第一章第五話「何かを隠している」
ピンチの三人の元に助けに来た男はえんこうの二年"鳥鳴り"「不死羅 すずめ」であった
おもち「なんか聞いた事ある名前だな誰だ?」
赤星が不思議そうに首を傾げる
わさび「この前僕が紹介したろ?僕と同じで群れを持たない男だよ」
赤星は思い出した
おもち「あぁ!そういえばそんなの聞いたな!お前助けてくれんのか!」
すずめは赤星をみて何やら楽しそうな顔をする
すずめ「そう阿毘先生に言われて君達を助けに来たよ。危なかったね僕が助けてにきて無かったら神社が壊れて先生達に叱られるとこだったよ?」
竜胆「味方て事でいいんだよな」
竜胆が冷静な口調で話す
すずめ「うん 君達は引き続きあの数の呪魔と狂乱を相手にしといて、僕はあのデカブツを相手にするから」
おもち「おいおいまてまて!あのデカさはこの前俺達が三人がかりで倒せた呪魔とほぼ変わらないくらいのデカさだぞ!それをお前一人でって...」
すずめはにっこりと笑う
すずめ「大丈夫君達が倒した呪魔はちょっと特殊だったからね僕が相手にする方のが全然弱いよ」
赤星は心配そうにーー
おもち「そうだとしてもよ...」
わさび「赤星君彼を信用していいよ。」
赤星は渋々承諾した
狂乱「もういいー?」
おもち「わりぃ待たせたな今からぶっ飛ばしてやっからちょっと待っとけや」
赤星・竜胆・花鳥の三人にが一斉に呪魔達に攻撃を仕掛ける
おもち「炎 幕」
竜胆「青 龍」
わさび「基本呪術」"呪爆"
三人の攻撃で呪魔達は一気に減ったがまだゾロゾロと湧いて出てくる
狂乱「ほらほら俺を捕まえてごらんよー」
おもち「くそが!待っとけよ!!」
その頃すずめは...
すずめ「さぁ君の相手は僕だよデカブツ君」
そう言うすずめに向かい大きな手を振りかざす呪魔
「ドォォォン」
おもち「おい!まずいんじゃないか?」
心配する赤星だがすずめは何のダメージもないかのように出てくる
すずめ「ごめんねこの程度の攻撃なら僕には効かないよ。僕の能力について教えてあげよう、僕の能力は「不死鳥」不死鳥の炎を操れたり攻撃を一定数又は攻撃力の高い攻撃以外は基本僕には効かないし飛行も出来る能力だよ」
狂乱「はは!チートかよ」
おもち「何だそのかっこいい能力!」
すずめが呪魔に向かって突撃する
すずめ「朱 雀」
すずめの手から炎が出てその炎が呪魔に襲いかかる
すずめ「悪いけどもう終わらせるね」
すずめが空高く飛びける構えをしながら呪魔に向かって攻撃をはなつ
すずめ「炎爪地鶏」
呪魔「ギィィヤァァタァ」
呪魔が消えた
おもち「おぉすげぇあいつ強いな」
赤星がすずめを見て呆然としている所に呪魔が遅いかかる
わさび「雫一輪」
呪魔はまるで雫が落ちたかのように消えていった
わさび「よそ見してる暇ないよ」
おもち「悪ぃたすかった!」
すずめが空から戦っている赤星達を見下ろす
すずめ「少し手伝ってあげようかな」
すずめ「不死の羽」
すずめから大量の燃えた羽が出てきて呪魔達にまとわりつく呪魔達は羽のせいで動けずにいる
おもち「よっしゃいまだ!」
わさび「基礎呪術」"呪爆"
竜胆「熱 線」
おもち「炎 幕」
「ドォォォォォン」
三人が一斉に攻撃したがまだ呪魔はゾロゾロと出てくる
竜胆「よしそろそろだな」
わさび「うんもう十分だ」
赤星は二人が何を言ってるのか全く分からない
おもち「何のことだ?」
わさび「撤退だ。この数の呪魔と狂乱相手に神社を壊さない程度に加減して戦うのは無理がある。かと言って僕達が逃げたら呪魔達が民間に被害を与える可能性もあるだから呪魔玉の活動限界に近づくまでの時間稼ぎをしてたんだよ」
おもち「俺はそんなの聞いてねぇぞ!後呪魔達がいなくなるってんなら今こそ狂乱を捕まえるチャンスだろ!」
わさび「まぁ君に合わなかったのは悪かったよ、後呪魔達が居なくなった後あの男が無策とは考えられない上奴の強さが全くわからない今は無理な戦闘は控え情報をえんこうに持ち帰って共有して対策する方が良いと僕は考えるよ」
すずめが空から降りてくる
すずめ「それには僕も賛成かな。てことは今からこの呪魔達を掻い潜って逃げないと行けない訳だけど、、」
竜胆「二手に分かれよう。まず俺と赤星があの呪魔達の群れがいる方そしてすずめとわさびは裏の出口に。集合はわさび昨日の公園にしよう。」
すずめとわさびはそれを聞き戸惑う
