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愛犬を愛しすぎたら、人間になって愛を伝えに来ました  作者: 鳶雫
五章 嫉妬って…事?
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(7)

リリイが何やら「わんわん」と吠えている。ひまわりが居ない今、何を言っているか分からないんだよな…。リリイは首を傾げて何かに気づいたように瑠々さんを引っ張る。なんだ?!何か気になることがあるのか?

「リリイ?!どうしたの?」

「わんわん!!」

「そっちに行きたいの?」

「わん!」

「じゃあ、歩きながら話しましょうか!」

「えぇ?!そんないいんですか?散歩の途中なのに」

「大丈夫です!リリイの行きたい方向に行ったらいいので!」

「じゃあ…いいですか?」

皆で歩いていく。何やら…僕の家の方に向かってないか?てっきり、帰っていくものだと思っていたけど。

「保護してくれてた時って、ここら辺を散歩してくれてたんですか?」

「そうですね、僕の家が近所なので」

「あら、そうなんですね!」

「て、言うか…ここです。」

リリイが止まった先は僕の家だった。もしかして…リリイが直接話してくれるのかな?でも、今リリイと一緒に居ることがバレたら、また修羅場になりそうな気がするんだけど…大丈夫だろうか。

「あの…家に入っていきますか?」

「ど、どうしましょうか?」

「とりあえず、どうぞ」

僕は玄関のドアを開けて中に招き入れる。すると、リリイは玄関で元気よく吠え続ける。ひまわりを呼んでいるかのように。リビングからひまわりがひょこっと顔を出す。リリイを見つけて笑顔になった。

「リリイ!」

「わんわん!」

「どうしたの?」

「わうわう」

「うん…そうだよ」

何やら相談を始めてしまった。内容を教えてくれないと僕らには分からない。ひまわりはリリイを手招きして二階に上がっていってしまった。

う~ん…。僕らが気まずいんですけど?いいや、玄関に居てもらうのも良くないだろうし、リビングで待っててもらおう。

「どうぞ、リビングに」

「ありがとうございます、お邪魔します…」

「あら?あんた…誘拐?!」

「だから、違うって!!」

「お邪魔します、この間はリリイを保護してくれてありがとうございました!」

「そう、リリイちゃんの飼い主さんなのね?」

「はい!」

母さんと瑠々さんはすぐに仲良くなって打ち解けた。僕は置き去りで一人で呆けている。リリイもひまわりも居ないし…ひまわりなんか居ても返事すらないし。疎外感がすごいや。

「そういえば、寄人さんはワンちゃんの言葉がわかるんですか?」

「……え?」



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