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歴史における通説と私見  作者: 鹿島三塁手
鎌倉末期から南北朝、なんでこんなにややこしい
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私見 足利将軍家とは?

久々に私見においての、壮大な仮想をしてみました。

あと、この仮想はフィクションであり、現実の人物とは何の関わりないことにしておいてください。

 最近、やっと南北朝時代の不自然さの理由がわかってきた。それは北朝側の主である|足利尊氏(あしかがたかうじ)をはじめとする登場人物の不自然さにあるからということなのだ。

他にも、新田義貞(にったよしさだ)楠木正成(くすのきまさしげ)などの登場人物にその人の、日常が感じられないからだと思う。

 これらの時代の話は、南朝側の北畠親房(きたばたけちかふさ)の描いたとされる「神皇(じんのう)正統記(しょうとうき)小島法師という人物が作者とされる「太平記」などがあるが、それも明らかに視点が偏っており、正しいものとは言えない。


 まずなぜ足利将軍家は初代将軍尊氏の名前から通字をとらずに二代目将軍義詮(よしあきら)の「義」が通じになっているか?という問題がある。

 私の子供のころ足利尊氏とされていた肖像画はその家宰(かさい)高師直(こうのもろなお)のものとされ、源頼朝とされた肖像画が尊氏の弟足利直義(あしかがただよし)とされ、平清盛(たいらのきよもり)の子重盛(しげもり)の肖像とされたものが、足利尊氏のものとされているようだ。


 なぜこのようなことが起きているか?自分なりに考えてみる。「古事記」「日本書紀」は歴史で習ったものだが、その資料的価値は戦後一気に落ちたようだ。最近では「偽書(ぎしょ)(にせもの)」ではないかという人も多い。なぜなら古代の人物の年齢が200歳とかありえない数字だからだ。

 これは何かの日付に合わせるための行為なのだが、ではなぜ、間に「架空の人物」を挟まなかったのかという問題がある。この書が書かれたときに著者の意に反して書かされる場合、著者は何か暗号的なものを残したのではないか?そして、その空いた現代まで記録はどうしたのだろう?そのあたりは最早妄想の類になってしまうので、今回はやめておく。


 足利家と、新田家系図を見る限り、新田の方が頼朝に近い。新田の方が兄、足利の方が弟を祖として分かれているからだ。

 記録では、新田が鎌倉に従わなかったから、冷遇され、足利が逆に厚遇された。と私も書いた。

しかし考えてみると、源氏の嫡流とされる源頼朝の血筋が絶えた時点で、新田が嫡流だとすると、新田は北条に頭を下げるのを良しとしなかったとも考えられる。

 また足利は尊氏の数代前から北条氏の系列の妻をもらっている。尊氏には兄がいたが、早世したらしい、だがその兄にも鎌倉北条系の妻が来ている。足利は北条に取り込まれた一門ともいえる。

 そして鎌倉幕府最後の執権が尊氏の妻の兄、赤橋守時(あかはしもりとき)、尊氏の子が義詮となっているが、これは北条と足利の血を引く子となる。だが、尊氏の名前からの通字はない。ちょっと飛躍した説を唱えるなら、南朝の尊氏追討(ついとう)の前後に彼がなくなって、一時的に弟、直義が総大将を務めることも可能である。なぜなら尊氏と、同母弟(どうぼてい)とされているからだ。義詮が成人するまでのつなぎとしての就任なら足利将軍家が義を通字としたりゆうにはなる。

 しかしこれだと高師直が直義を殺害したことに正統性がない。そして「高家(こうけ)」はなぜか、江戸時代にまた有名になる。

 「仮名手本(かなでほん)忠臣蔵(ちゅうしんぐら)」これの悪役は高師直で、実際の吉良上野介は「高家」と呼ばれていた。そして切腹する側は塩谷判官(えんやはんがん)は下野の武将(足利家の配下)とされている。そう考えると、実際の上野にた新田氏、下野にいた足利氏に対応させると、大きな矛盾が生まれる。高家が新田の家臣で、あり、足利が断絶する話になる。

 ちなみに徳川家は「新田家」の庶流(しょりゅう)世良田(せらだ)氏」の末裔となっている。空想とは恐ろしい。しかし歴史は勝ったものに塗り替えられる。どこまでが嘘で、どこまでが真実かはわからない。


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