造も確認しておきたい。


布団を作っている間に武器の作り方を見る。

簡単な物は鉄があれば作れそうだけど、初期装備と性能は変わりない。


それでは意味がないので、せっかく作るならもっと強い武器を作りたい。


俺が今持っている素材で作れるのは『ランス』だな。

これに、エンチャントで属性を付加すればそこそこ強い武器になるだろう。


後、必要な武器は弓と杖と斧か、そっちは素材が足りないので、明日にでも取りに行こう。


布団とベットが完成したので、ロイさんの部屋になる予定の場所に設置する。


そして、ケイン用のランスを作る。


まずは木で雄型を作って、石材とサンドの魔法で雌の鋳型を作る。

そこに炉で溶かした鉄を流し込み、冷やして固める。

固まったランスの雌型を外して鉄の塊を取り出す。


それから研磨して、柄に皮を巻いて石突を取り付けて完成である。

出来上がったランスに属性をエンチャントするのだが、それはケインと相談してからにしよう。


ついでに大盾と鎧も作り、直接攻撃耐性をエンチャントする。

そんな感じで鍛治をしていると玄関が開く音がした。


「ただいま戻りました」


ケインの声が聞こえた。


「おかえりなさい、ご苦労様でした」


俺は鍛冶場から出て、玄関に迎えに出る。


そして、そのままご飯の支度がしてある大広間までケイン達と入って行く。


「ここが皆さんの城ですか?」


ロイさんらしき人物が珍しそうにキョロキョロしていた。


「さて、ケイン達も疲れているだろうけどこのままご飯を食べながら話を聞きたい」


風呂にでも入って落ち着いてからにしようとも思ったが、まずはロイさんの事を聞きたかったし、

せっかくミーシャ達が用意してくれてあるので温かいうちにご飯を食べたい。


「承知致しました」


ケインはロイさんを俺の正面に位置する場所に座らせると、いつもの場所に座った。

ギートも座ったが、ノエルはマーチとミーシャを手伝いに炊事場に向かった。


「お待ちどう様でした」


ミーシャ達がご飯を並べてくれて、全員分が揃ったところで食事の時間である。


「今日も美味しそうです」


ギートが並べられたご飯を見ながら、まだかまだかとそわそわしている。


「さて、それでは食べながら話を聞こうか」


俺の言葉を待ってみんなで食事を始める。


「えっと……私も食べていいのでしょうか?」


ロイさんが困惑して聞いてくる。


「ええ、どうぞ」


俺の口の中がいっぱいなのを横目で見てマーチが答える。


「いただきます!!」


ロイさんは嬉しそうにご飯を頬張る。

すると次の瞬間、泣き出した。


「え?どうしたの?」


それを見て驚いた俺は思わず声を上げる。


「すみません、3日振りの食事で…… 後、こんなに沢山の日本人に会えた事に感動してしまって……」


感極まって泣いてしまったようだ。

まぁ、安心したのも大きい要因だろう。


「うん、心細かっただろうしね。落ち着いてゆっくり食べていいよ。食べ終わって風呂に入ってから詳しい話を聞く事にしよう」


俺は、ロイさんの気持ちの整理をしてから話を聞くことにしたのだが。


「え?ここにはお風呂もあるんですか?」


ロイさんは風呂がある事に驚いていた。


「ええ、リブ様が作ってくれた大浴場がありますよ?今日は男性は石風呂の日ですね」


ミーシャが笑いながらロイさんに答える。


「石風呂?という事は木のお風呂もあるのですか?」


「はい、今は日替わりですが人数が増えたら週替わりにしようと思っています」


今は両方入りたいので日替わりにしているが、

人数が増えて間違いが起こると困るので、週変わりくらいが丁度いいと思っている。


ミーシャが入り口の暖簾を作ってくれたので、余程の事がない限り間違いは起こらないと思っているが、予防は必要なのだ。


「なんか……すごいですね」


と、感心しながらご飯を食べている。


ご飯も食べ終わり、全員で食事の片付けが終わった所で風呂に入る。

ロイさんは俺の作った石風呂を見て目を丸くしていたが、気持ちよさそうに入っていた。


作った甲斐がある。


そして、洗い場に見慣れないボトルが2つ並んでいた。


「もしかして、これシャンプーとリンス?」


そう、ミーシャが研究所で今日作っていたシャンプーとリンスが完成していたのだ。


「さすがはミーシャさんですね」


ケインも感心しながら3日振りの洗髪をしていた。


風呂から出たらコーヒー牛乳が飲みたくなるのは日本人だからだろうか?

そんな事を思いながら大広間に向かう。


女性陣はまだ出て来ていないのでケインとコーヒー牛乳が作れるかな?

などと他愛もない会話をしていると


「リブさん、もしよろしければ私もこの同盟に入れていただけないでしょうか?」


ロイさんがお願いして来た。


「多分そういう流れになると思って、部屋も用意してありますよ」


俺は、待っている間に作った布団とベットがある部屋に案内する。


「今日からここを使ってください」


布団とベットを見て、また泣きそうな顔をしている。


まぁ、どこかわからない場所に1人で3日も過ごせば仕方ないか。

俺はそう思ってロイを置いたまま大広間に戻る。


俺が戻ると女性陣も風呂から上がり乳液や化粧水を付けていた。


「明日にはパックでもしてそうだね」


その光景を見ながら俺がそう言うと


「あら?リブ様、明日ではなくて今日ですよ?」


と言いながらミーシャがアイテムバッグから白いお面のようなものを取り出した


うんさすがはミーシャだ。抜かりがなかった。

そしてロイが大広間に戻ってきた。


席に座ると、女性陣が全員顔が真っ白と言う異様な光景に思わず笑ってしまう。


「さて、寝る前だけど大事な話だけしておこう」


俺が会議の開始を告げると


「私はロイと言います。人間の剣士です。先程リブ様にお願いをしてこちらの同盟に参加させていただく事になりました。皆さんこれからよろしくお願いします」


とロイが元気に挨拶をした。


「おお!!」


来たこれ!!早速探していた剣士だ!!

俺の歓喜に同調するように他の全員が喜んでいる。


「そこまで喜んでいただけるのですか?」


ロイは困惑している。


「ああ、ごめんごめん剣士を探していたので」


俺はロイに事の次第を説明する。


「なるほどです。ちょうど良かったわけですね」


とロイも納得していた。


「リブ様、お忘れかもしれませんが、そろそろロイさんに役職を与えませんと」


俺がすっかり忘れていた事をケインが思い出させてくれた


「そうだな〜ロイには警備員の役職を与える」


次の瞬間ロイの体が光り出し軍服のような服に変化する。


そしてお決まりの地震タイム。

ゴゴゴゴっと揺れ始めるとロイは何事?と驚いている。


当然俺たちは無反応で揺れが収まると外に行くために立ち上がる。

それにロイも付いてくる。


「あの高い塔みたいな建物だな」


内壁の外れの方に見慣れない建物が見えた。


「今日はもう遅いから明日の朝一番で中を確認しに行こう」


俺は、もう夜も遅いから明日にしようと促し大広間に戻る。

そして1番重要な議題を挙げるのだった。


 名前 : ロイ

種族 : 人間

職業 : 剣士(警備員)

性別 : 男

基本スキル

片手剣装備、盾装備、軽鎧装備、急所攻撃、物理攻撃上昇、近接攻撃耐性、全魔法攻撃耐性

警備員スキル

軍事偵察、監視、移動速度上昇


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