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転生@転生  作者: ナヴァール
賢者@誕生
30/41

前途多難

アルフと偽名を名乗っている男。ホントの名前はギレト。

そして暗殺者だ。称号と行動からして

仲良くなって背後から刺す…

そんな感じだろうか…。


ここは人が多い、今は大丈夫だろう。問題はなぜ

俺が狙われてるかだ。基本箱入り息子の俺が

恨みを買うような事は考えにくい。

一番考えられるのは、父上が恨まれてて

その矛先が俺にってパターンか。


探りを入れても偽名まで使ってるんだ、尻尾は

出さないだろうな。どうしたものか…


「そんなお世辞まで言って…なにが目的ですか?」


「お世辞ではありませんよ。本当にそう思っての事です。

それに目的ですか…正直に申しまして

将来有望な方と今のうちにお近づきにって訳です。

ですのでそんなに警戒なさらずに。」


「なるほど…では仕事について質問してもよいですか?」


「もちろん!何なりと。」


「この質問で全てを判断します。本当に俺に近づきたいなら嘘、偽り無く答えて下さい。」


「分かりました!なんでもお答えいたしましょう。」


「貴方の今までした仕事で一番良い行いと

悪い行いを教えて下さい。再度言いますが正直に

答える事をオススメします。」


俺は迷っていた。こいつは俺を騙して殺しに来たのか

ほんとに俺の事を有望だと思い取り入ろうとしてるのか。


「そうですね〜。大した事ではないですが、モンスターに

襲われた旅の一座にこの間出会いまして。

撃退には成功したようですが怪我人が多数出ておりましたので

商品のポーションを無償で配布しました。

ケチな私にしてはなかなか身を切ったと思います。

悪い行いだと…そうですね。知らず知らずに麻薬に当たる

物を運んでしまいました。知らなかったとはいえ

違法な禁止薬物でしたので…。」


なるほど…もう少し突っ込んでみるか。


「なるほど、アルフさんは良い方のようですね。」


「いえいえ、私などしがないただの商人ですよ。」


「ではそんな善人のアルフさんにもう一つ質問です。

私が殺して欲しいと思った人を殺してくれますか?」

アルフの目つきが一瞬変わった。


「ダ、ダイチ様。と、突然何を仰るのですか。私は

商人です。人殺など…」


「だめですか…そうですか。」


「ダイチ様、滅多な事を言うもんじゃ有りませんよ?

憎い人が居たとしても殺してはいけません。

正々堂々正面から話し合えばどんな問題も

いつかは解決できますよ。交渉も商人の仕事の内です。

その商人が言うのです。間違い有りません。」


「アルフさんは本当に良い商人ですね。わざわざ答えてくれるなんて。」


「いやいや、そんな事は無いですよ。思った事を

言ったにすぎません。って事は合格ですかね?」


「そうですね。良い方の様で安心しました。」

違う意味でね…どうしたものか。


「もう一つ気になるのですが、どうして私が

将来有望と?」


「それはですね。昨日、冒険者登録をなさいましたよね?

その時に昇格試験で4種の属性を使ったとか。この国で

4種もの属性を使える人間はいません。

そして見事に一級冒険者になったとか。

将来は間違いなく騎士団長クラスに付かれるでしょうな。」


「なるほど。納得しました。」

一級になった事を知っている…よほど殺す自信が

あるんだろか。


「そうそう、私の見たところ馬車をお探しですよね?」


「一級に成れたのでダンジョンに行ってみるつもりです。」


「なるほど!一級でダンジョンって事は《奈落》ですか?」


「そのとうりです。アルフさんはダンジョンにもお詳しい。」


「いえいえ、情報も仕事のうちですから。どうでしょう?

私の馬車をお使い頂けませんか?代金は結構です。

お近づきの印って事で。」


「構わないのですか?でも無料は悪いですよ。」

そのタイミングでマチルダが帰ってきた。


「そこの商人!何か用か?」

マチルダさん?離れてて話聞いて無かった割に

商人って言っちゃってますよ?聞き耳立ててたの

ばれますよ〜?


「マチルダ、こちらは商人のアルフさん。俺達を

《奈落》まで乗せてくれるみたい。どうかな?」


「なるほど。坊ちゃまがよろしいのであれば…

私のやる事は変わりませんので。」

どの馬車に乗っても俺を守ってくれるってことね。


「じゃあアルフさん!間をとって半額でどうかな?」


「わかりました。では直ぐに馬車を回してまいります。

しばらくここでお待ち下さい。」


アルフさんはそそくさと走り去っていった。


「坊ちゃま。奴はいったい何者でしょうか。」


「マチルダは俺達の会話を何処から聞いてたの?」


「最初からです。」

マジで?マチルダさん離れててもメチャクチャ気にして

くれてたんだ。


「マチルダ…ありがとう。気にかけてくれてたんだね。」


「無論です。私はその為に居ますので。」

マチルダさんカッコイイ!サプライズさえなきゃな〜…。


「ありがとう。彼は偽名を使って僕達に近づいてきた

暗殺者だよ。」


「なんですって!?」

マチルダには以前、鑑定スキルの話したことが有る。

第六感みたいなぼやかす感じでだけどね。









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