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陰キャ仲間

今日はもう、午後の授業なのにまだ眠い。その目を擦って俺は授業の準備をしていた


「はあ、今日は会えねえかなぁ。」


心の中で呟く。まだ柚乃には会えていない。そして、相変わらずだがあいつからの連絡はない


「なあ、」


「うわっ!」


こいつ、影薄すぎだろ...


今、俺に話しかけてきたのは、同じ陰キャ仲間の吉田一雄(かずお)だった。こいつは影が薄すぎていつも話しかけられるとだいたいビビる


「えーと、どした?」


「ルーズリーフ貸してくんね?」


「え、ああ、」


「ありがとう」


こいつもか...もしかしてあるあるなのか?俺は少なくとも忘れたことなんてないぞ?


吉田は気付くと俺の隣にさりげなく座っていた


「てか、そういや、お前なんで昨日の授業来なかったの?人少なくてさびっくりしたわ」


「あ、ああ、昨日の授業なあ」


「ん?」


「まあ、たまたま?気分だから」


「ほー」


会話続かねえな、びっくりするくらい。てか、話題少なすぎんだよ...!こいつ、なんで俺の横にわざわざ座ったんだよ!なんか話さないといけない空気出すなよ!


授業はいつも通り適当に終えた。それから俺はすぐに教室を出て他の教室へと移動しようとしていた─────その時だ。


「なあ、聞きたいことがあるんだけど。」


俺の肩を叩いたのは吉田だった


「え?時間大丈夫かな」


「まだ時間あるよな、聞きたいんだ」


「なんだよ」


俺たちはベンチに座ってから話を始めた


「んで?なんだっけ」


「釜崎さ、奈古ちゃん知ってる?」


は?──────


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