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さて、市街地での銃撃戦。その迫力はどうだった?
「──────」
ふむ、なんでここに居るのか、って言われてもねぇ。
いつもなら疑問文に疑問文で返すな!
と、怒るところなんだが、まあいいか。
君がその情報をどこにリークするのか知っておかないといけないんだ。
「──────」
ああ、そういうことじゃない。
どこの勢力ではなく、どこの雑誌、新聞社に提供するかが問題なんだ。
「──────」
まあ、確かに自分の会社が1番なんだろうけどその後だよ。
どの勢力に渡すかで今後の事が変わるからね。
「──────」
『神政主義』の汚点?
違う違う。確かに今回は『神政主義』にとって喜ばしくない事案だろうね。
でもそれは『資本主義』にとっても同じなんだよ。
「──────」
いや、あの2人が『資本主義』出身という訳では無いよ。というか『資本主義』にとって出身は関係ないだろうね。
問題なのは彼らが持っていた銃の出処だよ。
「──────」
そう、あの2人は『資本主義』から銃などの物資を買っていたんだよ。
殺人鬼に物を売ったとあれば商人の信用というものがガタ落ちだ。
また、殺人鬼に武器を渡すような勢力が『共産主義』や『神政主義』で受け入れられる訳が無い。
だからこの情報は『共産主義』の方で流して欲しいんだよ。
「──────」
ああ、別に『資本主義』に情報を渡しても殺したりはしないよ。
前も言った通り自分の手を汚すことはしない主義なんでね。
「──────」
その通り。その通りなんだがその言い方は辞めてくれないかな?
手を汚す覚悟がないヘタレ野郎って酷いと思うなぁ。
さて、どこの勢力に情報を渡すか私はわからないけど君はここから動けないんだろ?
「──────」
まあ、そんな編集作業には詳しくないからね全て君に任すよ。
私は他に会わなければいけない人も居るしね。
「──────」
ははは、恋人なわけが無いだろう。
君と同じくマスの人間だよ。
と言ってもあちらは『資本主義』の記者さんだけどね。
「──────」
ん、心配してくれてありがとう。だけどぼったくられたりはしないよ。
君が手に入れた情報がどれだけ重いものなのか理解しながら編集しなよ。




