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短編詩集Ⅱ

温度の無い言葉

作者: 若松ユウ

お世話になっております

申し訳ございません

お疲れさまでした


信号が青に変わりました

ポイントカードはお持ちですか

駐車券をお取りください


いらっしゃいませ

どうぞ揃えてお入れください

しばらくお待ちください


電車が通過いたします

二列に並んでお待ちください

ゲートが開きます


手すりにおつかまりお乗りください

どうぞごゆっくりお買い回りください

ここにトイレがあります


十二階です

四十度に設定いたします

お湯はりが終わりました


もう一度やり直す場合はシャープを

よろしければトーンを押してください

ありがとうございました

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― 新着の感想 ―
[良い点] 確かに~!と、タイトルに納得でした。 [一言] これからどんどん増えていくのでしょうね。 機械的で、感情のない言葉たち。それに慣れてしまう私たち。
[一言] ∀・)よく読めば読むほど奥深さがわかる作品ですね。たしかによく温度のないモノが言う言葉だなって読み終えてすぐに納得しました。タイトルが妙を突いています。
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