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転生@転生  作者: ナヴァール
賢者@誕生
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魔族

魔族の男が喋っているのは日本語だ。

俺は転生者だから女神によって言葉の壁を

超えた会話が可能だがこの世界の言葉が知らない言葉なのは

分かっている。だか魔族が喋ったのは完全に日本語だ。


【お前らはだれだ?】


「マチルダ、ここは俺に任せてくれ。」


マチルダは頷き、警戒しながら一歩下がった。


【俺はダイチという。貴方はここで何をしていた?】


【お前、言葉が通じるのか?お前も魔王の力を?】


【どうだろう。闇属性はもっているが…】


【そうかそうか、ならば話せて当然だな。なあ?

この鎖を外してくれないか?】


やはり闇属性は魔王の力って認識なんだな。


【それは出来ない。貴方達が何をここでやっていたか、

なぜ冒険者を避けていたのか、俺達は知る必要がある。】


【なんだ、そんな事か…決まっているだろう?魔王の

復活の為だ。我々、天照の目的は常に一つた。

魔王をこの世界に再び復活させる事だ。】


この魔族は悪びれる様子もなく、さも当たり前の様に

話している。魔王の復活なんて実際にありえるんだろうか。


【なんの為に魔王を復活させるんた?】


【何の為にだぁ?そりゃ…おめぇ…何だったかな?

とにかく!魔王復活の為だ!理由なんてどうでもいい!】


受け答えがおかしい。自分達の動きの理由が分からないなんて

ありえない。これは魅力か洗脳状態に近そうだ。


【理由が無いのに頑張ってるのか?】


【お前も闇持ちなら分かるだろ!やらなきゃいけないんだ!】


【わかったよ。他の人にも聞いてみるよ。】


【無駄だ。やめとけ。やつらはまだ完全に闇に馴れて無い。

言葉が通じないんだ。完全な魔族になるまでは動く

屍と同じだ。まあ、魔族の命令はしっかり聞くがな。】


なるほど、完全に魔族になるまでは意識があまり無いって

事か。一応話しかけてみるか。

俺は近くにいた茶色のローブを来た顔色の悪い男に

はなしかけた。


「やあ。君の名前は?」


反応が無い…一応日本語でも言ってみるか。


【やあ。名前は分かるかい?】


【ア…ア、アギ…レラ】


一応反応が有った。もう少し話しかけてみよう。


【やあ、アギレラ。君は何故ここに?】


【マ…オウ、モド…ㇲ、ヤミ…ア、アツ…メル…】


一応通じてる?しかしあまり会話にはならないな。

最初の魔族が会話に入ってきた。


【お前は何者だ?見た目は魔族?じゃないな。人間だ。

だか魔族同様にハーフに命令出来る…こいつらは

お前を魔族と判定している様だが…】


この進化中みたいな人達をハーフってよんでるのか。


【俺が聞きたいよ。俺は全ての属性を持っているんだ。

だからって訳じゃないだろうけど、原因はその辺じゃ

ないかな。】


【なん…だと…。では貴様は賢者か…。この世界を破壊した

悪の根源!賢者など死んでしまえ!くたばれ!】


俺が賢者と分かると急に怒り出した。どうゆう事か

さっぱりわからない。


【賢者が世界を破壊?どうゆう事だ?】


【うるさい!賢者などと話をする訳がなかろう!

とっととくたばれ!】


魔族の男はその後は罵詈雑言しか言わなくなった。

賢者と言うワードは魔族にはNGらしい。

ふ〜、謎が謎を増やしていくばかりだなぁ…。


「ぼ、坊ちゃま?なにやら魔族が捲し立てているようですが

大丈夫ですか?」


「問題ないよ。ただ、これ以上は会話してくれそうに

ないな。一度広間に戻ろうか。そこで説明するよ。」


「分かりました。」


魔族は俺が部屋を出るまでずっと罵詈雑言を言い続けて

いた。よほど賢者が嫌いらしい。


俺達は広間に戻りマチルダに魔族との会話の内容を

伝えた。


「なるほど、賢者が悪の根源…まあ、魔王側から見れば

そうなのでしょうね。主である魔王を倒した存在

ですからね。」


「まあ、そうなんだけどね。俺がやったわけじゃないんだ

けどなぁ…。このおとぎ話?神話?についても

調べてみないと詳細が分からないな。」


「マリナ殿にもう少し詳しく聞けば良かったですね。」


「そうだね。たしか神殿に古文書が有るっていってたね。

俺達もここを出たら神殿に向かおうか。」


「そうですね。かしこまりました。」


「あとはこの拠点をもう少し調べてみよう。何処かに

まだ賢者の遺産が有るかもしれない。奴らに

遺産を使わせる訳にはいかないからね。」


その後俺達は拠点内を隅々まで調べた。色々な資料は

見つかった。賢者の遺産的なテクノロジーは見つからなかった。因みに資料はやはり日本語で書かれていた。


ここでは2つの事が行われていた様だ。

一つは闇の魔力を集める事だ。集めた魔力は回収にくる

者に渡してまた空のタンクを受け取るらしい。

周期的には月に一度程度らしい。

前回は10日前みたいだ。何処に行くのかは不明だった。

資料はここでの作業内容が中心だった。


2つ目は魔族の製造だ。魔王を復活させる為に魔力を

集めていたのも事実の様だが、闇属性に適切の

無い者から魔族を作れないか?って実験をしようと

していたかみたいだ。これは許されない実験だ。

だからペルさんは生け捕りにされたんだろう。

ペルさんが実験体にされなくて良かった。

魔族はかなり人手不足の様だ。

別の施設の資料が有った。何度か人工魔族の製造に

成功しているようだ。彼らの言い方だとハーフってやつだ。

いずれ魔族になるだろう。

こんな実験は許されない…。この施設は探し出して

止めなければならない。この資料はギルドにしっかり

回収して貰おう。ギルドがしっかり対処してくれるだろう。

もちろん協力は惜しまない。


「坊ちゃまに翻訳して頂いた資料は私がまとめておきます。

こんな実験は許せません!しっかりとまとめておきます。」


俺達は回収班が来るまで資料の翻訳を進めた。

捕虜の回収班は3日後に到着した。予想より早かったな。


回収に続いて調査班も翌日には到着し、資料などを

渡して調査を引き継いだ。


翌日には俺達も王都に向けて出発した。




次回投稿は少し先になります。

しばしお待ち下さい。

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