ー閑話ー四方の神について(下)
中国の神話って、世界各地の伝承がまざってるので、難しいんですよね。
でも『木犀』って検索に入れるといきなり、危険なワードが出てくる。 危ないとか、堅気じゃない感じの代に検索ワードばかり。それでも『木犀 神獣 中国』で調べると、『呉剛伐桂』という神話にあたる。ここにおける桂とは金木犀の一緒だそうです。『呉剛伐桂』で検索すると神話が出てきます。
天帝から金木犀木を永遠に切らされる男の話です。どれだけ切っても治ってしまう木を切る話です。なにか賽の河原の石積や、プロメテウスの人間に火をあたえた罰のような、永遠の苦しみのような話です。
同時に五龍の兄弟の話も見つけました。『鬼谷子 本経陰符』という本が出展のようですが、確か中国の書だった気がします。その五人はそれぞれ、火水木金土に対応しているようで、長男が木仙、次男が火仙、三男が金仙、四男が水仙、五男が土仙となり仙は仙人でしょうか?しかし、最近の中国では、土を中央に置き、やたらと金にこだわりますが、長男が木というのは面白いです。
これは北欧神話を調べていて、あった言葉なのですが元々の神のいるところに、別の民族がはいり、信仰する神が変わると、元の神は。悪神もしくは妖怪変化の類になるそうです。日本もその気がある気がしますが、最もわかりやすいのは『ゾロアスター教』でしょう。あれは『ヒンドゥー教』と対をなし、ヒンドゥーの神を悪神に見立てたものが多いのです。正義の対義語は別の正義と聞いたことがありますが、その通りなのでしょうね。
どうも中国の神話も、日本の神話に似ていますね、多分原点はそこなのでしょう。でも同時に西洋のギリシャや北欧 の神話も入っているようですね。インドは仏教の関係でしょうか。すると『句ぼう(草冠かんむりに亡)』で『こうぼう』と読むのだそうです。木を表す、春の神で中国神話の仏儀(ふっぎでしたっけ?)の補佐をする神だそうで、太陽はいつも『扶桑』から昇ってくるのを管理する神なのですが、絵がまんま『ハーピー』なんですよねえ。
ところで『扶桑』ってなんでしょう?昔の軍艦にいた気はしますが。調べると、中国の東にある巨大な木のある場所?転じて日本の事らしいのですが、大きな木で日本というと、『屋久杉』でしょうか?どうも違うようです。『からしなに似た葉』ですか。
500年代に中国に行った日本人から聞き取りをした『梁書』にて『扶桑国は大漢国の東二(8700km余)、中国の東方にある。「扶桑の木」が多いことからその名がある。扶桑の葉は桐に似て、生え始めはタケノコのようで、扶桑国人は食用にする。実は梨のようで赤く、その皮を績いで布にして衣類や綿にしたり屋根を葺いたりする。文字はあり、扶桑の皮でできた紙に書く。』まず距離は、あてになりません。一里が時代によって違うからです。日本では約4kmですが、三国時代には一里が400mほどだった時代もあり、距離は気にしちゃいけません。
桐似た葉、食べられる果実、タケノコのような発芽、皮を衣類や綿、屋根を吹くのに使う。ですか、ただよくわからないですが、日本と仮定すると、不思議な記述があります。『愛媛県伊予市の森海岸に露出している郡中層には『メタセコイア等』の多くの化石植物が含まれているが、この化石植物群は古くから扶桑木と呼ばれている。これが気になりますね。
もしこれだとすると、中国が嫌いな日本が『不老不死の仙人が棲むというユートピア』となるので、中華思想に基づいて、『こうぼう』や『扶桑』を抹消したなんて言うなら、笑い話ですね。
おっと忘れていましたが、龍、朱雀、玄武、白虎に対応するのであろう神獣がいました。
『貔貅』というのだそうです。何でもかんでも食べてしまって、排泄しないため全てをため込んでしまう神獣だそうです。裏を返せば『蓄財の神』とでもいうのでしょうか?モデルは何かと言うと、パンダというのが有力なんだそうですが、
『トラやヒョウに似た体に、首と胴体は龍に似ている』龍に似てるって言われても…。ただ、角があり単角のものと双角のものがいる?パンダじゃないみたいですね。
話を戻してみましょう。東の神獣だとすると春と木ですよねえ。金木犀ってなんで当て字があるんだろうと考えると『サイ』ですか?中国にサイなんていたのかなあ?
『漢書の西域伝』に犀牛がおり、その中の独角が『天鹿』、両角のものを『辟邪』といったようです。これでしょうかね。
おそらくは大昔は、北欧神話のユグドラシルが伝わってそれが、世界の中心の木だったのでしょう。それが、時代を経て、『こうぼう』や扶桑が中華思想的に合わなくなって、『貔貅』が生まれた。それがなぜ消されたのかは知りませんが、『貔貅』は、像としてみることができるようです。『関帝廟』ってチャイナタウンにありますが、あそこに関羽の横にいるらしいです。蓄財の神かあ。チャイナタウンらしいですねえ。
追記 ふとあることに気づきました。思いっきり中国の仕掛けたミスリードにはまってしまっていました。『黄河だから土は黄色?』『世界の中心に中国があるから中華思想?』思いっきり策にはまってしまっていた。
そうなんだよね。彼らのやり方は、本当に触れられたくない場合は逆にミスリードをするんだった。思いっきり失敗です。すいません。
まさか、最後の聖獣がそんなところにいたとは、中国の方々、ナイスな落ちです。




