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愛犬を愛しすぎたら、人間になって愛を伝えに来ました  作者: 鳶雫
五章 嫉妬って…事?
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犬カフェの中はごく普通の喫茶店で、様々な種類の犬が戯れていたり、寝そべっていたりしていた。見渡す限りでは、大型犬の姿は特に見当たらず、小型犬が中心になっている様子だ。

小型犬だと騒がしいイメージがあったけど、そんなこともないんだ。皆いい子で大人しくしているし…何より遊んでいる姿が可愛いな…!

「いらっしゃいませ」

「二人でお願いします」

「分かりました、お席へご案内します!」

店員に案内され席へ座る。犬は人なれしているのか、席に案内されるときに僕らの後を追いかけてくる。なんという癒し空間なのだろう。話を聞くと、ワンドリンク時間制限なし。軽食もあるみたいだった。

「お腹空いた?飲み物以外に頼もうか?」

「大丈夫」

「そ、そっか。」

ひまわりはなんだかそっけない。今日は疲れちゃったのかな?とりあえず二人分の飲み物を注文して、寄ってきた犬と遊ぶことにした。

見た感じ…ポメラニアン、チワワ、トイプードル、マルチーズかな?すごいな…こんなに種類が居るものなんだ。看板犬が一匹居ます!ぐらいかと思っていたのに。皆可愛いな~!何も持ってないのに寄ってくるし!

「ひまわりも触ったら?」

「大丈夫」

「どうしたの?」

「なんでもない!!」

なんか怒ってる…?やっぱりイヤだったかな?ひまわりは僕を半分ぐらい開けた目で見つめてくる。あぁ、不信なんだろうな。でも、ひまわりが良いって言ったんじゃないか。僕が膝の上に犬を乗せて可愛がっていると、ひまわりはそのままそっぽを向いた。

「リリイは良かったのにここは嫌なの?」

「嫌じゃないって!」

「じゃあなんで怒ってるのさ?」

「怒ってないよ!!」

「怒ってるじゃないか!」

あ…まずい。ここはカフェだ、感情的になると他の子たちを怖がらせてしまうかもしれない。ただ場所を変えようにも…どうしようもない。店員が運んできた飲み物を無言で飲む。なんでこうなったのかな…。

膝に乗せたままの犬が大きな瞳でこちらをじっと見つめてくる。ごめんね、君を怖がらせたかった訳じゃ無いんだよ。撫でてあげるとすっと目を閉じて受け入れてくれる。

「ごめんね、本当に。」

「わぅ~。」

慰めてくれているのか?ありがとうね。この後も同じ家に帰るんだよな…僕から先に謝った方がいいだろうか。

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