プロローグ
読んでいただけたら幸いです
そこは、見たことのないような地獄の景色が広がっていた。空は黒雲に包まれ、大地は裂け、至るとこらから炎が出て、人々は血を撒き散らしながら地面をのたうち回っている。
そこで彼は、こう言った。
「またか.....」と
言ってから、彼はなぜこんなことを言っているのか分からなかった。
彼が疑問に思っていると、そこへ、1人の少女がやってきた。
彼女は、この場には全く似合わないほど、とても美しい姿をしていた。ゆっくりとこちらに歩み寄ってくる。
そして、彼の前に来て、止まった。
彼女は透き通った声で言葉を紡ぐ。
「貴方は救世主。この世界を救える唯一の存在。でも、また間違ってしまった。今度こそ、その手で世界を救ってね」
そう言うと、彼女は目を閉じた。
彼はなぜこんな少女がこんなことを言っているのか分からなかった。しかし、なぜか懐かしさを感じる。会ったはずなんてないのに_______
すると、彼はいつの間にか1振りの大きな剣を握っていた。
そして彼は、まるで呼吸をするように剣を振り上げ、彼女に振り下ろす______________
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