わさび「待って二手に分かれるまでは賛成だけど正面突破するのが赤星と竜胆は反対だよ。あまり言いたくは無いけど赤星はこの中で一番弱いすずめか僕を連れて行く方が得策だと思うけど?」
竜胆「わさび俺達の大将はこの中一番弱いこいつだぞ?こいつには強くなってもらわなきゃ行けないだから赤星を俺は選んだ」
すずめ「うん仲間思いの良いチームじゃないか気に入ったよどうか二人とも死なないでね」
おもち「おうよ!あとわさび!竜胆!お前ら人の事散々弱いとか言いやがって俺だって強くなって見せるから安心しろわさび」
わさび「はぁ分かったでもなんかあったらすぐに連絡するんだよ」
そう言うとわさびとすずめは裏口から逃げていった
おもち「あーあカッコつけちまったちょーこえー」
竜胆「お前なぁ」
少し呆れた様子だ
おもち「てか四人で裏口から出たらよかったじゃん!あ、でもそしたら民間に呪魔たちが、、あーもうやったるか!」
竜胆「ちゃんと付いて来いよ」
おもち「お前もなチビって逃げたりすんなよ?」
狂乱がイラついた表情でーー
狂乱「さっきからぺちゃくちゃぺちゃくちゃうるさいなぁ!」
呪魔達が一斉に赤星と竜胆の方に突撃してくる
おもち「まぁ余裕だろ」
竜胆「これくらいどうって事ないさ」
二人はお互いの手に向かいハイタッチをして呪魔達の方に走って行く。
おもち「鬼さんこーちら」
竜胆「こっちにもいるぞ」
二人は呪魔達の攻撃を避けながら進む。呪魔達の群れを通り過ぎた時
狂乱「あーあまぁ今日は楽しめたし見逃してあげるよ」
赤星が狂乱に向かって走り出す
おもち「お前には一発入れとかないとな!!」
赤星が攻撃を仕掛けようとした時竜胆が止めに入る
竜胆「赤星やめろ!逃げるぞ!今じゃ無いわさびに怒られるぞ」
おもちは手を止めて狂乱の横を走りさる
おもち「わさびに怒られるのは怖いし今日は許してやるよ!」
狂乱「またね今度はどんな遊びで会うのかな」
逃げ切れた赤星と竜胆はわさび達がいる公園に向かった
わさび「無事か本当心臓に悪い大将だな」
赤星はにっこりと笑う
おもち「まぁな!とりあえずはバッチしよ!
竜胆「逃げる途中狂乱の事殴ろうとしてたけどな」
わさびが赤星を睨みつける
おもち「おい!竜胆それは言わないて約束したろ」
すずめ「あはははは!君達面白いね。やっぱり君に会えて良かったよ赤星君」
おもち「あー呼び捨てで良いってためなんだし後よお前俺の一派に入らねぇか?」
すずめ「うんいいよ」
あっさり決まった
花鳥・竜胆「えぇぇぇぇぇ!そんなあっさり?!」
すずめ「元々面白そうだと思っていたしね自分が大将になりたいなんて事は思って無かったし面白そうな君達に興味があったんだよ」
おもち「よっしゃ新しくすずめが仲間になった事だしつかれたなー今日は帰るか」
竜胆「そうだな今日は解散で明日校長に狂乱の事を話そう」
そう言って一同は別の道を帰ろうとした時だった
わさび「あー竜胆はちょっと公園に残ってて」
竜胆「良いけど?、、」
赤星・すずめ「?」
すずめと赤星が帰った後わさびが口を開くーー
わさび「竜胆君は赤星の事どこまで知ってる?」
竜胆は不思議そうにーー
竜胆「赤星?まだ会って3日とかしかたって無いからなー何ともただ馬鹿な奴ではあるな悪い奴ではないよな何てったてうちの大将だかんな」
わさび「やっぱそーだよね」
竜胆「何だどうしたんだ?」
わさびが少し焦る
わさび「あーいやうちの大将がどんな人なのかもっと知りたかっただけだよ」
竜胆「真面目なのも良いけどほどほどにしとけよお前はうちの「脳」何だから」
そう言うと竜胆は帰ってた
わさび「そーだよなぁやっぱ知らないよなー」
わさびは一人公園でため息をつく
わさび(僕の能力「全知全能の目」では大抵の人の能力や思考のほんのちょっとそれからその人がしてきたことが分かる。最初は赤星を除いた時「あーこいつめっちゃアホな事考えてるバカっぽーい」て思ってたけどよく見たらびっくりしたよ。初めて見た思考以外があんなに真っ黒になってる人なんて思考や能力やってきた事が曖昧にもモヤがかかったりしてる人がいたりはする。そんな人は大体何かを隠していたい人だ、だが真っ黒は初めてみた能力ですらわからない赤星は5つ持ちだがその能力を隠したがっているそれに何をしてきたかすら分からないあぁきっと赤星おもちは何かを"隠している")
第一章第六話「何かを隠している」
「終」