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愛犬を愛しすぎたら、人間になって愛を伝えに来ました  作者: 鳶雫
五章 嫉妬って…事?
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(6)

翌日からひまわりを見かける度に謝ろうとするが、ひまわりはのらりくらりと躱していく。昨日は僕の部屋で寝なかったし、ずっと避けられている。はぁ…困ったな。

もう、仕様がない。散歩にでも出るか。いつもならひまわりと歩く道をふらふらと歩いていく。う~ん…謝る方法が何も思いつかない。犬だった頃と立場が逆転しちゃったな…。

「う~ん…」

「わんわん!」

ん?何か聞き覚えのある声が…そんなはずはない。リリイは元の飼い主のところに帰ったはず…。頭を上げて見て見ると、飼い主とリリイが一緒に散歩をしていた。

「あ、奇遇ですね」

「リリイを助けてくれた方ですよね!」

「わぅ!」

「そう…ですね」

「もう一人の女性の方は…?」

「ちょっと喧嘩しまして…今は別行動中です」

「がるる!!」

リリイが飛び掛かってきて僕を爪で攻撃してくる。なんでなんだ!と言わんばかりだ。まぁ…僕がしくじったからなんだけど…。

「うわっ?!ごめんって…リリイ」

「ごめんなさい!!こらリリイ、やめなさい?」

「わぅぅ…」

「大丈夫ですか?お怪我はないですか?」

「大丈夫ですよ、これぐらい」

リリイは恋愛の話が好きっぽかったし、怒るのも当然か。多分僕が何かやらかしているのも見抜いたのかもしれない。リリイ…恐ろしい子。人間でも見抜けない感情の機微を見逃さなのが…特に怖い。

「良かったらお話聞きますよ?」

「え…いいんですか?」

「はい、話してみてください!」

えへん、と胸を張るクラスメイト。ただ…名前とか知らないんだよね。そもそも、どこまで話していいのやら…。喧嘩の原因もきっと意味が分からないよなぁ。

好意に甘えて、二人で河原に座る。話をする前に、自己紹介しておいた方がいいかもしれない。

「え~と…一応、麻木寄人です」

「そっか!自己紹介まだでしたね!私、安藤瑠々(あんどうるる)です!」

自己紹介が済んだところで、急に本題に入る。ひまわりと喧嘩してしまった事、謝ろうとしていても避けられてしまっている事を簡単に説明した。

「謝りたい気持ちはあるんですけど…」

「なるほど、それは難しい問題ですね」

そうですよね~。事情も分かってないから余計にややこしいかもしれない。はぁ…どうしたものかね。


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