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僕がVRの姫プと女装にのめり込んでリアルでメス堕ちして男装女子に喰われるまで。~男がことごとく女の子になるVRなチャットという魔境~  作者: あずももも
5章 僕のおしまいとはじまり

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77話 終わる学園祭、終わる――

「コスプレ喫茶、無事終了でーす!!」


午後5時。


夕日が差し込み始めた教室内に、歓声が満ちる。


「いやー、楽しかったー!」

「またやりたいねー!」

「やろやろー!」


「女装も今日で終わりか……」

「ああ……」

「どうしよう、もうズボンなんて……」


校内放送も始まり――窓の外では校門が閉め切られ、招待客たちが帰って行く姿。


「………………………………」


「しかしあんなことが起きただなんてねぇ」

「かなり離れたガラの悪い高校の人たちだって」

「まーあの場面、来場者とかが撮ってたし報復とかないだろ」

「でも佐々木くんたちは当分気をつけないとねぇ」


「大丈夫! 俺ちんがちゃあんとエスコートするから! ね、レイちゃん!」


「………………………………」


「――お姫様だっこの、あの感覚。まだ味わってたりする?」


「うん、あの守られる感じが――って光!?」

「お、おう……ずいぶん乙女だねぇレイちゃん……や、レイきゅん……」


ふと気がついたら下を向いていたらしい僕の前に、なにやらを言っていたらしい中村。


……なんで顔、赤くしてるんだ?


「うむ」

「うむ」


「一見押せ押せなのは中村さんだけど」

「本当に押してるのは佐々木くん……」


「このクラスになったときから、実はずっと変わってない力関係……」

「ああいうじれったいの、いいよねぇ……」

「わかるー」


あ、そっか、もう学園祭終わったんだっけ。


……あんなことがあったから、最後の方はうわの空でもったいなかった気がする。


「けど、気が抜けてるときの方が……」

「びっくりするくらい自然な接客してたよな」

「羞恥心で緊張してるのも大変に良かったが」

「あれもあれでいいよね……」

「適度に愛想振りまくけど事務的なのも……」


クラスのほぼ全員。


正確には「おっほー! これが見納めよー!」「着替えもいい? いいよねぇ……?」……って喜色満面の、実はずっと写真ばかり撮ってた写真部の人たちだけがノーマルの格好で、他は全員メイドか執事。


結局、なんでこんなにも団結がすさまじいのかとかは分からなかったけども、このクラスはそれだけ仲が良かったというか相性が良かったんだろう。


女装や男装をする中でお互いにいろいろ聞いたりしてるうちにみんな、もっと仲良くなってるみたいだし。


「ふぅ……」


けど、疲れたな。


なんていうかこう……人目があるときはずっと見られることを意識してたから。


女子って大変だなぁ……男だったら格好良くなければ一瞥しかされないから人の視線なんて全然刺さらないのに、これが女子になったとたんに髪の毛からつま先まで――特に顔と胸とおしりとふとももが凝視されるし、全部の動作が見られているんだから。


「ふぅ……」

「ふぅ……」

「疲れてる姿も……」

「これが見納めなのが心苦しい限りだな……」


「おー、全員揃ってるかー?」


「あ、先生」


がらりと教室に入ってきた教師は――もはや完全に「ちょっと体格の良い女性体育教師」なジャージ姿が馴染みすぎていて、最近は男だったことすら忘れて来つつあった気がする――ぐるりと見回し。


「まずは教室片づけろー。片づけたら売上金の精算前に――」


にやり。


大人の悪い顔。


「――申請し忘れた『経費』。学校前のコンビニで……な?」





「……で、終わったのにまだ配膳させられるのか……」

「まあまあいいじゃん、学校自体は今日だけ遅めまで開いてるんだし」


教室の中はすっかり祝宴ムード――飲み食いする人はさすがにレンタルの服を脱いでいるけども、僕たちみたいにとりあえずで配って歩く人はまだまだメイドと執事だ。


「佐々木ちゃーん! こっちにウーロン茶ちょうだーい!」

「玲ちゃーん! キノコとタケノコ、玲ちゃんが好きな方を――」


「お?」

「え? やる?」

「これだからキノコは……」

「タケノコだって」


「……はいはい、両方持っていきますから……」


まだメイド継続ということで、自然メイドらしい話し方も継続。


「はい――うひゃあっ!?」


「佐々木ちゃん、いいおしりしてるねぇ」

「あ、ずるいー! 私も佐々木くんのおしり揉むー!」


「……女子って、ずるいよな」

「ああ、ずるい」

「しょせん服は服……中身の性別で扱いは決まるんだ……ケッ」


お酒も飲んでないのに――普段はおとなしいはずの女子でさえ、さらりとスカートの上からおしりを撫でてくる。


……おしりとか、男でもくすぐったいんだから。


「レイきゅんのおしり、いい形してるでしょ!」


「うん、すっごくいい形!」

「でもやっぱり男子だから、ちょっと弾力があるんだよね……」

「でもでも普通の男子より肉付きがいいから癖になりそう」


「ふぅ……」

「うむ」

「なるほど……」


……どうして僕は、女子たちに堂々とセクハラをされているんだろうか。


こういうとき、女子って遠慮が無いよね……ほら、男子だとちょっとでも調子に乗ろうもんなら囲んで叩かれるのに。


いや、まあ?


本物の女子たちに褒められるのは悪い気持ち、しないけどさ。


「ふふん、なにしろ俺ちんが守ったおしりだからね! 二重の意味で!」


「ちょっと中村さん、それセクハラー!」

「あ、でも、あのあと佐々木くんが連れてかれたらどうなったかは気になるかも」

「それはさすがに可哀想でしょ。……妄想だけに留めてあげないと」

「あのお姫様だっこ、素敵だったわー」


……そうだ、僕。


昼間、コイツに抱き上げられて守られたんだっけ――。


――――ずくん。


「………………………………っ」


「……? どうしたのレイきゅん、おなかでも痛い?」

「う、ううん、なんでもない……はず……」


……なんか、今。


………………………………。


……正常な高校生でも、不整脈とか腹痛――やけに熱かったけど――くらい、あるよな。



◆◆◆



「玲くんがこれからどうやって堕ちるのか気になる」「おもしろい」「女装ものはやっぱり最高」「男の娘が好き」「続きが読みたい」「応援したい」と思ってくださった方は、ぜひ最下部↓の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】に&まだの方はブックマーク登録で最新話の通知をオンにしていただけますと励みになります。応援コメントやフォローも嬉しいです。



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― 新着の感想 ―
おやおやおや?楽しみです! 申請し忘れた経費wwwまぁ学祭だし、ちょっとしたズルは楽しいよねww
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