予想と対策
まだまだ暑い…。体調を気を付けて下さいよ〜
特に私が!
「あくまでも想像の域を出ませんが《エギザム》は
変幻自在のエネルギーです。火になったり、
水になったりと自由自在ですが、
変化するする前の状態はただのエネルギー体です。
我々がmeと呼んでいる状態ですね。
実はもう1段階ありまして、不活性状態のmeです。」
meは、どの空間にも存在するエネルギーで
それを集めて特殊な状態に晒すと
活性化し、エネルギー体として使用可能になる。
アルトの言う不活性状態とは、この自然に存在し
エネルギー体として活性化して居ない状態の事だ。
「この不活性状態のmeこそが原因ではないかと
考えています。」
「なるほど、中和したmeは消滅した訳じゃない。
不活性状態に戻ったと?」
「さすが艦長。おっしゃるとおりかと。そして
その不活性meの濃度が異常に高いのが
《エギザム》と《月花》の間になります。
数日間中和作業をしていますからね。」
なるほど、さすがアルトだな。確かにその通りだ。
しかしそれだと更に疑問がうまれるが…。
「作業開始から現状まで、状況の変化は
このくらいしかありません。原因はこれしか
考えられません。」
俺はアルトの推測の裏を取るために操舵士官に
指示をだした。
「操舵士、本艦をB地点に移動させよ!」
アルトの推測が正しければ場所を変えてしまえば
良いはずだ。
「了解しました!エンジン点火、全速後退」
「移動しても尚、触手が追って来れば別の可能性。
追って来なければアルト君の推測が正しい。」
一同は真剣にモニターを見つめていた。
それにしても、今日も副艦長は奇麗だ!
副艦長に見とれていると誰かの冷たい目線を
感じたので俺はサッと視線をモニターに移す。
追って来ないな…。
「アルト君の推測は正しい様だね。そうすると新たな
疑問と可能性が生まれるね。」
イケメンに負けてなるものか!
「そうですね。《エギザム》の触手はなぜ不活性meが
濃度が一定以上の場所に進むのか。そして
それが解明出来れば《エギザム》進路すら
誘導可能かもしれない!って事ですね。」
やっぱ理解してるのね。顔も頭もいいって…犯罪ですね。
「活性me、不活性meの関係に関しては、今は分かりません…。
そもそも活性化させる方法は最高軍事機密です。
私の知り得ることではありません…。」
アルト君の専門は活性化したmeの分析と有効利用だ。
不活性状態は知識知っていても扱った事が無い。
実はオッサンの俺はこの軍事機密を知っている。
だがmeの専門家ではない。軍人で指揮官だ。
俺は悩んだ結果、アルト君に小さな声で
小さなヒントを伝える事にした。
「アルト君。そもそも活性化、非活性と言う言い方を
有効属性、無効属性に置き換えて考えてみてくれ。」
機密は伝えてない…。はずだ。
「有効…無効…属性…どちらも………属性!
なるほど!つまりどちらも…」
「アルト君、それ以降は機密に触れる可能性が有る。
他言無用だ。これからの事を考えよう。」
「艦長…ありがとうございます。分かりました。」
俺の知ってる秘密はそもそも活性、不活性が嘘だ。
元々、meと言うエネルギーは属性を持っている。
《エギザム》で言うとあれは主に光の属性のmeだ。
他にも色々混ざってはいるが大雑把に言うと光属性だ。
今回の作戦結果とアルトの推測からするに。
中和したmeは無属性と成るはずだ。非活性と
呼んでいるmeだか、正確には非活性化している訳では
ない。《無》と言う属性ではあるが活性である。つまり
立派なmeなのだ。
「では活性(光属性)meは非活性(無属性)meを吸収すると仮定します。そうすると我々の作戦を根底から
見直さなければなりません…。」
アースの専門化もこの辺りまでは読めなかったんだろうな。
俺の知る限りは。吸収されてるとしたらこの作戦は
効果が薄い。無属性に変えても直ぐに光属性に吸収
されてしまう。それじゃ意味がない。
光や、無の属性ってほんとにマジックエネルギー(me)って
名前付けた人…上手いな…。ゲーム好きなんだろうな…。
ん?ゲーム…属性…光って事は反対の属性ぶつけたら
相殺もしくは消滅しないか!?
ふー。いよいよラストスパート!!
って感じですね!
ま、まだチュートリアルだったり…(笑)




