表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/59

6話 吏架との邂逅

「失礼しまーす」


..........なんか変なの来た。グラサンでマスクで帽子深くかぶってる変人が来た。とりあえずカマかけてみよう。


「はい、却下ー。君ここ出禁ねー」

「なんでですかっ!?なんで私初っ端から出禁食らってんですかっ!?私はここの生徒ですよ!」


おっ、やっぱここの生徒らしい。んじゃ次。


「いやぁ信じられないなぁ~」

「この制服見てわかんないんですか!私は瀬丹高校の1年3組、宮部吏架みやべりかですよっ!これで信じて頂けましたか!」

「それじゃ正体分かったところでその変装取ろうか、アホの子さん」

「っ!!.......不覚をとってしまいました。後私はアホの子ではありません!」


そう言って変装アホの子、宮部吏架は変装を解いた。


この宮部吏架は、黒髪ストレートのいわゆる大和撫子な女子だった。しかし全く興味がないので話を進めることにした。


「さて、宮部吏架さん、残念だけど相談受付時間は終了しました。又のご利用をお待ちしております」

「ちょっ、ちょっと待ってください!それだとただ私が変装アホの子だと言いに来ただけになってしまうじゃないですか!」

「そんなん知らんがな。さて明夏、帰る.........いや、やはり相談を受けよう」

「ほぇっ?まぁ、ありがたいですけど....」


だって後ろの明夏さんがなんかもう凄い紫っぽいオーラ放ってるんですもん。これは経験則により、従わざるを得ない。




「それで?一体どんな御用でしょうか?」


すぐさま営業スマイルでキメる俺。こうなった以上、真摯に向き合わなければなるまい。そう思って紅茶と茶菓子を出す。


「はい、しかし相談する前に一ついいでしょうか」

「はい、なんでしょう?」

「できれば2人だけで話したいのですが.........」


そう言って明夏を見る。


「あぁ、すいません。ほら、さっさと行って。後でハー○ンダッツ奢るから」

「ホントに!?ちゃんと約束守りなさいよ~!!」


そう言って意気揚々と出て行った。


「仲、良いんですね」

「ありがとうございます。で、話というのは?」

「......やはり敵いませんね、あの方の息子さんにも」

「そうすると両親が、俺に何かを伝えたいという事ですか?」

「はい、そうです。貴方----駿弥さんの御両親、倫哉ともや様と花純かすみ様に頼まれて、伝えたい事があり、ここに来ました」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